読んで効く、日常のNLP 実践レポートと徹底考察 by 中浦ジュン

NLPマスタークラプティショナーのジュンです。
NLPを日常にどう活かすかについて、
                 語りつくします。


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原田知世さんのCD『恋愛小説2―若葉のころ』が出ました。

少女時代によく聴いていた曲、歌っていた曲を集めたといいます。
彼女とほぼ同世代の私にとっては、赤面するほどベタな選曲なのですが、歌手としてキャリアもこだわりもある彼女だから、安易にレコード会社の企画に乗ったりはしないはず。
とすれば、やはり彼女自身の選曲なのでしょう。

恋愛小説2―若葉のころ

しかし歌唱法はいたってフラット。山場がきてもクレッシェンドしないで淡々と流していきます。まるで、「この程度では感動させないわよ」とでも言いたげに。
近年の彼女がジャズに接近して確立した唱法の面目躍如です。
じっさい、CD帯のジャンル表記には<J-POP>じゃなくて<JAZZ/POP>と書いているくらい。

ところで、楽曲のカバーとは解釈(リフレーム)です。少女時代にワクワクしながら聴いた歌詞に、「そこは照れるだろう!」とか、「そこ、もう一歩踏み込んでみるか!」とか、「はい、そこ、スルーしまーす」とか、心の中でツッコミ入れながら、聞き返したり、歌ったりしたにちがいありません。それらは彼女の声の中に住み込んで、楽曲を豊かにします。
そこにきて、この完成度です。全曲さりげなく歌っていますが、何度も歌い直しながら、現在の彼女の声が「カチッ」とハマる場所を追い求めた結果の労作なのです。めくるめく、リフレームの連続です。

音楽の勉強をしたことがないので自信ないのですが、「木綿のハンカチーフ」から2箇所だけ、元曲とカバーの比較をやってみましょう(CDもってる人はぜひ聴いてみてください)。

(1)3番 「見間違うような」の後

【元】スーツ着たぼくーのー
【カ】スーウツ着たぼくのー

元曲では「スーツ」をさらっと流して「ぼくー」にアクセントがありますが、カバーでは「スーウツ」にアクセントが移動し、「ぼくー」のアクセントを担う長音記号は消えています。このアクセント移動の意図はよくわかりません。今のところ、私は「カバーバージョンの方が日本語として聞き取りやすいんではないか」という仮説を立てていますが、自分でもあまり有力な仮説とは思っていません。

(2)4番 「ぼくは」の後

【元】ぼくはーーかえれないー
【カ】ぼくはーかえれなーいー

この部分は私なりの仮説を持っています。自信あります(知世さんが同意するかどうかは別ですが)。つまり、小娘ではなくなった今の知世さんにとって、「ー」で表現される若造の詠嘆が2つ重なるのは耐え難いのでしょう。だから「ー」の1つを「な」の後ろに移動させたのです。

それから大胆なアレンジ変更もこのアルバムの特徴です。特に、

・「木綿のハンカチーフ」の、4回くりかえすギターリフのイントロ
・「異邦人」のエキゾチックなストリングスのイントロ

は、両楽曲の生命線といってもよい大事な要素ですが、このアルバムでは容赦なく切り捨てています。
その一方で、「キャンディ」や「夏に恋する女たち」のように、元曲のアレンジをほぼ踏襲した曲もあります。超メジャーな誰でも知っている曲は徹底的にアレンジを変え、ほぼほぼの曲は元アレンジを踏襲する……こういう原則でこのアルバムは作られたようです。

元曲がプロデュースされた背景を徹底的に解体し、楽譜は元の文脈から切り離された素材とみなす……これはきっとジャズの精神と通底するのでしょう。

さて。CDの話題はここまでとします。
知世さん、『婦人公論』の6月14日号(発売中)でCD発売のインタビューに答えています。
要約はやめて小見出しだけ並べてみます。
「心にゆとりが生まれて」「生きることが楽になってきました」「小さなことに悩むのをやめたら」
ほら、読んでみたくなったでしょ。

さらにさらに、この号には瀬戸内寂聴先生と小保方晴子さん(ほんとは「博士」と書きたい)の対談も載っています。お買い得です!

下の写真は、CD『恋愛小説2―若葉のころ』の外装フィルムに貼られていたキャッチです。ステキなので、捨てるのが惜しく、ここに載っけておきます。

恋愛小説2―若葉のころ 原田知世


恋愛小説2~若葉のころ/原田知世
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婦人公論 2016年 6/14 号 [雑誌]/著者不明
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鄭義信 作/演出 南果歩主演『パーマ屋スミレ 』を5月21日に観た。

泣いた。初演の時ももちろん泣いたのだけど、今回は初演の三倍くらい泣いた。

なぜ俺はこんなに泣くんだろうと考えたが結論が出なかった。

初演との大きな違いは、南果歩さんとのダブル主演だった松重豊さんが千葉哲也さんに交代したことだ。もちろん千葉さんをみていると貫禄の演技に魅了されてしまうけれど、初演の松重さんにくらべると、ご本人はおそらく意識的に一歩引いているようだ。それで今回の『パーマ屋スミレ』再演は、ダブル主演というよりも南さんの単独主演という印象が強くなった。
新国立劇場_パーマ屋スミレ
通常、鄭さんの演出はさまざまな要素を含みながらも、最終的にはロジカルで手堅い。しかし、初演時の徹底ぶりからすると、今回は結構ゆるいところや、流すところがあった気がする。もしそれが本当なら、それは、鄭さんだけではなく、今回のカンパニーが共有するロジックや時間の流れが、初演時とは根底から異なっているということではないのか? ではどのように?

俺の仮説はこうである。それは女優・南果歩さんの大爆発(絶好調)なのだ。初演をはるかに上回るパッションと疾走感。それで、鄭さん以下今回のカンパニーは、この人の流れに乗る方に賭けたのではないだろうか?(鄭さんに確認したわけでもなんでもなく、俺の妄想にすぎないのだけれど)

そしてその賭けは成功した。休憩を挟んで約3時間、疾走感が絶えることはなかった(俺は一度も時計を見なかった)し、結末では涙が絶えることはなかった。そして、カーテンコールのとき、俺は生まれて初めてのスタンディングオベーションをしてしまった。

この『パーマ屋スミレ』は、演劇賞を総ナメにした『焼肉ドラゴン』とともに、鄭義信作品の双璧といえるだろうし、今回の再演でいっそうその地位を確実にした。

そしておそらく、本作は女優・南果歩さんの代表作としても語り継がれることだろう。

【追記1】
入場料はS席の設定がなくてA席が5,400円 。このキャストでこの料金は嬉しいですね。

【追記2】
俳優+ナレーション役の酒向芳さんのことを書くのを忘れていた。実を言うと、泣かせるセリフはほとんど酒向さんのナレーションなのである。この方のナレーションなくして『パーマ屋スミレ』を語ることはできない。

【追記3】
昨年11月29日のブログで俺様キャラは封印すると宣言しましたが、どうも劇評はこれでないと調子が出ないのです。ご寛恕を。

【追記4】
初演時の劇評はこちら
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NLPマスタープラクティショナーのジュンです。

今日は大嶋信頼先生の最新作のご紹介です。
大島先生はNLPが専門というわけではありませんがエリクソニアンであり、NLPを学ぶわたしたちにも貴重な洞察を届けてくれます。

そこで今回ご紹介する本のタイトルです。――『それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?』
はい、そうみたいです(これはわたしのつぶやき)。

それ、あなたのトラウマちゃんの

人はトラウマの恐怖を回避するために「怒り」や「不安」を生み出します。だから「怒り」や「不安」はダミーなのです。
生体には本来「恒常性」が備わっていて、心身の不調は時間がくれば消えます。なのになぜ「恐怖」は消えないのか? それはトラウマの根底にある「恐怖」に浸ることをせず、回避を繰り返しているからです。しかも回避すればするほど「恐怖」は増殖します。こうしてトラウマの人の脳はつねに「過覚醒」の状態にあって苦しんでいます。さらに、「恐怖」を回避するために自分の感覚から「解離」し、その結果、他者の目から自分を批判的に見てダメ出しをすることになるので、いっそうボロボロになっています。

大嶋先生は、これらの人への処方箋として、きわめてシンプルな習慣を提唱します。それは、根底の恐怖に浸ることであり、簡単なフレーズを唱えることで実行できます。根底の恐怖に浸ることで、恒常性を正常に作動させるのです。

大嶋先生の本は分厚い。それは、一冊まるごと催眠誘導のスクリプトになっていて、読むだけで暗示が入るように工夫されているからです。
それからもうひとつ。先生の提唱する療法を実行する人は、その過程でさまざまな壁にぶつかり、つまづきます。そういうときにその人が諦めて元のトラウマ的生活に戻ってしまわないように、予想される壁については先回りして対処法を提示しているのです。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも? あなただけの簡単な言葉を唱えるだけで、”いまここ”で.../青山ライフ出版
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NLPマスタープラクティショナーのジュンです。
『信じるチカラの、信じられない健康効果』の私的解釈 3回め、最終回です。
はじめての方は、凡例 をご覧ください。


第5章

(176ページ 1行)私たちの誰でも、特定の物事に関して、二つの心を持っているかのようにふるまった経験があります。…

(177ページ 2行)イン・コングルイティは、インプリント経験、重要な他者のモデリング、クライテリア(基準)の階層における葛藤、そして人生の転換と移行に起因している可能性があります。

(177ページ 6行)前章のビルの事例で見たように、インプリントは内部の葛藤を引き起こすことができますし、実際に引き起こします。成功裏に個人史の一部をインプリントした後でも、未来へ向けて今「新しいあなた」を特徴づけるビリーフがどんなものであるかという点では、まだ調和に達していないかもしれません。リ・インプリンティングした後では、あなたの問題は、直接過去とは関係なくなりますが、現在と未来には大いに関係があります。

(178ページ)モデリング

たぶん、生涯のある時点で、あなたはあるビリーフ(「あなたは常に他の人たちを第一にしなくてはなりません」)を持っている人に育てられ、そのビリーフをお手本に(モデリング)しました。その後、あなたは別のビリーフ(「私の必要が最優先です」のような)を持っている別の人によって育てられることになり、あなたはその人のこともお手本に(モデリング)しました。しかし、あなたがモデリングして、あなた自身の一部となった複数のビリーフが、互いに相容れません。

あなたがこれら正反対のビリーフをモデリングしたのだとすると、あなた自身に気を配るときに非難されると感じたり、他の人たちを優先したときに非難されると感じるかもしれません。いずれにしても、あなたは決して正しいということにならず、ダブル・バインドに陥ります。

あなたは相容れないビリーフをもっている複数の家族メンバーを、代る代るお手本に(モデリング)したかもしれません。パパがタバコを吸っているとき、ママが「タバコは良くないわ」と思ったかもしれません。もしあなたが強力な葛藤を身につけたのだとすると、大人になってタバコを吸うときに、心の中で、何度も何度も両親の葛藤をリプレイするかもしれません。あなたは、あなたが出会いお手本に(モデリング)した別の重要な他者たちから、物事についてどう考えるかについての別のクライテリア、価値、ストラテジーを取り入れます。

beliefs


(179ページ 4行)…。結局家を買いますが、次には未来について心配することになります。ビリーフの葛藤、ビリーフ・システム、あるいは互いに分離体験(デソシエイト)されたアイデンティティーの部分とは異なり、クライテリアは階層として取り決められます。…

(180ページ 7行)…。しかし私は今、私のためだけに、物事をする時間が必要です。…

(180ページ 9行)…それから彼女は考えを変えて、「たぶん、私自身に必要なことのすべてについて考えるとき、私はあまりにも利己的なのです」と言いました。…

(181ページ 11行)…。葛藤はとても差し迫って、広がっていたので、母は、自分自身を死んでいるものと考えるときに心が落ち着くように思われた程でした。

(183ページ 2行)葛藤しているビリーフを持っている誰かにワークしているとき、しばしば、体の姿勢の非対称を観察します。…

(183ページ 6行)興味深いことに、しばしば右手は(たいていの右利きの人にとって、その人が通常の仕方でアイ・アクセシング・キューを形成したならば、右手は左脳に関係しています)、他の人と関係する状況において、人間関係や人間性を取り扱おうとする意図を持っています。左手は(右脳機能に関連しています)我が道を行き、豊かで満たされた生活を送っている人に関連している傾向があります。この種の対立は、「他者志向」のパートと「自己志向」のパートの間の相違として定義されるかもしれません。

(183ページ 13行)あなたはまた、「刺激的」と「抑制的」の葛藤を見いだすかもしれません。…

(184ページ 9行)この種の葛藤にワークするとき、あなたはそれぞれのパート、あるいはビリーフと結び付いた異なるフィジオロジーを見いだします。…

(184ページ 11行)…。そして、左手はそのまま膝に置いたままでした。葛藤があることを知る方法の一つは、その人がアウトカムを説明しているときの様子を観察することです。…

(185ページ 2行)NLPの教育を受けた人びとが、二つの矛盾するパートを取り扱うとき、使おうと考えるプロセスは、ビジュアル・スカッシュです。二つのパートがあまりにも意見を異にするとき、典型的なビジュアル・スカッシュ(…)はうまくいかないでしょう。

(185ページ 6行)…。これの典型的な例を示したいと思います。

(185ページ 12行)…。しかし思春期に達したとき、彼はとても背が高く、筋骨たくましくなり、トム・セレックのように見えたので、彼は自分には何でもできると思いました。

(186ページ 2行)私が彼とワークして、それぞれのパートの仕分けと特定に取りかかると、彼の一つのパートは、心配に満ちていて、たくさんの退行的考えを持っていて、核戦争のことを考えてパラノイアになったことさえあったことが明らかになりました。…

(186ページ 9行)私は、完全にそれぞれのパートがどのように見え、聞こえ、移動したか、彼の手の中で想像させることによって、それぞれのパートから彼を分離体験(デソシエイト)させました。彼がパートについて説明したとき、それぞれが物質と反物質のように…

(186ページ 16行)私は、それぞれのパートに強力なビリーフが結びついているために、二つのアンカーをつぶすことができないこと、そして催眠言語を使い二枚の画像をスカッシュして統合することもできないことを理解しました。…

(186ページ 6行)それぞれのパートが完全に定義されたとき、私たちには、矛盾する共同認識を含んだ新しいビリーフを考案する必要があったことが明確になりました。…

(186ページ 13行)さもなければ、私が以前に言ったように、あなたは人の思考プロセスを崩壊させてしまうかもしれません。

(186ページ 15行)人のアイデンティティーの分離体験(デソシエイト)された部分をインテグレーション(統合)することのゴールは、新しい自己イメージを作ることです。母の葛藤の話に戻りますが、母が彼女自身の二つのパート(「母」と「ジェットセッター」)を合体させたとき、非常に面白いイメージが現れました。…

(189ページ 5行)ロバートがディーに、何が健康に関するアウトカムの達成を阻止しましたか、と尋ねたとき、彼女は、彼女の言葉によると「無力で価値がない」と感じました。同時にそれに結びつく怒りがありました。ロバートはこの感情をアンカリングし、そしてその起源を発見するために時間を戻すように指示しました。ディーは自分が幼児であったとき、親が諍いをして口論し、彼女をほったらかした一連の経験を見つけだしました。大人が日頃から慣れ親しんでいる感情をアンカリングすることで、言語習得以前の経験へとクライアントを引き戻すことができることには、いつでも驚かされます。それは通常、問題があるインプリントの発端を見いだすために、年齢退行を最も容易に、そして最も素早く達成する方法です。

(190ページ 6行)…。すでに述べたように、これらのリソースは、人のアイデンティティーの別個の「パート」あるいは局面の形をとっており、統合された形で利用できるようにはなっていません。…

(190ページ 12行)私は知りたくもあり、恐れてもいます。

(190ページ 14行)何か恐ろしいものがあるかのような危険な感覚があります。

(190ページ 15行)今もまだそこにあるそれは、何ですか? あなたが今も必要とするそれは、何ですか?

(190ページ 17行)…。でも傷つくようなことは起きないと思います。破壊という感覚があるように思います。

(191ページ 6行)ここに「ブラックホールのような感じがする」画像があります。ディーがちょっと右寄りの下方を見ていることに気付いてください。彼女の瞳孔は広がっています。そして彼女は色について述べています。彼女の目のポジションは感情を示し、それにもかかわらず色について述べています。これは共感覚です。それは、同時に複数の表象システムを経験しているときに生じます。それが多くの場合、不快な内面的経験の意味を理解することをいっそう難しくします―それは、彼女の心の中で、経験があまり整理されていないということなのです。それは断片的で、中から解読することが難しく、完全なイメージや音声は得られるようには思えないかもしれません。画像も音声も存在してはいるようですが、ただ意識下のレベルで浮遊しています。通常、人が意識のレベルで感知するのは不快な感情の方だけなのです。しかし、指摘しておかなければならないことは、共感覚は必ずしも機能不全に陥っているわけではないし、多くの場合はリソースフルであることに関係しているということです。例えば、モーツァルトは彼の独創的なストラテジーに、共感覚を使いました。しかし、あなた方がリミティング・ビリーフを取り扱っているとき、共感覚は、あなたの複数の考えが単一の曖昧模糊とした表象の中に丸められ、その中で何が起こっているかをはっきりと見ることも聞くこともできないようなものです。

(192ページ 2行)(…)あなたはどういうわけかその「ブラックホール」の中に吸い込まれてしまい、決して出て来られなくなると恐れているのですか?

(192ページ 8行)…。それでもなお、少なくとも破壊されないということを保証できないなら、私はあなたがそうするのを援助しません。どうしたらそれを探して、そして破壊されずに、それに入ることができることを保証することができますか? あなたが必要とするリソースは、別の言葉で言えば何ですか?

(192ページ 13行)私はそれが私の外側にあるように感じます…なにかリアルなものがそこにあって、私を破壊するかもしれません。

(193ページ 4行)そして私たちは、もし何かがリアルであるなら、それがリアルでないとは言いたくありません。…

(193ページ 8行)…。私がそこ(ディーから離れるようなジェスチャー)で起こっていることを知るために、それを見て、それがあることを理解するならば、私はこれからずっと、勇気を持たないでいた場合よりも安全でいられることになるのです。

(193ページ 13行)あなたに必要なリソースはすでにあるような気がします。それであなたは、勇気を持たなくてもとにかくそれに注目することができます。もしあなたが光をもっていたらどうでしょう? あなたがビジュアライゼーションするとき、持っているリソースの一部を使わなければならないとしたら、光は役に立つでしょうか?

(194ページ 5行)…? それを感じるのではなくて見てください。

(194ページ 12行)…。彼女は「私であったかもしれないパートです。私はその中に落ち、衝動的になり、正気ではなくなっていたかもしれません」と言っています。それはとてもリアルです。…

(194ページ 16行)…。私は以前、一部の人びとは、そのようなパートを避けるために、それらを彼らの内側にある精神病棟に閉じ込めようとするか、あるいはケージの中に入れたままにしようとするものだと述べました。…

(195ページ 14行)ディー いいえ、それは楽しみ、興奮、そして冒険を望んでいます。
ロバート それでは、それは楽しみ、興奮、そして冒険を望んでいるのですね。命を脅かそうとは望んでいませんし、竜巻の吸引力で破壊することも望んでいません。
ディー その通りです。
ロバート あなたは今、猫を袋から出しました(「秘密を暴露しました」の意)…

(196ページ 5行)ロバート あなたが思い出せる限り一度もないのですか?
ディー はい。
ロバート それで、このパートは、楽しみと興奮を望みます。そしてあなたは好奇心を司るこの別のパートも持っています。あなたを竜巻の中に捉えようとするのは、好奇心のパートと、楽しみ・興奮のパートのコンビなのです。違う言葉で言うと、竜巻はお互いに影響しあっている二つのものを含んでいます。竜巻はどちらか一つのパートではありません。あなたは、楽しみと興奮、そしてそのパートが意図するものすべてを持っていることができるようになり、それでいて、その中に巻き込まれず、破壊されないでいるためには、どんなリソースを必要とするでしょうか? …

(196ページ 1行)(…)私たちはまたしても、互いに分離されたプロセスを扱っているわけです。どうしたら、分析と好奇心を同時に手に入れられるでしょうか? ここに、一緒に働く方法を持っていない二つのリソースがあります。それはストラテジーでしょうか? あなた方はどのようにしたら、好奇心いっぱいであると同時に、分析的であることができるでしょうか?

(196ページ 8行)おお! あなたはそんなに好奇心が強いのですね。…

(196ページ 17行)それでは、彼女は芸術的なのですね。

(198ページ 5行)ロバート それでもかまいません。私たちはあなたが話さなくても、あなたのフィジオロジーと皮膚の色の変化によって知ることができます。私たちはまたしても経験を分離させました。分析的なパート【右手、197ページ12行】は、創造的なパート【好奇心のパート、左手、197ページ14行】の方に目を向けながら、そのパートのことをどう思っていますか?
ディー 彼女【分析的パート】は彼女【創造的パート】のことを相手にしていません。彼女は軽薄です。

(198ページ 13行)ディー はい。彼女は好奇心いっぱいで、そして絵を描いて、そして創造的であることを望み、お金をもうけることを望みません。
ロバート では、彼女はお金をもうけない、あるいはお金について気にかけないのですか?
ディー 彼女はお金について気にかけないので、結果としてお金をもうけません。
ロバート 彼女はお金から遠ざかりますか? それであなたはお金を再優先するというわけです。

(199ページ 2行)とは言っても、彼女も必要です。

(199ページ 7行)(…)このことは私に、ウッディー・アレンの本の一行を思い出させます。かれは「一方で、私たちは徹底的な破壊と宿命に向かっています。そして他方で、私たちは無と意味の欠如に直面します。神よ、願わくは私たちに正しい選択をするセンスを授けられんことを」と言っています。(…)

(199ページ 11行)…。彼女がバスルームシンクを洗っているとき、彼女は責任を持ちますが退屈です。もし彼女が別の方をするなら、彼女は創造的です。そしてそれはやり甲斐があります。でも彼女は軽薄です。こうして、私たちは「刺激的」と「抑制的」の問題【183ページ 13行】に戻ってきます。わたしたちはさらに、そこにこの別のパート(離れたところをジェスチャーで示す)【楽しみと興奮のパート】を持っています。…

(200ページ 14行)もしあなたが、この二つのパートの分離を解消させ、独創的かつ現実的なパートを持つことができたらどうなるでしょう?

(200ページ 18行)…。なぜなら、そのとき、お互いを妥協させなければならないからです。
(ディーに)私はあなたが、そのどちらかを妥協させることを望みません。実際、今のところ、いつでも互いに相手を阻止しているので、どちらも自分の仕事をうまくやることができません。あなたはどのようにしたら、両方のリソースをフルに持っているパートを持つことができるのでしょうか? それは、このパート(左手)【好奇心・創造的】と同じくらい独創的で、このパート(右手)【分析的・現実的】と同じくらい現実的なパートです。

(201ページ 14行)はい。その人はどんなことをしているのでしょう? 彼らは、どちらのパートにも妥協させることなく、それらすべてのリソースへの完全なアクセスを得るために、どのようにバランスを取り、どのように二つのものを組み合わせるのでしょうか?

(202ページ 4行)(…)この創造的なパート(左手)は、このパート(右手)が絶対に現実的ではないと考えるような、とんでもないことを絶対に思いつきます。

(203ページ 5行)ロバート (グループに)ごらんなさい。彼女は意識せずに手を動かしています。
ディー これはとてもあやふやな関係です。(笑い声)
ロバート 私がはっきりさせます。
ディー 信頼関係がすこしはありますが、それほどではありません。
ロバート それらがお互いに信頼しあうことができるには、何が必要ですか?
ディー 経験です。それらは先に進んで、そしてお互いのリソースを経験する必要があります。
ロバート まだ欠けている小片がもう一つあります。今、私たちはたくさんのアイデアを手に入れました。しかし楽しみと興奮が入る場所はどこにありますか? あなたが堅実な土台を手に入れ、統合が一旦進行し始めれば、恐れる必要はなくなります。…

(203ページ 16行)…。これは化学的メタファーにとどまらないかもしれません。…

(204ページ 3行)ロバート それは現実的なパート(右手)が言っていることです。あなたはそれに関して現実的になることが必要です。
ディー 「やったね。やったね」と言いたがっているパートが私にはあります。このパート(右手)は、そこにいるパート(離れたところへ向けたジェスチャー)のせいでとても不幸になっていて、そのパートに向かって非難の意味で指を振りたいと思っています。
ロバート おお。それで現実的なパート(右手)は、そこで、その楽しむパートを非難しています。
ディー 彼女【現実的なパート】はそのパートを諭して改心させたいと思っています。
ロバート この現実的なパート(右手)は、あなたの意図が、悪いことをしないこと、そして悪いことをすれば忠告を受けることでもありますが、しかしそれと同時にあなたの楽しみと興奮を確実にすることでもあることをわかっていますか?
ディー そうですね。それ【楽しむパート】はそのことを理解しています……
ロバート けれどもそれ【楽しむパート】は、彼女【現実的なパート】のやり方を受け入れません。
ディー むしろ、それこそ彼女【現実的なパート】が望んでいることです。
ロバート それ【楽しむパート】は、そのことが彼女【現実的なパート】の望みだとは思っていません。
ディー どっちにしろ、彼女【現実的なパート】は間違ったやり方でやるでしょう。
ロバート (グループに)今、ワークのプロセスに抑圧と葛藤の問題が加わりました。
(ディーに)その楽しむパートは、もしあなたがそのパートを仲間に加えるなら、仲間とともにあることを楽しみ、そのことに興奮を覚えることができると思っているでしょうか?
ディー ええ、まあ。けれどもこの現実的なパート(右手)はそう思いません。このパートは本当に柔軟性に欠けているので、決まった方法ですることを望みます。その方法はすでにうまく機能していないのですが。
ロバート 現実的なパートは、そのことを知っていますか?
ディー はい。
ロバート それでは現実的なパートは、楽しみを欲しがったとしても、その厳格さで身動きが取れなくなりますか? では行動を望まないという形で行動しているのですね。異なる行動をするためには、そのパートは、どんなリソースを必要としますか?
ディー それには、現実的なパートがしていない経験を必要とします。
ロバート あなたはまだ経験したことのない状況で、どのように反応しますか? これは、アイデンティティーの中核にかかわるとても重要な問題です。あなたは異なる人になろうとしています。実行する前に結果を知ることができると思いますか? あなたは「その経験をした後なら、そのことを信じます。しかしそのことを信じるまでは、その経験をするつもりはありません」と思っているのですから、それはダブル・バインドです。私はあなたに「信じるかどうかは置いておいて、ただ先に進み、実行してください」と言うつもりはありません。それはおそらく、この創造的なパート(左手)が言わんとすることです。そして現実的なパート(右手)は「ダメです。何もしてはいけません」と言うでしょう。
ディー その通りです。まさにそのとおり。
ロバート あなたはどうしたら、そうすることができますか? この創造的なパート(左手)が知っています。
ディー この創造的なパート(左手)が知っています。この冒険好きなパート(そっち=離れたところ)【楽しみと興奮のパート】が映画を上映するでしょう。
ロバート もしこれが、実行する方法と、他にも同じように有益な体験をする方法についての映画を上映し、そのパート(右手)に現実性を評価させたら、どうなるでしょうか? 創造的なパート(左手)が実行し始めると、現実的なパート(右手)がそれを止めるでしょう。そしてこの冒険好きなパート(そっち)は、もしそれを止めずに継続させたらどうなるかについての映画を上映するでしょう。 そしてこの現実的なパート(右手)はフィルムを編集して、それが確実に現実の枠内におさまるようにするでしょう。
ディー はい。それから、この創造的なパート(左手)は、そのパート(そっち)に、もっと多くの情報を与えることができます。
ロバート それはストラテジーです。
ディー はい。そして次にこのパート(そっち)が、再びフィルムを上映することができます。そしてこの現実的なパート(右手)は、承認するかもしれませんし、承認しないかもしれません。
ロバート それが承認しない場合であっても、拒絶する必要はありません……それは改良を受け付けます。「問題箇所があります。一部変更できませんか?」と言う必要があります。
ディー そうですね。ふーん。それは面白いです。この現実的なパート(右手)は、情報を得て、そして情報を与えることができます。そしてあのパート(そっち)は、すべてをうまく適合させる編集者のようです。
ロバート あなたにはそれができますか?
ディー はい。
ロバート あなたはすべてを調和させることができますか?
ディー もう調和しています。ええ…… そのパート(そっち)は、そこにまだあります。でもそのパートは大丈夫だと思います。
ロバート そのパートも中に入れて欲しいと思います。
(グループに)私たちは彼女に、すべてのパートに対して対等のアクセスを持っていることを確信して欲しいと思います。私たちはそれらが統合されることを望んでいます。
(ディーに)どうすればそれらを調和させることができるというのでしょう? その途方もなく大きなブラックホールであったこのパートが、あなたのパートになるように。そしてそれが、統合されたあなた自身のパートの一つとなり、それを使ってあなたのすべてのパートにアクセスできるように?
ディー このパート(右手)は、たぶんそこにあるそのパート【そっち。楽しみと興奮のパート】を、そのままにしておくべきだと考えています。
ロバート そうでしょうね。けれども、それはうまくいかないでしょう。あなたは今、より質の高い経験を持つことができるように何をする必要があるでしょうか? 非現実的ではなく、現実的であるために?
ディー オーケー。必要な物は今、こちらに(左手に)あります。
ロバート それでこのパート(左手)は想像的であり、かつ楽しむもの【楽しみと興奮。「そっち」にあったはず】です。本質的に、彼女は小さな一歩を進んでいます。私たちはまずこのパート(そっち)【楽しみと興奮】を、ここ(左手)【好奇心の場所】に置くつもりです。
ディー (右手が左手に向かって動いています)
ロバート この現実的なパート(右手)は、この楽しむ大胆なパート(左手)よりも少しだけ不安に思っています。このパート(左手)はまだ他にも何か必要としますか? このパートもまた、自分のアイデンティティーのことを心配しています。
ディー 私はこのパート(左手)が、何を必要とするか知っています。そして私は必要なものを入れます。
ロバート いいですね。この時点で私は、すべての意義が解決されたこと、そして、両パートが、あなたのために調和して一つの新しいパートとなり、快適に感じていることを確認して欲しいと思います。それは創造的であり、かつ面白く、現実的/分析的であるパートです。
ディー (両手が観念運動の動きをして動き続けます)両方のパートはこれ以上、意義を唱えません。そして両方のパートは、お互いに準備ができているように思われます。

(209ページ 2行)ディーが、彼女自身のこれらの局面を統合し続けているあいだに、私たちがここでした仕事を要約させてください。…

(209ページ 7行)その後、その人に各パートをそれぞれの手に乗せるようにさせ、各パートについて見たこと、聞いたこと、そして感じたことを、完全に表現するように促してください。それから、各パートにもう一方のパートを見させ、そして相手のことをよく考えるようにさせてください。…

(209ページ 12行)…。それぞれのパートの意図のレベルに到達することは、このプロセスにとって重要です。一般的に、いずれのパートも他のパートの意図には反対しないでしょう。たいていの場合、共有可能な共通の意図を見いだすまで、あなた方は両方のパートに働きかけ続けることができます。それは、その人に有意義で価値のある人生を保証するに等しい作業です。

(210ページ)最終的に、それぞれのパートに他のパートを見させて、どんなリソースが存在するかを理解させてください。この時点で、あなた方はその人に各「パート」をリソースの組と考えさせることができます。もしその人にとってこれらすべてのリソースが利用可能な状態になるなら、それらのリソースは明らかにいっそう強力になるでしょう。そのためには、自分が何を求めているかについて一貫(コングルエント)した考えを持つことがとても重要です。

私たちはさらに、両方のパートがリソースを結合する場合、両方のパートは各パートのより高い目的と、そして両方のパートに共通する成果を達成することができる一つの統合された全体として、ずっとパワフルになることを、その人に気付いて欲しいと思います。

流れに任せるのではなく意図を持ってやることによって、各パートをリソースの共有にとりかからせることができるのです。こうして私たちは、両パートから最大限の力をひきだして、共通の成果を手に入れるために働かせるのです。それでこの時点で私たちは、その人を完全な存在にするために、両パートが合わさって一体化するのを目にします。その種の感情(「完全な人間」であること)は説明することが容易ではありません。なぜなら、それは「ただ単にあなたである」というだけのことだからです。

(211ページ 10行)もしその人が、新しいパートの画像は統合されていると言葉で述べていても、体が統合されていないことに私が気付いたら、私はフィジオロジーに同調して、統合がまだ完全ではないことを理解します。もちろん、いつでも最も良いのは行動テストです。もし実際に、問題が作られた状況の中に、その人を置くことができ、その結果、新しく一致した反応を受け取るならば、何かが移行し統合が行われたことがわかります。

(211ページ 17行)「良い」混乱と「良くない」混乱には相違があります。人びとが混乱することがありますが、あるときは人びとは、ちょうど統合(インテグレーション)をすませたばかりであるために混乱しています。またあるときは人びとは崩壊(ディスインテグレーション)したために混乱しています。どちらのケースでも、考えと感情は奇妙でなじみがないように思えるでしょう。そして、彼らは何が起こっているか、理解していません。多少混乱するのは良いことです。あなたが葛藤しているパートたちを統合したちょうどそのとき、世界は文字通り変化します。物事が非常に奇妙に思われます。逆にあなたの方がパートとパートの間で引き裂かれるように思われる時もあります。そしてあなたはこうしたら良いのか、ああしたら良いのかわかりません。それはあなたを立ち往生し続けさせるような混乱です。

(212ページ 8行)女性 あなたはなぜ手の上にパートを乗せるのですか?
ロバート 私がその人に、手の上に「パート」を乗せるよう指示し、そしてそれについての話をさせる理由は、私は、ただの感情に過ぎない何かを手にとって、そしてそれに対して視覚的、そして聴覚的表象を加えたいと思うからです。私は彼らに、それがただの感情に過ぎないときよりも脳にアクセスする回数を増やして欲しいと思うのです。私はまた、非対称のジェスチャーの自然な成り行きとしても、そうします。さらに付け加えるなら、その人が、自分の手の上でパートを見て、聞いて、感じるときは、その人は「メタポジション」からパートとその意図を考えているのです。こうすると、その人は状況に巻き込まれず外側にいるので、異なる方法で考え、新しい見方を獲得するのです。

(212ページ 19行)動作がひどく片寄って非対称になる場合、そしてそれが右から左へとさまようなら、私はコングルエンシーの問題に取り組むでしょう。…

(213ページ 4行)女性 あなたは非対称について話をしました。注目すべき、あるいは使うべき他のフィジオロジーのキューはありますか?
ロバート 人が葛藤状態にいるとき、時々、彼は目を一つのアクセス位置から、もう一つの位置に動かすのに手こずるでしょう。あなたはしばしば、異なるフィジオロジーが、それぞれの目の動きと結び付いていることに気付きます。その人は一つのビリーフを述べるとき、左上を見ているかもしれません。その人は葛藤しているビリーフを述べるとき、目を右下へ移動するかもしれません。もしその人が、アイデンティティーの各局面ごとに、バラエティーに富むフィジオロジーを示すなら、あなたはその人が同様にバラエティに富む精神的プロセスを持っていることに一票を投じても良いでしょう。私が人びとにワークしているとき、私はしばしば、「何があなたの望ましいアウトカムを達成するのを阻止しますか?」と尋ねます。私はそれから、人びとがそのことについて意識的に考え始める前に表出される、即座の無意識的なフィジオロジー反応を探します(これは0.5秒ルールと呼ばれます)。私は、いかに人が立ち往生しているかについて私に正確に知らせる最初の0.5秒の非言語的キューほどには、言葉による答えに興味を持っていません。時々、人が目を一つの位置からもう一つの位置に動かすとき、目の動きの不連続性に気付きます。その人がVr(左上)からK(右下)まで目を動かし、そしてその途中でためらいや逸脱を示すとき、そのコミュニケーションでは、何かが適切に統合されていないのです。不連続な目の動きに気付いたとき、最初にすることは二つのフィジオロジーの統合に着手することです。あなたのゴールは、その人が目の四分円(クワドラント)の一つから他へ、容易に動かすことができるように援助することです。あなたは、ある心的状態に彼女をアクセスさせて、完全にそこに没入させることにより、その状態を維持している間に、彼女に、相反する四分円へと目を動かさせることができます。あなたのアウトカムは、その人が二つの四分円の間に文字通りのアクセスを構築するのを援助することです。これがその人にリソースにアクセスするための新しい経路をインストールします。そしてその人に、さらに多くのビリーフと行動に対する選択肢を与えます。

(214ページ12行)したがって、統合に近づくことができる一つの方法は、二つの極の間にスムーズな動きを引き起こすことです。そしてアイ・アクセシング・キューが、そうするための手段を与えます。

(215ページ)この滑らかな経路(視覚的、聴覚的)をインストールするのに最適なタイミングは、その人が「私は何をすべきかわかりません」と言うときです。それはインパスを示しています。そしてその二つのものを結び付けることが、しばしば信じがたい相違を作ります。

(216ページ)コンフリクト・インテグレーションモデルのまとめ

1.葛藤しているビリーフを特定してください。そして葛藤しているパートのそれぞれのフィジオロジーをキャリブレーションしてください。(非対称に特に注意してください)

2.異なった手に異なったビリーフを乗せ、それらのビリーフをすべての感覚システムで描写してください。右手にビリーフ「X」を持つあなたを見てください。左手にビリーフ「Y」を持つあなたを見てください。どんなイメージ、声、音、感情がそれぞれのパートと結びついているかを確かめてください。

3.それぞれのパートに、他のパートを見て、何が見えるかを述べるように指示してください。この段階で、異なったパートは、しばしばお互いを嫌いで、信用しないでしょう。その人が両手の間を行き来する度に、フィジオロジーがどのように変化するかを観察すると良いでしょう。

4.それぞれのパートの肯定的な意図と目的を見つけだしてください。それぞれのパートが、他のパートの肯定的な意図を認識して、そして受け入れることを確認してください。二つのパートの肯定的意図の達成を直接的に妨げているのは、それら自身の間の葛藤に他ならないのだと、指摘してください。もし必要なら、各パートにおける、もっと高いレベルの意図を認識するように心がけてください。

5.両パートが共有する共通の目的を特定してください。

6.各パートに、もう一方のパートを観察させ、相手のパートが持っていて自分に役立ちそうなリソースについて述べさせてください。両パートがいっそう完全に肯定的意図を達成することができるように、両パートに、両者合意の上で、リソースを統合することに賛成させてください。

7.もしどちらかのパートのイメージがあなたの姿を象徴していると思うなら、さしあたってこっちの方を、あなたの本体を示す形象ということにして、ワークを進めればよいでしょう。

8.新しいアイデンティティーが作られつつある時に両者は同時に動くだろうと暗示してください。両パートのリソースの統合を完全にするために、すべての感覚システムにおいて、統合後の状態についての完全な表象を作ってください。統合される前の二つのパートにそれぞれ付随していた二つのフィジオロジーが、統合され、対称性を回復する様子をキャリブレーションしてください。

9.手が一緒に動き統合が完了した後、エコロジー的問題が残っていないことを確認するために、将来の状況でテストしてください。

(おわり)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

この連載はとてもしんどいので、本の分量の半分を少し超えたこの部分で打ち切りとします。また機会があれば再会するかもしれません。

私のブログ自体はまだまだ続きますのでお付き合いいただければ幸いです。
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NLPマスタープラクティショナーのジュンです。
『信じるチカラの、信じられない健康効果』の私的解釈 2回めです。
はじめての方は、凡例 をご覧ください。


第3章

(101ページ 2行)…。ここで私たちは再び、彼女が大きなパノラマ写真をつくって、彼女が最初からそこにいるかのように、クライアントの話を聞いていることに気付きます。…

(102ページ 6行)…。あなたの中で起こった何かが感情を変化させました。

(102ページ 10行)…(ジュディーは左上を見ます)

(102ページ 14行)それで、あなたはその人(NLPプラクティショナー)を見ています…

(102ページ 16行)それでは、あなたは、第三者のポジションからのように、分離体験(デソシエイト)し、あなたが文字を書くのを見ているのですか?

(103ページ 2行)はい、なぜなら、私には生活の中の多くの場面で、そうすることができるのが見えるからです。

(104ページ 4行)…。というのは、何かにとりかかる前に自分がすることすべてについて考えなくてはならないならば、とてつもない時間と労力を費やすことになるからです。…

(104ページ 8行)…。そして、そうすることが、彼女が何をすべきか理解する方法です。…

(110ページ 12行)…。あなた方の一部が、あなた方をストップさせる重要な過去の体験の典型(インプリント)を発見しました。


信じるチカラの、信じられない健康効果



第4章

(114ページ 11行)ティムとスージーは、アンカーされた感情が、その同じ感情を経験した別のイベント「の時点に、彼を連れ戻す」と暗示しました。…

(120ページ 2行)いつでもというわけではありませんが、一般的にインプリントには、重要な他者の無意識のロール・モデルが関与しています。

(122ページ 12行)それらの特徴は、あなたが幼少期にあなた自身のパートを形成した頃に用いていた、子どもらしい信じ方やふるまい方の隙をついて差し込まれたのです。あなたがもはや子どもではないある年齢に達したとき、これらのビリーフとふるまいは明らかになります。…

(125ページ 10行)…。その「空白」あるいは分離体験(デソシエイト)された状態をアンカリングしてその時点に連れ戻し、重要な過去のインプリントを探索することができます。…

(133ページ 5行)徴候→症状

(133ページ 7行)あなたは分離体験(デソシエイト)でイメージしています。「症状がない」という発言は、あなたが持っていたくないものについての否定的な発言です。症状がないあなたは、どんなふうに見えますか?

(135ページ 7行)ビルの発言で最も重要なのは、一度もそのことを心に思い描いたことがないということです。ビルは「それがどのように見えるかわからない」と言いたいのです。…

(140ページ 1行)彼は「わかり[ません]。」(I [don't] know.)と言いました。「[わかり]ません、」(I don't [know],)とは言いませんでした。【角括弧内は原文イタリック】【非言語コミュニケーションに注意せよということの一例。いわゆるアナログ・マーキングですね】

(140ページ 8行)…。パターンを見いだす別の方法は、同じ種類の内部イベントに関して行動の一貫性を調べることです。これは、あなたが適格性条件を使用してアウトカムを得るための情報を集めている最中に、相手が「何が私を止めるのか私にはわかりません」と言うとき、答えを見つける方法です。【フィジオロジーやアイ・アクセシング・キューに注目せよということ】

(141ページ 8行)(…)ビヘイビア・ジェネレーターです。…

(141ページ 15行)…。それはビリーフの陳述の例です。

(142ページ 18行)…。通常、ゴールが何であるか知っているのにどうやってそこに辿りつくべきかわからないとフラストレーションが生じます。それで、あなたがそうしたいと望んでも、そうすることができないことがありました。…

(144ページ 17行)少しのあいだ、「その当時のあなた」の中に入ってください。…

(147ページ 6行)皆さんは覚えておいででしょうが、他にもビリーフがあるかどうか…

(147ページ 11行)…。誰かにビリーフを言葉で表現させてみると、その人は今まで一度もビリーフを言語化したことがなかった、とわかることがあるものです。このようにすることによって【言語化させることによって】、私たちはプロセスへの脳の関与を少しだけ多くする仕事にとりかかります。脳は解決策の発見に手を貸してくれるでしょう。

(147ページ 15行)私がその人に、問題の体験をあとから回想させる理由は、経験が起こった時点では混乱していたり、けっこう好ましい経験であったりする場合があるからです。…

(148ページ 13行)…。そしてビルはそのビリーフを変化させることができました。さらに私たちは、そのビリーフを過去の時点に送り返しました。…

(148ページ 16行)…。それで、リアリティーとはそういうものだ、と人は信じます。私には、彼の一群の経験について尋ねたい疑問があります。

(150ページ 16行)…。ビル、今あなたが話題にしているたぐいの感情、つまりもっと寛容になる感情を、感じたことはありますか? 物事や人に関して?

(152ページ 2行)…(アンカーを圧迫します)この人がそのとき、寛容のリソースを持っていなかったことを、私たちは知っています。しかしあなたは今、リソースを持っています。【「この人」と「あなた」は同一人物(ビル)だが、経験を切り離すためにあえて呼び分けています】

(150ページ 7行)…。ビル、今、その経験に戻った若い自己がいます。そして、そのとき持っていなかったリソースも、若い自己は必要とします。当時の彼がもっていたビリーフは、今のあなたが自分の体験をもとにして作りたいと思うようなビリーフでしょうか?

(150ページ 13行)…? 今、その経験を回想すると、あなたは当時、どんな種類のビリーフを形成した方が良かったと思いますか?

(150ページ 15行)…私がどんな種類の応答を受けているかとは無関係に…

(150ページ 17行)...。それは、外の世界からどんな種類の応答を受けているかとは無関係です。

(151ページ~157ページ)【この間、3つのアンカーを設定しています。(1)寛容のアンカー(151ページ 7行、場所不明)、(2)リソース(光)のアンカー(154ページ 4行、上腕)、(3)注目を得る能力(安心)のアンカー(156ペジ 9行、肩)】

(153ページ 18行)嘘です。私には、そのようなときはありません。

(153ページ 19行)あなたがそのリソースを持っている状態にもっとも近づいた経験は何ですか? アンカリングとサブモダリティの素晴らしい点は、必要とするリソースを、私たちが作ることができるということです。

(154ページ 4行)(ビルのフィジオロジーが移行したときに、ビルをアンカリングします)

(155ページ 3行)…すると、たとえあの人物が、かつて言ったことを言っている最中でも、若いあなたがこの光に触れ、彼の中で光が大きくなり、さらに明るくなります…

(155ページ 19行)さて私はあなたに、次のことをするように求めるつもりです。つまり、私にはもう一つのリソースが、…

(156ページ 10行)こういうこともやってみましょう。(ビルの上腕の、あのリソース・アンカーに触れます)…

(157ページ 4行)…。あなたは、あなた自身を見ることによって、自分を分離体験(デソシエイト)する方法で、このことをチェックしました。今度は、あなたを最初からその経験の中に入れたいと思います。思い出してください。私は、あなたがその重要人物に必要なリソースを与えるようにしました。今度は、その人の目の後ろにまわりこんで欲しいと思います。あなたはその状況で、このリソース(ビルが目を閉じたとき、アンカーに触れます)を使って、彼の立場になります。あなたは、彼が言うと思うことを言ってください。…

(158ページ 2行)必要とするリソースを、今、持っているあの人を、少年に見上げさせてください…

(160ページ 4行)…。あなたは、インプリント経験を見つけるとすぐに、ワークしている人と、インプリント経験の中にいた重要な他者、その両方にリソースを与えようと考えます。忘れないでいただきたいのですが、あなたは重要な他者を変化させるのではありません。クライアントは彼自身のものの見方、すなわちインプリント経験の結果として取り入れたビリーフを変えつつあるのです。状況について複眼的な見方ができれば、たとえリソースを加えなくても、あなたはその状況を異なった経験へと変化させるでしょう。【次の行以降がその実例】

(161ページ 13行)…。しばしばレイブや暴力的犯罪の被害者は「最低な男」にリソースを与えることを好みません。なぜなら、そうすると行動を認めているように思えるからです。…

(169ページ 1行)…。この人は、25年間、自分が客観的に本当かそうでないか、知ることさえしなかった経験の上に、ライフスタイルを築き上げていたのです。それが、時に、何が「本当に起きた」かのかなりの部分が見当違いである理由です。

(169ページ 5行)実際のところあなたは人びとに、頭のなかで持ち歩くものを更新する機会を与えているのです。…

(169ページ 10行)…。なぜなら、どのみち、インプリントの内容は問題にならないからです。重要なことは、そこからあなたが学んだことであり、あなたには今必要なリソースがあるということを心に留めておくことです。

(170ページ)
リ・インプリンティングプロセスのまとめ

1.インパスと結びついた感情(単語またはイメージかもしれません)を特定してください。それをアンカリングしてください。その感情は心地悪いので、たいていの人がこれらの感情を避けることを望みます。けれども、その感情を避けたとしても、制限の問題が解決することはないことを覚えておくことは重要です。感情にとどまらせ(アンカーを保持して)、そして最も初期の経験に戻らせ、インパスと結び付けられる感情を思い出させてください。

その人が連合体験(アソシエイト)の退行状態にあるうちに、その人に、その経験から形成された一般化、あるいはビリーフを言葉で表現させてください。

2.その経験から、その人を分離体験(デソシエイト)させてください。その人がその人自身の動画を見ているかのように経験を見させてください。

その人に、インプリント経験の結果として構成された他の一般化、あるいはビリーフをすべて、言葉で表現するように求めてください。ビリーフはしばしば「事実の後に」形成されます。

3.インパスの感情の肯定的意図か二次利得を見つけだしてください。さらに、もし思い出に関係している重要な他者がいるなら、重要な他者の行動の肯定的意図も見つけ出してください。これは、あなたが、イメージの中の人びとに「あなたの肯定的意図は何ですか?」と直接尋ねることによって成し遂げられるかもしれません。

4.その人と重要な他者が、それぞれ別個に必要としていて、そのときは持っていなかったが今は利用可能なリソースまたは選択を特定し、アンカリングしてください。覚えておいていただきたいのですが、その人や重要な他者がその時点で持っていた能力だけでプロセスを進めなければならないという決まりはありません。その人(ただし、今度は重要な他者を含みません)にとって現在利用可能なリソースがあるなら、インプリント経験の変化を支援するために、それらを使って良いのです。

5.インプリント経験に登場した重要な他者それぞれについての動画を再生するように指示してください。そして、もしその時、重要な他者が必要なリソースを利用できていたら経験がどのように変化していたかを観察してください。このことを、それぞれの人に対して、一度に一つずつ実行し、特定されたリソースが経験を変化させるのに十分であったことを確認してください。うまくいかないときは、ステップ3と4に戻って、見落としたかもしれない他の肯定的意図、あるいはリソースを特定してください。

リソースを加えた後、その結果、その人が選択した新しい一般化あるいはビリーフは何か、言葉で表現することを求めてください。

6.ステップ4で設定したリソース・アンカーを利用し、関係している重要人物それぞれ(一人一人)の視点から、その人【クライアント】にインプリント経験を再び体験させてください。実際に重要人物の体の中に入らせ、そしてその人の目を通して経験を見させてください。最後に、彼/彼女が若い自分に連合体験(アソシエイト)した状態でインプリントを経験できるよう、若いその人自身の中に入り込むように指示してください。このプロセス全体を通して、あなたはリソース・アンカーを保持しています。それがオリジナルのインプリントと同じくらい強力になるように時間を十分に使って、新しい経験を体験させてください。

その人に、今、その経験から作った一般化を更新するように、あるいは修正するように求めてください。

7.プロセスを通じて利用したリソース・アンカーを保持しながら、オリジナルのインプリントの時点から現在まで、時間を戻らせてください。その人が時間を戻ってくるときに、今回アンカリングしたリソースは、他の経験を変えようとするときにもまた役立つことを暗示してください。

(つづく)

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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『信じるチカラの、信じられない健康効果』の私的解釈 1回めです。
はじめての方は、凡例 をご覧ください。


第1章

(32ページ 11行)…。もし私が内部イメージを作りたいと思うなら、私は右上を見ます。そして呼吸を浅くします。…

(39ページ 1行)【「上記二つのビリーフ」とは、全ページの「アウトカム・エクスペクタンシー」と「自己効力感エクスペクタンシー」のこと】

(43ページ 8行)…。本当のところ、何が本物であるかがわからないので、ビリーフ――信条に関するもの――を形成する必要があります。…

(45ページ 3行)あなたは何かの原因となるものについて、ビリーフを持っています。…

(51ページ 16行)それから、ビリーフを識別する際の問題の一つは、援助者であるあなたには、他の誰かにかこつけて自分のビリーフを実証しようとする傾向があるということです。…

(55ページ 6行)…。もし答えないなら、その人は何も考えることができなくなって、インパスに達してしまったのです。ビリーフは…

(56ページ 8行)ビリーフはさらに、因果現象と言うことができるかもしれません。…

(57ページ 6行)1.リミティング・ビリーフを変えるための方法を知らなければなりません。

(59ページ 11行)…。それで多くのNLPプラクティショナーが苦境に陥ります。素早いというそのビリーフは、プラクティショナーがスピードアップするのを助けます。しかし、リミティング・ビリーフのもっとも重要な要素を見いだすために、余分な時間を過ごすことに価値がある場合もあります。

beliefs

第2章

(66ページ 4行)私たちがジョーの中に探しているものは、彼が、自分にとって何が真実であるかを決定するために使っている内部表象の連続体や判断基準です。このデモンストレーションの間、皆さんには、ストラテジーを引きだすワークについて、二つの一般原則を心に留めておいてほしいと思います。一つ目の原則は、ストラテジー抽出の過程が進行する間、その人をできる限り「今、ここ」に没頭させることです。私はジョーに何かを思い出すように指示するのではなくて、彼自身のリアリティー・ストラテジーが進行する過程に没頭させるつもりです。そして彼の連合体験(アソシエイト)を保っておくために、現在時制の言語を使うつもりです。
 二つ目の原則は対比です。…

(72ページ 15行)【自分自身の内部の声。これが、ジョーのリアリティー・チェックの一つというわけです】

(73ページ 15行~74ページ 15行)【この部分は、ジョーに、事実に反して何度も「ホットファッジを食べた」と言わせる実験です(ジョー自身は72ページでグラノラを食べたと証言しています)。これは、「反復」によってリアリティを構築することもできることを示すための脱線でした】

(74ページ 11行)もうすこし冷えていると最高なのですが。そうしたら、ピーナッツバターファッジはアイスクリームをあまり融かさないですからね。…

(74ページ 13行)ありがとう。大丈夫ですか? 心の中に葛藤はありませんか? …

(75ページ 8行)…。今度は、ホットファッジをビジュアライゼーションしてください。…

(76ページ 7~11行)【「画像の位置」もジョーのリアリティ・チェックの一つであることがわかります】

(78ページ 1行)…。サブモダリティは、特定の型ですか? …

(80ページ 1行)…。ふつう、最初に思いつくのは、最も明白なリアリティー・チェックをやってみることでしょう。…

(80ページ 14行)…。見ることは可能だが見なかったものの画像を、あなたが実際にした経験の画像のように手に入れた後、聴覚、あるいはキネスティックへ、表出体系を変更してください。例えば、ジョーは現実の状況に切り替えました。彼は「私はチェックすることができます。なぜなら、数分前、あなたが最初に、どれが本当でしたか、と私に尋ねたとき、私はあなたに、それはグラノラでした、と言いましたし、私はそれを思い出すことができるからです」と言いました。私たちは、その記憶を変えるまでのことはしなかったのですからね。

(81ページ 5行)あなたがしなかったことを、あなたがしたことの表現に変え始めるときには、注意深く行ってください。私はあなたに、ジョーと私たちの例のように、少なくともあなたが本当にどの経験が本当であったか真剣に考えなければならないポイントに到達して欲しいと思います。

(81ページ 9行)ここでの目的は、あなたのリアリティー・ストラテジーを混乱させることではなくて、どんなリアリティー・チェックがあなたのために存在するか見つけだすことです。忘れないでいただきたいのですが、私たちは…

(87ページ 2行)リアリティー・ストラテジーは、「ニュー・ビヘイビア・ジェネレーター【別名メンタル・リハーサル】」のようなものと、どのように関連していますか?

(87ページ 4行)「ニュー・ビヘイビア・ジェネレーター」をするとき、あなたは新しいリソースを使って何かをしている様子を画像にして、それからビジュアライゼーションに入ります。もしあなたが、あなた自身のリアリティー・ストラテジーを通して、その新しい経験をフィルタリングしないなら、あなたはただ変化するふりをしているだけです。他方、ふりをすることと本当に変化することとの間の相違はどんなものでしょうか? もし十分長い間ふりを続けるなら、真実と区別がつかないでしょう。

(88ページ 2行)…。良いリアリティー・ストラテジーを獲得したあなたは幸運でした。でなければ、あなたは貧乏くじを引いたのです。いずれにしても、結局あなたは良いものをインストールする方法を理解しました。

(88ページ 5行)私たちの大部分は自分のリアリティーに確信を持っているでしょうが、実はリアリティーの相当部分を自分自身で作りだしたのだと知ったら圧倒されるでしょう。…

(88ページ 9行)例えば、しばしば、子どもはリアリティーと夢を混同します。あまりにも強烈なリアリティー・ストラテジーを持っている人は、自分の想像力をリソースとして使うことに支障があります。こういうわけなので、自分が何をしているか知っているつもりのときでも、リアリティーはとても微妙なバランスの上に成立しているのです。

(88ページ 15行)…。かと思えば、経験したこと以上に、そして本当に起きたこと以上にそのような経験を誇張することもあります。

(89ページ 18行)あなた方が本当に良い仕事をして、そして、広範な変化が作れるように援助するとき、彼女のようにミッションの問題が、おそらく生じるでしょう。ところが、あなた方は、このミッションの問題について、前もって調べておこうとつねに考えるわけではありません。しかし、あなた方が別の問題についてワークしたり、その人の新しい可能性にフーチャー・ペースする前に、ミッションの問題が存在するかもしれないという可能性に働きかけておくなら、それはあなた方の仕事をより容易にします。

(90ページ 6行)「私が行う別のことが私にとってリアルに感じられるのと同じリアリティー・ストラテジーを使って、行動に関するこの新しいビリーフをフィルタリングするなら、私は自分自身を欺くことになるでしょう」と彼らは言います。あなた方はしてもしなくても自分を酷評することになります。…

(90ページ 14行)…。そうではなく、リアリティー・ストラテジーによって、新しい何かが本当であると信じようとする前に、あるいは実際に行動しようとする前に、一連の決定チェック、あるいは行動チェックをすることができるようになるのです。あなたは何ごとに関しても、それが明白になり、あなたのアイデンティティの総体に適合するようにならない限り、実行に移しはしないのですから。

(つづく)

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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昨年(2014年)の10月に、ディルツらによる名著“BELIEFS”の翻訳『信じるチカラの、信じられない健康効果』が出ました。

次回から短期連載の形でこの本の私的解釈をお送りします。

この短期連載の目的は、読者がこの難解本を読むにあたり、道標(みちしるべ)となる情報を提供することです。

信じるチカラの、信じられない健康効果

こういう言い方をするとたいへん立派に聞こえますけれども、結局のところ、次回からお示しするのは、私が手持ちの訳書に、必要とあれば原書を参照しながら書き込んだ、私的な「メモ書き」をタイプしたものです。「私的解釈」と名づけるゆえんです。

本格的な仕事ができればよいのですが、私にはそのための力も時間もありません。
このような事情から、この連載にはいくつかの決定的な欠点があります。読者の皆さんが過大な期待をしなくてすむように前もってそれを列挙しておきます。

・書き込みの分量に片寄りがある。冒頭はたまにしか書き込みがなく、後半にむけてすこしずつ書き込みの頻度が増す。これには理由が二つある。ひとつは、わたし自身が、冒頭から気合の入るタイプではないということ。もうひとつは、ページを進むにつれて難解さが増してくるので、それだけ多くの書き込みが必要になったということ。

・書き込みの日本語の精度にムラがある。本書を読んでいる間、私は体調がよかった日も悪かった日もある。それで、こなれた日本語で表現できたところもあれば、硬くて読みづらいところもある。

・用語(訳語)が統一できていない。

・英文で通読していない(自分で必要と思ったところしか英文を参照していない)。

・翻訳の訓練を受けていない。

・モチベーションと健康上の理由により、第5章で打ち切る。また気が向いたら続きをやるかもしれない。

では、いいわけはこれくらいにし、次回から内容に入っていくことにしましょう。

なお、【すみかっこ】の中は、読者の理解に資するのではないかと勝手に考えてつけ加える、おせっかいな注であります。読み飛ばしていただいてかまいません。

それから、この連載は、読者が

『信じるチカラの、信じられない健康効果』日本語版(著者 ロバート・ディルツ/ティム・ハルボム&スージー・スミス、訳者 横井勝美、ヴォイス刊 2015年)

をもっていることを前提とし、ページ数等はこの訳書によります。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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今日の仕事中、同僚と一緒におしゃべりしながら階段を上がっているとき、ふと、わたしの中の「早く仕事をやっつけて帰りたいパート」がいつになく不貞腐れていることに気づきました。

こいつ、放置しておくといずれ仕事をするパートに干渉してきそうだな~と、危険を察知したわたしは、すぐにパーツセラピーで対処したくなりました。

しかし今は階段を上がっている最中だし、同僚とのおしゃべりは続いているしで、とても落ち着いてセラピーをやれるような状況ではないのです。

でもかまわん。時と場所を選ばないのがNLPだ~などと根拠のないことを心の中でつぶやきながら、やってみちゃいました。

三たび、おことわりしておきますが、階段を上がりながら、同僚と談笑しながらですよ。

あまり集中できる状況にないので、とにかく直観に任せたら、

(1)わたしの右肩の前には、仕事をしたくない(いいかえれば、自分には仕事よりもっと大事なミッションがあるだろうと言いたい)「悪い目つき」のイメージが出てきました。

(2)左肩の前には、与えられた仕事を楽しむ(なぜかわかりませんが)「金魚」のイメージが出てきました。

四たび、おことわりしておきますが、階段を上がりながら、同僚と談笑しながらなので、二つのイメージとゆっくり対話などしている場合ではありません。そこで、いきなり、二つのイメージを近づけていって、スカッシュ!

スカッシュ

するとわたしの胸の前で「黒い鯛」がピュン、と跳ねました。

わたしは、この黒鯛を、自分の胸の中にそっと導いてやりました。

すこし経って、わたしは「今日は金曜日」感覚に包まれました。

「今日は金曜日」感覚などと言ってもだれにも意味がわからないでしょうが、要するに、仕事をしっかりこなす充実感と、さらに仕事から解放されたプライベートの楽しみという二つの感覚が並び立ち、ちょっと使い古された言葉で言えば、「ワークライフバランス」がわたしにとって最高度に実現された感覚なのです。

こうして、この即席ビジュアル・スカッシュは大成功なのでした。

というわけで、皆さま、お勧めはしませんが、ウォーキング・トーキング・スカッシュ、侮れません。

しかしNLPのワークとしてはあくまでも破格であることはお忘れなく。

あ、それから、わたしはこのワークのために一切特別な動作をせず、すべてイメージとして処理したので、当然ながら一緒にいた同僚はわたしがワークをしていたことに気づいていません。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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テーマ:
NLPマスタープラクティショナーのジュンです。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

パートに捧げる希望の詩(うた)を書いてみました。
元気になる呪文と思って読んでみてください。

松ぼっくり

分身(パート)に捧げる希望の詩(うた)

ありがとう わたしの分身(パート)
わたしを守ろうと
こんなに固くなって
こんなに恐れて
こんなにふるえて

ありがとう わたしの分身(パート)
なかなか 気づいてあげられなくて すまなかったね
心細い思いをさせて すまなかったね

わたしがまだ幼くて 弱くて 知恵もなかったころ
押しよせる刺激からわたしを守るために
きみはわたしの盾になった
そしてひとりで耐えてきた
固くなって 恐れて ふるえて

だけど きみは忘れてしまったのだろうか

言ったはずだ
きみの役目はもう終ったと
そしてわたしは
あの頃よりも ずっと強いし 知恵があるし 経験もつんでいる
だから きみは何も心配することはないんだと
そして すべて手放していいんだと

言ったはずだ
もう大丈夫だと
なぜなら
「わたしは自由だ」と声に出して言った あの時以来
世界は澄みわたり
わたしの自由の障(さわ)りになる すべてのものは
嵐のあとのように 消えうせたからだ

言ったはずだ
わたしの主人はわたしだと
だから わたしは 「苦しまない」ということを
自分で決められるのだと
そして
どんな理由があっても
あらゆる苦しみは 引きうけるに値しないと

言ったはずだ
きみには いつも わたしがついていると
今 きみを守るのは わたしだと
そして もう決して きみに心細い思いはさせないと

そして きみは気がついているだろうか
きみがまばたきをするたびに 心配の種がはじけて消える
きみがキーボードに触れるたび 指とキーボードとの接点から 小さな 可愛いざわめきが起こる
(それは きみのことを慕って集まる 小鳥たちのさえずりに聞こえる)
きみが靴を履くたびに ウキウキのエネルギーが つま先から背中まで駆けあがる

そして 今日から きみの反応も変わるだろう

固くなってもいい そのかわり 固くなるたびに 大好きな あの人の笑顔を思いだせ
恐れてもいい そのかわり 恐れるたびに 大好きな あの音楽の調べを思いだせ
ふるえてもいい そのかわり ふるえるたびに 大好きな あの食べものの 豊かな香りと味わいを思いだせ

そして そのたびに
すべての大好きな人たちと
大好きなものたちを
心の目で見て
心の耳で聞き
全身で感じて 生きる喜びを味わおう

ありがとう わたしの分身(パート)
きみに最高の 温かいお布団と
滋養のある おいしい食事を用意しよう
だから 今は安らかに 眠れ 眠れ

そしてきみは
必要になるたびに この詩(うた)を思いだすことができる
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テーマ:
NLPマスタープラクティショナーのジュンです。

「トラウマ」についてちょっと考えてみたいと思っています。

先日の記事「アンカーにはじまりアンカーに終わる(1)~(3)」で、

「観念」はそれ自体では強度(大きさ・スケール)のないデジタルな存在だから、それが強度をもつ「体感覚」に手渡されない限り、肥大して自分を苦しめることはない。

ということを述べました。

トリガーとしての「観念」を、「体感覚」(苦痛)へと手渡すこと。
これをアンカリングと呼ぶわけですが、実際には「観念」(たとえば悲観的な予想)と「体感覚」(たとえば胃痛)が時間的に「継起」していさえすれば、意図せずとも、簡単に、自動的になしとげられてしまうのです。

厄介な現象ですね。
しかし、私があえてこのことを述べる真意は、じつは、「観念」と「体感覚」はあくまでも別物だという点にあります。
またそれゆえ、ストラテジーのテクニックによる介入で、アンカーを断ち切り、肥大化を止めることができるのです。この事実は、私たちにとって希望です。

希望の花

さて、そこで今回の問題です。
それでは「トラウマ」をどう考えればよいのでしょうか?

この言葉の語感では、体感覚と恐怖心が強力に結びついていて、上記のように「あくまでも別物」と言ってすますわけにいかない気がします。


ところで、大風呂敷を広げてしまいましたが、今日はこれ以上考えが進まないので問題だけ提出して終わりにします。ごめんなさい。

すこし時間をかけて考えて行きたいと思います。
でも最終的には、

「トラウマの経験といえども複数の部分に分割可能であり、それゆえ介入も可能である」

という結論にもっていきたいと思っています。
希望を語るのはNLPの大事な仕事ですからね(と自分では思っている)。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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