4-3、目先のトレンドは週足、日足で見ていく


中長期での株の売買では、週足を基本にして、日足を読んでいくのが良い。いま、どの方向に株価が向いているかは、業績動向にもまして大切だ。


基本は、株価が上げていく過程で、一時的に「利益確定の売り」に押され、底をつけて反発し始めていることころが、「買い」のタイミングだ。


「押し目買い」とは言っても、どこが、押し目の限界かはわからない。だから、押しが終わり、明らかに反発したタイミングで買うのが良い。調整の最中に「安値惚れ」をして買うと、まだまだ、下値があったりする。


そこで、ナンピンの買い行うと、さらなる下値がありがちだ。これでは「100万円からの株式投資」という限られた投資では、資金の効率が悪くなる。


だから、買いのタイミングは、その後で「利益確定のチャンス」が早そうな段階で買うことが大切だ。


それは上げトレンド銘柄の、下げからの反発。このタイミングが断然よい。もちろん、上げ始めた銘柄は買いにくい、また、反発かと思ったら、さらに下値があったということもある。


しかし、トレンドを確認しながら、買いに入るならば、大局で株価の方向を見間違うことはさして無いだろう。


大きな方向を掴んで、目先の売買の判断をする。これが株式投資で「勝つ」ための大切な習慣である。この方式で、売買を行っていくならば、確率的に大きな損を抱えることはない。


大切なのは、ドンぴしゃりであたらなくても、方向性を間違わないことである。


(4-4、グランビルの買いシグナルを知っておこう)



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週足で綺麗な右肩上がり。

PERは割安ではないが。世界ナンバーワンのコンデンサ。


これからも、強みを発揮して、なだらかな上げが期待できる。



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週足では「絶好の押し目」となっている。


月足では理想的な上げだが、週足では押し目。日足では調整。


8000円から7000円台に落ちてきているので、ここで拾えば、リスクは極めて小さい。


PERも17倍台に落ちてきているので、ここで買わない方は無いというべきか。

●100万円からの株式投資



4-2、上げトレンドの押し目はしっかり狙う


株式投資は「元本保証]では無いので、絶対の安全は無い。あくまでも、リスクのある投資先だ。

しかし、その中で、リスクを最小にして、リターンを大きく出来る投資の方法はある。それが、「上昇トレンド銘柄の押し目買い」である。


この代表的な銘柄はその業界の「勝ち組」だ。自動車はトヨタ、ホンダ。通信はKDDI.機械はクボタ、オークマ。鉄は新日鉄、住金。電気は京セラ、松下電器。化学は信越化学。


なかでも、時流に乗り、これからの通信の主な手段になる携帯の勝ち組であるKDDIのトレンドは、きわめてきれいだ。月足、週足、日足、どれを見ても危なげが無い。それでいて、適度に「押し目」があるので、買いのチャンスを提供してくれる。


間違いなく、中期でも長期でも狙える投資対象だ。このような銘柄をディトレの対象にして、忙しい売買を繰り返すのは、あまり得策とはいえない。というか「労多くして益なし」の投資になってしまいがちだ。


ただ、この銘柄は黙っていても「上値追い」となるので、「持ち越し」も可能。ディトレでも、怪我が少ない銘柄のなるだろう。


それでも、100万円からの株式投資では、危ない橋を渡り、手持ちの資金を減らせないので、トレンドが綺麗なものがいい。住友金属工業も短期では持合からの急な上げになっているが、月足では理想的な右肩上がりのトレンドになっているので、投資妙味がある。


自動車では、トヨタ、ホンダ、スズキの勝ち組のトレンドが実に綺麗だ。トヨタは世界ナンバーワンの自動車企業であり、それにホンダが続き、スズキは省エネタイプの車で独自の道を行く。


電機では京セラ、松下電器、東芝などの動きがいい。間違いなく右肩上がりのトレンドである。


それぞれ、強みを持った経営を行っており、将来の展開も期待できる。このような銘柄はいくらでもあるので、自分になじみの会社を選び、トレンドを確認して、その銘柄の押し目をしっかりゲットしていく作戦がいい。


間違っても、高値に飛びつかないことだ。上昇トレンドの銘柄は、買いが間違っても、長く持つていれば、やがては買値を上回ってくる。だから、慌てなければ損は無い。しかし、買値を下回って、その銘柄を持つのは、心理的にあまりよくない。暗くなりがちである。


だから、慌てないで押し目を待つのがいい。押し目を待って買えば、上値を追う展開になりやすいので、楽しみながらその銘柄を保有できる。


●銘柄研究ーーー9433/T KDDI


増益。ナンバーディスプレイ制度の勝ち組。

法人向けの携帯で新たな開拓。売り上げを伸ばす。


トレンドは理想的なもぎ方上がり。


ここでの調整は格好の仕込みのチャンス。


時間をかけないで100万円台での活躍があるだろう。


やがては、150万円もおかしくない。


ここは、中期でも短期でも買い。

●100万円からの株式投資


4章、株の売買はトレンドを重視して行わなければならない

4-1、なぜ、売買でトレンドが大切なのか

株の売買を行っていくのあたって一番大切なのは、その銘柄の過去の動きをしっかり検証することだ。銘柄にはそれぞれの特徴がある。似てはいても、皆動きが変わっている。


それはその会社に対する評価が全て違うことと、投資家の考え方、強弱感が異なるからだ。また、機関投資家、外人投資家、個人投資家を含めて、投資スタンスも違う。


また、資本金も違うし、株主の構成も違う。事業内容も微妙にちがう。そこから、株価の動きも異なるのだ。


投資家があつまり、それぞれの思惑で売買するので、その集合体で、独特の相場観が生まれるのだ。だから、「この銘柄はこうあるべきだ」などの、唯我独尊の相場観は通用しない。「相場は相場に聞け」である。


これが「トレンド重視」の考え方である。


上がるものは誰が懐疑の目で見ても上がる。たとえば、あの超大型株の新日鉄が、100円台から右肩上がりになり、300円を超えると、上げが急になり、500円を超えたら、さらに動きが激しくなり、900円まで駆け上がってしまった。


まさに、株価九倍増だ。誰が予想できただろうか。それでも、PERは15倍台だ。株価はその銘柄のおかれた環境がよく、大手の投資家が狙いをつけ始めたら、上がるから買う、買うから上がる。この動きになり、予想を超える株価になる。


それに対して「これは変だ」「ありえない」などという考え方をもっていると、置いてきぼりを食うのだ。だから、一度動き出した業績好調株、人気銘柄には素直に乗らなければならないのだ。


これがトレンド重視の考え方である。小さなトレンド、大きなトレンド、いずれもしっかり見据えながら、それに乗ることが大切だ。


また、同じ鉄鋼でも新日鉄、住金、神戸鋼。全てが違う動きをする。これが株価の癖である。同じ動きをすると考えてはならない。

富士通、NECも似てはいるが、まったく違う。日立、三菱、東芝の重電も違う。


最近は携帯やパソコン、ソリューション、半導体、薄型テレビなどの展開がお互いに違うので、ますます差が出てきている。そこで、株価の動き、クセも違っている。


同じ業態の「出遅れ」は考えにくいのが実情である。


一方、下げトレンドも、間違ってはならない。

サラ金関係の銘柄は利息の問題で、払い過ぎの利息の返還の問題が起き、金利の上限が抑えられ。リスクがとれない経営になり、収益構造が大きく変わった。


そのために、儲かりぬくい体質になると、株価はアコムの場合には、株価8000円から4000円に下落した。これに対して「割安だ」などという考えで投資をすると、儲けは取れない。


それどころか、含み損が拡大してしまう。買い増しもナンピンもしてはいけない。なぜならば、下げトレンドだからだ。このような銘柄にはうっかり手を出してはならない。


大勢が下げているのだから、余程のことがなければ買えない。儲けにくい環境が変わらないと、投資資金も入っては来ないからだ。まして、増益の会社はいくらでもあり、上げトレンドの株価がごろごろある中で、下げトレンドの銘柄を「安くなったから」と買うべきではない。


「下げトレンド」の銘柄を買うのは「逆張り」ではない。ここは間違ってはならない。


(4-2、上げトレンドの理想の形はこうだ)