4-3、目先のトレンドは週足、日足で見ていく
中長期での株の売買では、週足を基本にして、日足を読んでいくのが良い。いま、どの方向に株価が向いているかは、業績動向にもまして大切だ。
基本は、株価が上げていく過程で、一時的に「利益確定の売り」に押され、底をつけて反発し始めていることころが、「買い」のタイミングだ。
「押し目買い」とは言っても、どこが、押し目の限界かはわからない。だから、押しが終わり、明らかに反発したタイミングで買うのが良い。調整の最中に「安値惚れ」をして買うと、まだまだ、下値があったりする。
そこで、ナンピンの買い行うと、さらなる下値がありがちだ。これでは「100万円からの株式投資」という限られた投資では、資金の効率が悪くなる。
だから、買いのタイミングは、その後で「利益確定のチャンス」が早そうな段階で買うことが大切だ。
それは上げトレンド銘柄の、下げからの反発。このタイミングが断然よい。もちろん、上げ始めた銘柄は買いにくい、また、反発かと思ったら、さらに下値があったということもある。
しかし、トレンドを確認しながら、買いに入るならば、大局で株価の方向を見間違うことはさして無いだろう。
大きな方向を掴んで、目先の売買の判断をする。これが株式投資で「勝つ」ための大切な習慣である。この方式で、売買を行っていくならば、確率的に大きな損を抱えることはない。
大切なのは、ドンぴしゃりであたらなくても、方向性を間違わないことである。
(4-4、グランビルの買いシグナルを知っておこう)