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北田直俊監督の記録映画
『zone~存在しなかった命』を観た。





誰も報じなかった
福島県の原発20キロ圏内の2年が記録されていた。


原発事故のあと、
福島原発周辺警戒区域は立ち入り・報道規制がされ

自由な取材ができないゾーンとなった。


どこの報道機関や部署にも所属していない北田監督は、

自身の強みを生かし、

20キロ圏内をゲリラ撮影により

長編記録映画
『zone~存在しなかった命』を製作された。


個人の自主製作記録映画だ。


報道規制された20キロ圏内で
何が起こっていたのか…


そして、今も何が起こっているのか…


私たちは知る権利があるし、
知らなければならないと

改めて考えさせられる。


真実を知らなければ、
未来への正しい判断ができないからだ。


20キロ圏内の真実の姿は、想像力のある人でも
その想像をはるかに越えるものだろう。



原発事故のあと、一時避難と思い
避難した人々が置き去りにした犬や猫、家畜の命は

悲惨な最期を遂げた。


首輪に繋がれたままの身動きできない犬たちは、
計り知れないストレスの中


首輪をはずそうと気の狂ったように暴れ

飢えと恐怖と絶望の中、

力尽きて死んでいったことがわかる。


ある犬は、飢えとストレスから
犬小屋を食べて死んでいった。


またある犬は、
やはり気の狂ったようにクッションを振り回した。


激しく散乱したクッションの綿が、
死んだ犬の苦しみを伝えていた。


苦しさのあまり、金網に顔を突っ込んだまま、
身動きできず死んでいた犬もいた。


どれほど苦しかっただろう…


どれほど悲しくて恐ろしかっただろう…


犬の痛みを思い、涙が溢れた。


かろうじて生き残った命も、
地獄のような苦しみを強いられ

魂が抜けたかのように、生きながら死んでいた。


犬、猫、牛、鳥…

人のコントロール下にいた動物たち


彼らの苦しみは、原発の事故があったからで、

けして仕方のない避けられなかった自然災害によるものではない。


だからこの国は、
それらの命を存在しなかった命として扱っている。


しかし、今もそのゾーンの中で、
放射能の危険にさらされながら


動物たちの命を
命がけで必死に守っている人たちがいる。


商品価値の無くなった300頭の牛を守るため、
「希望の牧場」を立ち上げた牧場経営者だった吉沢さん。


国の命令による殺処分に反対している。


「無益な殺生はしたくない」


吉沢さんの存在と命がけのメッセージは、
国や東電の目の上のたんこぶだ。


同じく牛の殺処分に反対する
松村牧場を立ち上げた松村さん。


吉沢さんや松村さんが、
牛たちを生かす重要な意味を考えた。


「原発反対!」

国に訴える人々が危惧する

子供たちの未来、福島の未来、日本の未来…


牛の命を生かす人々は、
人の幸せの根幹であるとても重要なメッセージを伝えている。



映画には、
他にも命がけで活動する人々の姿が記録されている。



そして、一番危険な場所に留まって戦う人々の

怒りや悲しみや、溢れ出す叫びが記録されている。



「いや ほんと頭にくる 
動物の命 なんとも思わないんだね
想像力が欠如してるんでしょうね」


「置いてきたらどうなるか?とか
分かんないんだよ それも腹立つ」


一時帰宅の際、
連れていくことができたはずの命を、
簡単に置き去りにした飼い主も多い。



「はー もっと預かり先多かったらな
ほんと偽善者多いからな」


ほんの少しの無理をすることもしない
「可哀想」とだけ言う傍観者に
抑えきれない悲しみが思わず溢れる。



「原発事故は特に動物たちにとって
死を意味するようなもんですからね」


「人が誰もいない死の世界に置いてきぼりにされるんですよ」


「日本って やっぱり後進国…

原発事故でまだ一人も死者を出してないとか言ってましたけどね


直接的に死んでねぇけど
間接的になんぼ死んでるんだ?」


「ふざけた話しですよね」


国や東電への怒りが溢れる。



「皆んな薄情だから

一時帰宅した時だって
知らんぷりして行っちまう」


家族を見捨てた飼い主への憤り…


その命をずっと繋いでいる人の抑えきれない悔しさ

置き去りにされた小さな命の悲惨な最期…


その地獄のような光景を目の当たりにしてきた人々の声に

国や東電だけでなく、私たちは耳を傾けなければならない。



「聞いてみ今度 あんたが犬だったら
このゲージの中さずっと入れられて幸せか?


そんなゲージから散歩の時だけ出されて

刑務所と同じだよ

そこがね結局 動物愛護の壁なんですよね


自己満足だ 我々は助けているっていう
自己満足よ

何を保護してるんだい?」


置き去りにされた犬や猫に、
フードを与え続けている松村さんの言葉が印象的だ。


多くの動物愛護活動家に投げかけられたテーマである。



「良さそうにしてるんですよ
仮面を被ってね 良さそうにしてるんだけど


実際にこういうのが日本の実力ていうか
現実なんですよね」


国に対する怒りや不信感や諦めの言葉に、
思わず大きく頷いた。


多くの問題を浮き彫りにした「zone~存在しなかった命」


ゾーンの中の命は、
確かに存在していた
かけがえのない命だ。


この命を、存在しなかったものとして扱うことは

けして許されることであってはならない。



『zone~存在しなかった命』は、

4月より京王線・下高井戸駅前の小劇場「青の奇蹟」にて、

毎週火曜日と毎月第3土曜・日曜に上映会を開催


※追記

下高井戸駅前の小劇場•青の奇蹟 上映日程が変わりました。
(毎週火曜日の上映は都合により暫く休止とさせて頂きます)
6月からは毎月第3土曜•日曜のみになります。
1日3回 13:00~、15:30~、18:00~




URL
http://www.adg-theater.com/zone.html





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