HOYA <7741> が反発。株価は高値圏で堅調に推移しており、27日には年初来高値3900円(分割後)を示現している。日興シティグループでは29日付で業績予想、配当予想をやや上方修正し、投資評価「2M」を継続しながらも、目標株価を3725円から3950円に引き上げている。業績予想の上方修正の背景としては(1)非球面レンズのスループット上昇、歩留まり改善(2)ガラス磁気ディスクの数量増、操業度効果(3)マスクブランクスのミクス改善継続、が見込めることを挙げている。
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陸運4社の目標株価を変更

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モルガン・スタンレー証券では、29日付で陸運4社の目標株価を変更した。日本通運 <9062> を457円→529円、ヤマト運輸 <9064> を1388円→1864円、福山通運 <9075> を341円→396円に引き上げ、西濃運輸 <9076> を1031円→1004円に引き下げ。トラック事業の低迷の影響をフルに受けてしまっている福山通、西濃運に対し、日通は(1)人件費などコスト削減の奏功(2)航空貨物の健闘(3)海外事業の堅調(4)倉庫、付帯事業の伸長などでカバー。ヤマト運は運賃競争が依然厳しいものの、(1)宅急便取扱個数の増大(2)コスト削減の奏功などで収益回復ピッチが予想以上に進んでいると。

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三益半導体工業 <8155> に注目している。株価は今年4月11日年初来高値1729円のあと、7月4日安値1490円まで調整を挟んで下値が切り上がる動きに変わってきた。この1620円台は会社予想の今5月期PER18倍(1株利益87.0円)と割安感がある。単独決算の前5月期経常利益は前々期比4%増の38億8100万円、税引き利益は同17%増の21億4500万円。さらに会社予想の今5月期単独経常利益は前期比6%増の41億円、税引き利益は同7%増の23億円予想。半導体シリコンウエハー研磨加工は200ミリが横ばうものの、300ミリウエハーは最大手・信越半導体向け比率が高く、大手半導体メーカーが設備投資の重点を置く300ミリ大口径ウエハー再生加工事業が2割増(227億円)ペースで伸びる。デジカメ向けアニールウエハーも早い時期に復調すると見ている。この8月に信越化学に第3者割当して同社の筆頭株主となり、連携を強くした点にも注目している」(中堅証券)。

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ソフトフロン

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IP電話関連の技術開発のソフトフロント <2321> が急反騰。一時、2万円ストップ高の13万2000円まで買われた。同社は28日、携帯電話用アプリケーションプロセッサ大手のルネサス テクノロジと「SPIパートナープログラム」契約を締結したと発表、好材視されている。同社はルネサスの高機能次世代携帯電話用アプリケーションプロセッサ「SH-Mobile3」向けに同社のSPI/VoIPミドルウェアを提供し、IP電話分野への対応として「VoIPシステム」を構築可能とする。

日清紡 <3105> が好人気、株価は前日比変わらずの918円で始まり、57円高の975円まで買い進まれて今月26日に付けた年初来高値937円を更新。出来高も膨らんでいる。足元業績が順調(今3月期第1四半期連結決算経常利益の対中間予想進ちょく率は62.9%)な上に、信用倍率が縮小していることから取組妙味をハヤす向きもある。6月下旬以降、900円を中心にもちあいの動きに終始していたことも出遅れ感を強めており、注目したい。

値上がり率トップ

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石塚硝子 <5204> が一時79円高の432円まで買われ、9月2日に付けた年初来高値369円を更新。前場引けで東証1部値上がり率トップとなった。同社は製瓶、ガラス食器の大手。28日付日経産業新聞が、同社の高強度ガラスを扱う事業部門の「アドバンストカンパニー」が「米国の携帯電話大手のモトローラ社向けに携帯電話用の高強度ガラスを増産する」と報じたことが材料視されている。
 報道によれば、約2.5億円を投じ、大阪市の工場に特殊ガラス用の窯を新設。電子素材としてのガラス事業を強化、デジタル機器向けに拡販に乗り出す、としている。同事業の今3月期9月中間期の売上高は前年同期比40%の大幅増となる見通しだ。

太平洋セメントが筆頭株主であるデイ・シイ <5234> が27日に4営業日ぶりに400円台を回復してきた。26日には終値で5日移動平均線に対するプラスカイ離を回復し、翌27日にはモメンタム系指標であるストキャスティックスのFASTがSLOWを上回っている。25日移動平均線に対するマイナスカイ離も1%未満にまで縮小しており、終値で25日線を抜いてくれば、目先リバウンド局面入りとなりそうだ。今3月期連結業績は経常利益段階で前期比18%の増益見通しであり、PBRも0.6倍台と割安な水準にある。

年初来高値更新

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日産自動車 <7201> が出来高を伴い6日続伸、かつ、1254円は16円高まで買われ、連日の年初来高値更新。自動車の大手だが、きょうは9月中間配当の権利最終日ということもあって、「引き続き内外の機関投資家を中心に配当権利取りの動きが継続している」(大手証券)。今3月期は1株につき29円の配当を実施する意向で、予想配当利回りは2.34%と業界内では高配当利回りにある。9月中間配当はこのうち1株につき14円で、9月中間配当だけに予想配当利回りは実質半分弱となるが、わずか1日で配当権利を得られるなど、所有期間を考えると、大変な高利回りとなること、足元の業績好調から、権利落ち後も窓埋めも早いことが期待されることなどが買い人気につながっている。
 22日に会社側が、同社の中期計画である「日産180」(2002年度~2004年度)の必達目標である、「世界で100万台増の販売計画」が9月中に、「2002年度比105万台増の365万台突破が確実」(同社・ゴーン社長)と、余裕をもって達成を発表したことも好材視されているようだ。
 時価は連結予想PER10.9倍と依然割安なほか、22日の日証金の速報で、貸し株残の増加から、貸借倍率1.06倍ときっ抗していることも注目点で、さらなる上値を試す展開が予想される。ここは強気で配当金を取りたい。

新値追い

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 日本ガイシ <5333> が一時47円高の1445円と新値追い。業績の増額修正を好感した。同社によると9月中間の連結経常利益は125億円(従来予想比47.1%増、前年同期比14.4%増)、純利益70億円(同75.0%増、同40.9%増)と、従来の減益予想が一転して増益を確保できる見通し。主力のセラミック事業およびエレクトロニクス事業が、為替が想定より円安で推移した上に、国内の避雷ガイシが好調に推移して電力関連事業も増加したためである。ただ、下期はエンジニアリング事業のごみ処理装置の減少や電力関連事業のガイシ輸出減が予想されることから厳しく見ている。このため3月通期の連結経常利益は280億円(従来予想比5.7%増、前期比16.2%増)、純利益155億円(同3.3%増、同29.0%増)と慎重な予想を打ち出している。

今週の株式相場は強含みの展開か。国内景気の「踊り場脱却」に着目した外国人投資家の買いは続くとみられ、日経平均株価は先週に続き年初来高値を更新する公算が大きい。週末にかけ、10月3日発表の日銀企業短期経済観測調査(短観、9月調査)への期待感も高まりそうだ。ただ、4年3カ月ぶりとなった日経平均の1万3000円の大台回復を機に高値警戒感も強まっており、上昇ピッチはやや鈍りそうだ。
 先週は日経平均が週間で200円(1.5%)上昇。反落した22日も朝方の売り一巡後は下げ渋った。「投資家の買い意欲の強さを改めて印象づけた」との見方は多く、今週も下値の堅い展開が続こう。
 買いの中心は外国人投資家だ。国際通貨基金(IMF)が2005年の日本の成長率予測を2.0%に上方修正するなど、国内景気への強気見通しが増えていることを好感している。来週初発表の日銀短観でも、一段の景況感改善が確認できるとの期待から上値追いになりやすい。
 一方、売り手の中心だった国内の機関投資家も様子見に回りつつあるという。保有資産に占める株式や債券などの比率を決めているため、株価が上昇すれば保有株を処分する必要は残るが、「予想外に強い相場を目の前に、売りを遅らせる機関投資家も出てきた」(野村証券)という。