今回は東京二部。出来高は少し少ないが、勢いに乗る銘柄である。
●月足
600円の水準から、急上昇で、2800円の高い水準。やや「高所恐怖症」になりがちだ。チャートも天井のシグナルが出ている。ただ、ヒゲの長い十字線、それに続く「トンボ」があるので、迷う所だ。
しかし、乖離の大きさからして、押しがあってもおかしくはない。
高値波瀾の場面だ。
●週足
26週移動平均線にそったなだらかな上げ。平均線を割り込む場面もあった上が、出来高急増で株価を押し上げた。このトレンドで見る限りが無理がない。期待できる動きである。
●日足
完全な「持ち合い」の動きだ。これが月足の高値波瀾を描いているのだ。問題はこれからあの方向である。
そこで、材料を確認する。
●材料
主力の飲料部門で豆乳の快走が続いている上に、昨年6月に新商品「大豆ペプチド」を発売、7月には新埼玉工場で1リッターラインが稼働を開始して需要拡大に対処。さらに化成品部門でもヒアルロン酸が前々期の関節炎治療薬用途での医薬用原体の製造承認取得で販売を開始しているほか、今年3月末にはリウマチ治療薬用途でも医薬用原体の製造承認を取得。このため前3月期(非連結)決算は17.9%の増収、34.8%の営業増益、36.3%の経常増益、42.1%の最終増益を確保、前々期に記録したピーク益を大きく更新。今期も需要環境に大きな変化は予想されず、コスト削減によって売上高270億円(前期比12.3%増)、経常利益48億5000万円(同11.8%増)、税引き利益27億3000万円(同8.7%増)と続伸を見込んでいる。

●なるほど~~~~~~~
これはバイオ、健康食品、医薬など、明るい未来と現状。まだまだ、上げてもおかしくはない。
株価は相当折り込んでいる。それでも、下値は知れているだろう。業績に見合った株価だ。ただ、出来高の盛り上がりに不満がある。
そこで、この銘柄は「押し目」ねらいとしたい。

●5分足はどうか~~~~
完全な右肩上がりだ。上下の振幅が少ないので、ディトレはやりにくい。もう少し出来高は欲しい。ただ、下げたら買って、大引け付近で売るという戦略がよさそうだ。
次のチャンスへの用意をおこたらないように。