地元の工務店が頑張れなくなると、日本の家づくりはつまらなくなってしまうだろう。
住宅業界の良さは多種多様な存在が許されているというところにあると思う。建築基準法に則っていれば様々な提案ができる自由さが残っている。
大手住宅メーカーと個人の大工が同じテーブルで勝負できる可能性は少なからず残っているし、建築家や様々な新しい工夫を提案する個人が存在している世界でもある。それだけに玉石混合、詐欺師的な存在も紛れ込んでしまうという怖さは一方にあるが、こうしたにぎやかさの中から将来の良いものも生まれてくる。
これが資本のある大手だけしか存在しない、大量生産を前提とした家づくりしか残らない世界になってしまったとしたら、途端に家づくりの業界は色あせて魅力は失われてしまうだろう。
大手があり、地元工務店がいて、建築家も存在している、発明家もいる。そんな家づくりの世界は輝き続ける可能性がある。
私たち、もう40年近く「流れる空気の家づくり」を提案している。そういうことが続けられるこの業界は素敵だ。