七つの海をバタフライ -吉川晃司ブログ-

異彩を放ちまくりながらも逞しく泳ぎ続ける吉川晃司。
全てのロックレジスタンスどもへ バーボンを傾けながら・・・。


テーマ:
monster bash 2


2007年8月25日。
前日夜に出発したto The ハイウェイ
7000円の1DAYチケットを握り締め向かった2年ぶりのモンバス。 


※★はメインステージ☆はサブステージ

<OP>

★ONE OK ROCK
☆No Regret Life

<本編>

★チャットモンチー
☆ランクヘッド
★the band apart

☆髭(HiGE)
★銀杏BOYZ
☆Base Ball Bear(以下、BBB)
★吉川晃司

<2部>
★ELLEGARDEN
☆FUNKY MONKEY BABYS

★AI
★ASIAN KUNG-FU GENERATION
★BEAT CRUSADERS


このタイムスケジュールを見て、自分の今回の目玉であるBBBと吉川がどうしても両立できないのに朝気づき、またとない機会であるK2を取るのは至極当然。


夏フェスにBBBは今後も出るだろう。
しかし、だ。
吉川は今までもこれからもフェスには無縁のロッカー。
ビール片手に芝生に寝転ぶようなスタイルは二度もない。


会場は9時の時点で28度を超え、日中の気温はおそらく35度強。庇は皆無に等しく熱中症で倒れる観客も続出。


僕にとっての内訳は
・チャットモンチー 500円
・BBB       1000円
・吉川       3000円
・エルレ      300円
・その他      200円

くらいのものだった。そう、そのときまでは・・・。
エルレや銀杏の物販に100人超の列ができるのに対して、吉川の物販には人は皆無。


そこで気になったのは「TARZANツアーの一環としての参加」なのか、「ガキしか来ないフェス(BY向井秀徳)世代へのアピール」なのか、だ。


BBBが横のサブステージでライブを始めていたが、銀杏の熱狂的なパフォーマンスの終わったメインステージで僕は待っていた。奴が現れるのをだ。

やはり予想通り客足は遅く、完全なアウェイ臭を放っている。誰にも期待されていないこの状況で、一体彼はどんなステージを、いや、伝説を見せてくれるのだろうか?






BBBのステージが終わりSEとして流れ始めたのは
   ~サヨナラは8月のララバイ
   ~ラビアンローズ
   ~キスに撃たれて眠りたい


もはや、疑う余地がない。
吉川晃司はこのステージで、エンターテイメントに徹する気なのだ。
常識ではありえない高さに設置されたシンバルはそれを物語っている。



ビジョンに映される漢字四文字。
たった四文字が熱狂への入り口となり、流れ始める。







「その瞬間、世界が変わった。」










某ロック誌で多用されるフレーズだが、このときほど、感動と興奮に打ち震えた体験は久しくなかった。











『BE MY BABY』!!!!!!!!!!!!!



「一曲目がコンプで布袋が出れば神」

それは僕が言った言葉だったが、まさか、まさか・・・。

もはや伝説。いや、神話だ。

がんばれK2、お前がNo.1だ。


チャラけた動きで会場を挑発する四十路ロッカー。
それは彼なりの、年長者なりの優しさである。


スイングしなけりゃ意味がないといわんばかりに、彼は肉体を用いてロックを体現する。

ロックって頭で考えるもんかい?
何となくロックに染まってないかい?
ロックフェスなどまだまだ日本にない時代から第一線でサバイヴしてきた男の瞳はそう言っている気がした。




『サバンナの夜』
『MODERN VISION』
『JUICY JUNGLE』


14時半という時間帯、燃え盛る太陽をミラーボールに変え、
K2は踊り歌い奏でる。


いつの間にか周りにいる10代のBOYS&GIRLSも手拍子で応戦している。
もちろん、過剰密度でモッシュをしていた銀杏に比べれば4割の入りだが、濃度は断然こちらが上だ。

盛り上がってるフリをしてるんじゃない。
盛り上がってるんだもの。



ステージで寝転んだりとヤンチャな不良中年を演じる彼の口からつかの間のMC、そして「もっと盛り上がろうぜ!」の言葉の後に流れた音は






『モニカ』



ありえなかった。23年という時間が経ってもデビュー曲、この会場の彼以外の誰が歌えるだろう?


アジカン、エルレ、銀杏、その他。
今はヒットチャートの常連たちよ、
2030年に、キミたちはデビュー曲を歌えるのか?

それを可能にできる男こそが、K2そのものであり、彼の歴史なのだ。
感動に打ち震えながらも会場を俯瞰するために後ろへと移動する。


子供のお守りで疲れたパパさんママさんも往年の瞳に戻りモニカを熱唱し始めている。


「こんなライブがあってもいい。こんなのがフェスに1組いてもいい。」

そして終わりを確信した瞬間、空と雲の間に鳴り響いたギターソロ・・・。







『恋をとめないで』


思わず、僕が走り出したのは、かわいこちゃんを見つけたからでも、土曜の昼だったからではない。
この曲のイントロは僕のDNAレベルで刻まれた「生き急ぐため」の合図なのだ。
パブロフの犬のようにテンションは最高潮に突入した。
もう何も考えられない。脊椎反射よろしく、僕は最前列に向かっていた。

同様に前へ前へと進む30後半のおっさんとともに熱唱する。


「ド~ン、スト~ップ、マイラー!!!恋をとめないで~~。」

したり顔でヒットチャートにおもねる事も、
右むきゃ右で周囲の反応を伺う事も彼は選ばなかった。


最高にポップな曲『恋とめ』。
だけど、会場のどんなアーティストよりもロック。


それを確かめるようにおっさんと固い握手を交わした僕の耳には10代BOYS&GIRLSたちの「吉川カッケー」の声が入ってきた。

僕たちは、間違ってなかった。
サンクス、モニカ。



フジロックが始まって10年。
ロックフェスは夏の風物詩となり全国各地で広がっている。


フェス自体を批判はしない。
ライブに馴染みのない若年層、地方へのアピール、興業のリスク回避、地域振興、メリットは多い。

が、どのフェスの面子も似たり寄ったり、どのアーティストも30~60分の持ち時間の中で同じようなセットリストで臨む。

もういいんじゃないか。
形だけのフェスなんて壊しちまおうよ。

マニュアル化されたロックに価値なんてねえよ。
ロックはもっと自由でいいだろ?
彼は全力で限られた時間を使いそう表現してた。





AIが流れる会場を後にしながら
・チャットモンチー 300円
・BBB        500円
・吉川       6000円 
・その他      200円


になったのも至極当然。最高の初体験でした。
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