「線維筋痛症:その始まりに遡る全人歯科的アプローチ」

                 スガ歯科医院  菅 健一  


【はじめに】線維筋痛症患者の手記には顎関節症・口腔顔面痛等の口腔に関する症状の記述が非常に多く見受けられる)。また村上(2013)の報告では、線維筋痛症患者の8割に顎関節症が合併している。さらに横田(19973)も顎関節症の痛みが広がれば、線維筋痛症につながると述べている。

一見つながりのない両疾患であるが、顎関節症の悪化により線維筋痛症を発症したり、また顎関節症の歯科的治療により線維筋痛症が緩解したりする症例を紹介しながら顎関節症から線維筋痛症に至る病態仮説について検証し線維筋痛症病態解明への手掛かりや治療について検証したい。



10月5、6日に横浜で開催される「線維筋痛症学会」のシンポジストに選ばれ発表することは先日のブログでお知らせしましたが、その抄録ができ上がり学会に提出しました。世間話しの中でこのことを患者さんと話していたら、「学会で聞きたい。でも横浜遠すぎ~」というご意見が数名の方から上がりました。その中のおひとりが、「先生、ブログに載せてください。」

というわけで、たくさんの方の(笑)ご要望にお答えして何回かに分けてご紹介していきたいと思います。歯の大切さを知っていただく参考になれば幸いです。



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