映画紹介ブログなんですけど、今日は映画じゃなくてドラマの紹介。

それも昼の連続ドラマ。

でもね、

もしかすると、貴方は歴史の変わる瞬間に立ち会えるかもしれないドラマです。


今日、紹介のドラマは「吾輩は主婦である」



矢名家は一家4人のどこにでもいそうな家族。

夫のたかし(及川光博)は、自分でミュージカルを演出したいと夢見る、音楽関係で働くサラリーマン。

妻のみどり(斉藤由貴)は、チョット天然で、お嬢様育ちのゴク普通の主婦。

好きな色はベージュ。

中学生の娘と、小学生の息子。

たまに夫の母が遊びにくるけど、いまだラブラブな仲のイイ夫婦。


突然たかしが仕事をやめてしまう。

マンションのローンも残ってるし、貧乏はしたくない。

思い立ったみどりは、家を売って、夫の母ちよこ(竹下景子)の家に引っ越すのだが・・・これからどうなる?矢名一家?

そして、まだ出てこない「我輩」とは?・・



昼の連ドラ、昨日の時点でマダ2回目なので、話はココまでしか進んでません。

が、

このドラマ、脚本がアノ「木更津キャッツアイ」「池袋ウェストゲイトパーク」「タイガー&ドラゴン」などで今、飛ぶ鳥を落とす勢いの宮藤官九郎デス。


去年、落語ブームまで作った彼が、今年はどんなドラマをやるのだろう?

・・・と思って期待してたら、なんと「昼の連ドラ」で登場ですよ!


でも、ミッチーを初め、初回には尾美としあき等、クドカンファミリー勢ぞろい(笑)

話の感じも、夜にやってたドラマのような感じだし・・・こんなコトのチャレンジしてるクドカンはスゴイ!

つーか、コレを放映してるTBSはスゴイ!?


一時、ドロドロした恋愛で一世風靡した昼の連続ドラマ枠。

もし、このクドカンノリが受けちゃったら、金曜の夜中のテレ朝ドラマ枠のように・・・この時間枠のドラマも変わりますよ!


つーか、私的には毎日、クドカンドラマが観れるってのは嬉しい限りです。


吾輩


【月~金 午後1時から放映中!度 ☆☆☆☆☆】


脚本 宮藤官九郎

出演 及川光博 斉藤由貴 竹下景子 川平慈英 他

時代を先取りしすぎちゃったモノってあります。


発売当初は「ナンだこりゃ?」と思ってたものも、気がつけば普通のバイクより見かける数が多いビックスクーター。

いつ観ても「ナンだこりゃ?」と思う友達の服装も、何年後かには流行ってるかもしれない。

そして、コノ映画。


公開当初は、イマイチ「ピンッ!」って子なかったモノが、今見ると、元祖ネット恋愛映画ではないのでしょうか?

今日の映画は「ハル」。


チャットルーム「映画フォーラム」

ココは映画が好きな人が集まるチャットルーム。

ハンドルネームほし(深津絵里)が、いつものようにチャットで仲間と映画の話をしていると、ハル(内野聖陽)

が現れた。


はじめまして


はじめまして>ハル(^-^)


チャットが初めてで、会話について行けないハルに、ほしはメールを送ってあげる。

そして2人のメールのやり取りが始まる。


なんとなく始まったメールのやり取り。

徐々にに仲良くなって行く2人。

初めは男とウソをついていた ほし が女性とわかっても2人のメールのやり取りは変わらなかった。


腰を傷めて大好きだったアメフトを諦め、彼女にも振られてしまったハル。


好きだった人を事故でなくし、その思い出を引きずったまま生きていく ほし 。


2人はメールのやり取りをしながら、徐々に前向きに生き初めていく・・・



今観ると、ありがち・・・って言うか、ものすごく身近にあるネット恋愛の話なんだけど、10年前の公開に時観たときはイマイチ良くわからない話でした。

森田芳光監督・・・先取りしすぎですよ!(笑)


でもとってもいい話。

顔も知らない誰かに、色んなコトを話せて思いをはせる。


物語の後半、新幹線に乗るハルと、それを線路の近くで間々っている ほし がそれぞれカメラを持ってお互いハンカチを振りあうシーンは、とても感動的です。


しかし・・・パソコン通信とかモデムとか待ち合わせの目印がフロッピーディスクとか・・・微妙に懐かしい言葉で出てきた所も観てて楽しかったです。


出演者がみんな若いいなぁ~


ハル



【コンナ恋がしてみたい度 ☆☆☆☆☆】


1996年【日】


監督 森田芳光

出演 深津絵里 内野聖陽 戸田菜穂 宮沢和史 他

夫婦ケンカしてますか~?

恋人とケンカしてますか~?


ケンカつーのはアマリいいモノではアリマセンが、しないと言いたい事が積もり積もったりします。

ケンカできて仲直りが出来るってのがベストでしょうか?


まぁ、ソレはさておき、今日の映画は史上最大の夫婦ケンカな話。

「Mr.&Mis.スミス」



スミスさんの家は仲の良い夫婦としてご近所で評判。

子供はいないが結婚して5.6年。

共働きをしながらウマク行ってる。

そう、5,6年前。

2人はナイロビで恋にオチ、結婚した。

どこにでもいそうな仲のイイ夫婦。

でも2人には秘密があった。


夫のスミス(ブラッド・ピット)は実は凄腕の殺し屋。

組織の命令で、今日も4人始末して来た。

でも、家に帰って結婚指輪をはめなおすと良き夫。


妻のスミス(アンジェリーナ・ジョリー)は実は凄腕の殺し屋。

組織の命令で、今日は大物を始末して来た。

家に帰って、料理を前にして夫の帰りを待てば良き妻。


このコトは妻には秘密。

夫のスミスは、指令が出て警察に護衛される犯人の始末を頼まれる。


このコトは夫には秘密。

妻のスミスは、指令が出て警察に護衛される犯人の始末を頼まれる。


スミス夫はジープに乗り襲撃場所へ。

一般人を装いつつ、護衛の車が近づくとバズーカを構えて狙いを付けた。

しかし、ドコからか狙い撃ちをされ襲撃は失敗。

組織から48時間以内に犯人を殺せなければ命はない・・と言われる。


スミス妻は小屋に隠れて犯人を待っていた。

トラップは万全。

後はスイッチを押すだけ。

しかし一般人だと思ってた男が突然バズーカをかまえた。

コレは危険と思い射撃。

警察に気づかれて襲撃は失敗。

組織から48時間以内に犯人を殺せなければ命はない・・と言われる。


それぞれの組織に失敗は許されない。

2人は犯人を殺せるのか?



え~一言で言っちゃえば、「ハードアクションモノ」かと思ってたら「コメディモノ」でした(笑)


・・・え?説明が足りない?

面白かったですよ!殺し屋同士の夫婦ケンカ(笑)


お互い、襲撃が失敗したコトで邪魔した人物を突き詰めていくと、実は夫(妻)だった。

ソレも対立する組織。

家の中は急に冷め、お互いが信じられなくなる・・・しかしその先にあるものは、殺し屋同士の夫婦(カップル)じゃなくても、確認して欲しい・・・つーか、確認したい事ですねぇ~

・・・と、綺麗にまとめたりしいて。


スミスさん家の夫婦ケンカ


【コンナ隣人夫婦はイヤ度 ☆☆☆☆☆】

2005年【米】

監督 ダグ・リーマン

出演 ブラッド・ピット アンジェリーナ・ジョリー ヴィンス・ヴォーン  アドム・ボロディー 他

HP http://www.mr-and-mrs-smith.com/top.html

50年前って何してましたか?

私はマダ生まれてません。

両親は・・・びみょう~に生まれているか!?


今日、紹介する映画は50年以上も昔の映画・・・なのに新鮮!

初めて観たのに、すでにDVD欲しいです。

巨匠、アルフレッド・ヒッチコック監督映画、「裏窓」



カメラマンのジェフ(ジェームス・スチュアート)は足を骨折して、もう6週間もアパートにいた。

車椅子生活。

今まで世界中をマタにかけて飛び回っていたカメラマンは暇をもてあます。

でも、実はそんなに暇をもてあましてはいなかった。


看護師のステラ(セルマ・リッター)にも、彼女のモデル、リサ(グレース・ケリー)にも「そんな趣味の悪いコトやめなさい!」と言われている楽しみがあった。


それはアパートから外を見るコト。

モット正確に言えば、自分のアパートから見える、隣のアパートの住民の生活を覗き見するコト。

動けない彼にとってソレは楽しみだった。


売れないピアニストにダイエットに夢中の女性。

実らない恋を夢見る女性。男を手玉に獲る女性。

寝たきりの奥さんと四六時中、ケンカばかりのセールスマン。

いろんな人の生活を覗くことが彼の些細な楽しみだった。


ある日、車椅子の上で寝てしまったジェフは、真夜中、雨の音で目が覚める。

すると、真夜中の大雨の中、セールスマンの夫が何度も家と外を往復するのを見かける。


次ぎの日から、セールスマンの奥さんがアパートの窓から見えなくなった。

寝たきりのはずの彼女。

夫は引っ越しの準備。

大事そうにしまう、大型の包丁。

不審に思った彼は、警察に連絡するが取り合ってもらえず、逆に「考えすぎたよ」と諭される。


気になって仕方のないジェフは、ステラとリサを説得して、隣のアパートを調べさせるが・・・

セールスマンは奥さんを殺したのか?

警察の言うとおり、6週間も部屋の閉じこもってる、ジェフが勝手に想像しているだけなのか?

真相は以外の方へと動き出す・・・



やばいっす!

面白すぎです!!

初めに書いたけど50年以上も前のの作品なんだけど、全然色あせてません。

部屋から一歩も出ないジェフの演技は素晴らしいです。


ラストはヒッチコック得意のスリラーっぽくなるも、最後にちょっと笑えたり。

あ~彼の作品を、モットみたいです。

・・・あっ!でも今、コレやっちゃたらストーカー?(笑)


裏窓


【名作は色あせない度 ☆☆☆☆☆】


1954年【米】


監督 アルフレッド・ヒッチコック

出演 ジェームス・スチュアート セルマ・リッター グレース・ケリー レイモンド・バー 他

動物園って大好きです。

デジカメやスケッチブックを持っていくと一日あっという間です。


でも、「象」って大きいだけでアンマリ好きではなかったんだけど、コノ映画観て惚れちゃいました。

「来週は象を観に動物園に行こう!!」って感じです。

今日の映画は「星になった少年」



「小山動物プロダクション」

片田舎にあるそこは、馬やロバ。チンパンジーに犬や猫・・・沢山の動物が住んでいた。

一緒に住んでいる小山一家は、動物好きなだけの耕介(高橋克美)のいい加減な経営で貧しかった。

が、母親の佐緒里(常盤貴子)のお陰でどうにか生活していた。


が、息子で中学生の哲夢(柳楽優弥)は学校で「動物臭い」といじめられる。

そんな時、哲夢ら子供達の世話を祖母の朝子(倍賞美津子)に任せっぱなしの佐緒里が「今度は象を飼おう」と言いはじめる。


そして象のミッキー、小象のランディーはやってきた。

初めて象に出会った哲夢は象の話す言葉を聴く。

象の言葉がわかる哲夢は象の虜になった。


ミッキーは言う事を聞くのに、小象のランディーは言う事を聞いてくれない。

不思議に思った哲夢は「象使い」と言う職業を知る。


「象使い」

タイの国だけにあるその職業は、象に芸を教える職業。

象は子供の頃、彼らに仕込まれる。

そして言う事を聞くようになる。

小象のランディーは、仕込まれる前に日本に来てしまい芸が出来ないのだと・・・

象の虜になった哲夢は佐緒里を説得してタイに渡る。


タイでの生活は哲夢の予想しているものとは違った。

象使い学校初の外国人。

そして今まで聞こえていた象の言葉が聞こえない。

哲夢は無事に象使いになれるのか?

そして「星になった少年」の題が意味するものとは・・・



いや~面白かった。

なんとなく気が進まなくて観てなかった作品なんだけど、「食わず嫌い」ならぬ「観ず嫌い」はやっぱダメっすね。


「誰も知らない」で賞を獲った柳楽優弥クンの演技はスゴイです。

コレも観てなんだけど観たくなりました。


そして、蒼井優を筆頭に出ている俳優人も豪華。

ちょい役の武田鉄也など見所満載ですよ♪

でも・・・一番演技が素敵だったのは・・・象ですね(笑)



星


【象使いになりたいぞ~度 ☆☆☆☆☆】


2005年【日】


監督 河毛俊作

原作 坂本百合子

出演 柳楽優弥 高橋克美 常盤貴子 倍賞美津子 蒼井優 他

HP http://www.randy-movie.com/index.html