吃音トークカフェ風見鶏のブログ

福岡県北九州市のカフェ
イタリアンカフェ風見鶏オーナーと同じ志のある
吃音仲間で色々な体験談を投稿するブログです。
吃音当事者はもちろん、そのご家族、吃音自体に興味が無くても何かしらの悩みを抱えてる方。読んでみて下さい。


テーマ:
皆さんこんにちは(´・Д・)」

今日はシンタクさんの吃音のお話し本編です。
ぜひ前回、前々回もご覧くださいね(*^_^*)

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②<どん底時代(1)>

みなさんオハコンバチワ。

なりきりミュージシャンのシンタクです( *・ω・)ノ

今回は幼少期から悩み苦しんだ時期のことをお話ししていきます。



そもそもなぜ、吃音なのか。吃音になったのか。

吃音は後天性の症状で引き起こす原因は未だに不明です。

生まれながらにあるものではなく、何かのきっかけでなってることが多いはず。

そして、一般的な「障がい」ではなく、チックや赤面など、一種の癖に分類されます。

何故なら、場面によって発生が異なるからです。

人と話すときはこれだけどもるのに、歌を歌う時や、独り言の時は問題ありません。



僕の場合、母親の教育方針によって引き起こされたのではないかと思ってます。

その方針は間違ってなく、むしろ正しいし、僕も同じ状況ならば、同じ教育をしていたと思います。

さらに言うなら、自分の子供にもこれからしてしまうかもしれません…。


そしてこのことはこれまで、母にも家族にも話したことはありません。


小学校に入る前のことです。
今でもはっきりと記憶に残っています。

家でとても悪いこと(家の財布からお金を盗む)をし、さらに知らんぷりをした僕に対し、母はそれを自分で白状させようとしました。

僕はその時に初めて、心臓の高鳴り、胸の痛みを覚えました。
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その「知らんぷり」した一言が、僕の人生を大きく変えてしまいました。


何度も聞いてくるので、白状したくなったのですが、あまりに心臓の高鳴りが大きく、言おうにも言えなくなったんです。

その後なんとか白状でき、その事件は終わったのですが、それから自分自身に異変が起こっていました。

なんか、言葉がつまったり、うまく喋れなくなったなぁ…と。

小学校に上がった頃は、すでにはっきりと自覚がありました。





                        「僕はどもる」





人と話すとき、思い通りに言葉が出てこなくなりました。

ただ、この時点では、まだある程度コントロールすることもできてたような気がします。

学校では自分から発表してたし、すでに意識していた女の子と喋るときは、隠せてたと思います。


この「隠す」ことこそ、吃音の本当の怖いところで、思い留まることを重ねていくことで、症状はどんどんと悪化していくのです。。


それでも、目立ちたがり屋で剽軽(ひょうきん)な僕は、クラスでは確実に目立つ方でした。
休み時間でも授業中でも、面白いことをしたり言ったりして皆を笑わせてました。
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しむらけんが大好きだった僕の将来は、きっとコメディアンになるんだろうなと思ってました。

そして、若干気になってた吃音も、大人になれば治ってるんだろうなと。


そんな夢はわずか1日で、決して手の届かないところへ行ってしまいました…。


小学校6年のある授業の時。

本読みの順が回ってきた僕は、特に緊張もなく読んでたのですが、そこで初めて授業中に、そして皆の前で思い切りどもってしまったんです。


「どもる」ことがどれだけ恥ずかしくて、情けないことかというのは、おそらく僕らにしかわからないでしょう…。

「喋る」行為は1日に何十…何百回とあるでしょうが、僕ら吃音者は、その度にひどいストレスを受けています。


その瞬間、時間が止まったような感覚で、教室の空気が一気に冷えきったように感じました。

知ってる男子からはバカにされ、知らなかった女子と先生は驚いてました。
その時の驚く顔は、今でも脳裏に焼き付いてます。


そんな1日があった日からは、自分から発表することはなくなりました。

それどころか、発表の順が回ってくる度に、過去に経験したように、心臓の高鳴りが周囲に聞こえるんじゃないかと思うくらい、緊張するようになってしまいました。

ほんのイエスorノーくらいのことでも。


それでも、中学までは持ち前の明るさで乗り切ることができました。
学校も部活も楽しかったし、自分の存在が確かにそこにありました。


そして高校入試。

僕は、先生や親が勧める国立の学校を受験することになりました。
僕自身も、本当に行きたいと思ってたのですが、「面接がある」は、本当に悩ましく、それが理由で受験をやめようかと最後まで悩みました。



吃音は、それを出したくない気持ちが強すぎて、人生を変えてしまいます。
もしくは可能性を自ら潰してしまうのです。

就職への影響はまずとても大きいし、結婚、さらには女性だと出産さえも躊躇ってしまう人もいるくらいです。

なんで?と思うかもしれませんが、上記のイベントには必ず、「人前で話す」という行為がついてくるからです。



試験は自分にとってかなりの難易度でしたが、このときは人生で一番勉強しました。
朝は早起きし、夜も遅くまで。

しかし、どんなに頑張っていても、頭から消えないのが「面接」です。。

嫌で嫌でしかたありませんでした。。


当日の筆記試験中も、あと五時間で面接…あと三時間で面接…と考えながら、やってました。
そんな状態でよくできたなぁと、今でも思います。

いよいよ、面接の時。
極度の緊張の結果、案の定、これでもかというくらい、どもってしまいました。。。


「面接で落ちたな…」と肩を落として帰りました。


それでも就職でもないのだから、そこまで面接で左右されるわけがなく、結果はみごとに合格。

喜びは大きかったですが、やはり不安はありました。
大丈夫だろうかと。最初は自己紹介とかあるだろうな…と。


ここまででもいろいろ苦しかったことはありましたが、なんとか志望校まで進むことができました。

高校生活も楽しみにしてたのですが。



本当の地獄はここから始まるのでした。。


 つづく



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