自由診療というイメージがあまりにも誤解されていますので、それを具体的な症例で説明しようとするシリーズです。あくまで当院での考え方および治療ですのでお間違いの無いようお願いします。




熊本には養生説法で有名な竹熊宜孝先生がおられます

講演のスタートは命の話しから始まります


「あなたのいのちはどこにありますか」

と先生が質問すると
相手はちょっと考えて「心臓」と答えます

「では頭や足はいのちではないのですか」と

方言丸出しで問い詰められると

相手は「いや全体がいのちです」と答えます


このような疑問を私もいつも感じながら診療をしています

身体はひとつなのになぜ歯科と医科が別れるのだろう
歯と身体は別なのか

東洋医学では人間全体を

経絡・血脈のつながりの中で見ていくのに対し

西洋医学ではこころと身体まで分離してしまいます
そして今や臓器別医療


その結果

西洋医学中心の日本の医療界では

治りにくい難病が氾濫しています

ストレス絡みの心身症に代表される

病気が増えています

こころが関与する病気というと

心療内科や精神科の病気を考えますが

いまや歯科を含めた全診療科で

難治性のこころが絡む病が激増しています


その代表格にあたるのが

私の歯科分野では

線維筋痛症と考えています

最初は身体の一部の

急性の痛み(顎関節症や口腔顔面痛)に始まり

それが治らず慢性的に持続していき

精神的ストレス等で

脳中枢が感作wind upされ
脳が過敏化することで
痛みが何十倍にも増幅されます


痛みはやがて顎や顔から

全身へ広がり

どこが原因だったかわからなくなります

こういう痛みのサイクルが出来上がると
患者さんは痛みから逃れようとして
不自然な体位を取らざるを得なくなり
ますます苦痛がひどくなります



こうなると痛み自体が最大のストレスとなり
患者さんは痛みの生活から逃れられなくなります

身体に対する痛み治療と

精神的ストレスに対する

メンタルサポートのが必要ですが
現在の歯科医療の範疇では

これに対処できません


歯科と医科が分かれているため

両方に対処できる医療機関もありません

これらを統合した医療を

患者さんとともに作り上げる必要があります

当然いまの健康保険制度の枠には

納まりようがありません


次々に発生する難病と戦うための

新しい医療体制と医療機関

そしてそれを保証する

医療経済の矛盾

患者さんと医療者の間には

さまざまなハードルがあります

そのハードルを超えるには

自由診療が必要だと考えます




































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