古街道(旧東金街道、土気往還) 千葉市中央区青葉町 | すみ隆仁(鷲見隆仁)のブログ

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こんにちは、すみ隆仁です。


前回、青葉の森公園を紹介しました。 「「青葉の森公園」の紅葉 千葉市中央区青葉町の地名の由来 」(すみ隆仁ブログ)


イチョウ並木を過ぎますと、旧東金街道と書かれた標識があり、道が森の中に続いています。幅は軽自動車が通れるくらいでしょうか。



旧東金街道


近くには、説明板と古地図が設置されています。


この道は、旧東金街道と土気往還の一部で、往時の姿が残されている貴重な街道です。街道は、港のあった千葉市中央区登戸から、青葉町付近を通り、松ヶ丘町に抜けていました。


松ヶ丘町で、大宮、中野を経て東金に至る「東金街道」と、誉田、鎌取(野田)、土気を経て大網に至る「土気往還」に分岐していました。


古地図には、千葉寺 から東方向(右方向)に伸びた道が松ヶ丘町(追分と記載されています)で二つに分かれる様子が描かれています。地図には、矢作 、星久喜、仁戸名、川戸、宮崎、寒川道などの地名がみられます。



古い地図

「東金街道」と「土気往還」は、九十九里、外房方面から千葉を経由して、江戸に物資を運ぶ重要な陸送路でした。特に九十九里方面からは、海産物(干鰯:ほしか、しめ粕:にしんかす  いずれも肥料に用いられた)などが運ばれていました。


古地図を手にして散策すると、往時の様子が目に浮かぶようです。