武田双雲オフィシャルブログ「書の力」

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2012-02-16 17:00:23

いまを生きる

テーマ:スガ歯科日記

母に抱かれた記憶がない

86歳の女性はそう言って泣いた


末期ガンの宣告を受け

死を受け止めて

その日まで自分らしく生きると頑張ってきた


でもTVでガンワクチンの番組を見たら

自分のガンにも効きそうな気がしてきた


主治医の先生にそのことを話すと

あなたのガンには効かないと言われた


もしかして少しでも延命出来るかもしれないと

かすかな希望が芽生え

取材先の病院まで一人でも

行ってみようと考えたが

望みは断たれた


宣告された年月より

寿命が短くなった気がして

昨夜は泣いた


人間て欲が深いですよね

死ぬ覚悟はできてたのに

急に生きる希望を持つなんて・・・


母親が生後すぐに亡くなり

苦労の連続だった

甘えることができないので

これまで強く生きてきた

母に育てられた記憶がないので

娘をどう育ててよいか分からなかった

娘には厳しい母であったかもしれない


いま娘とふたりで過ごす毎日を愛おしく思う


母親に甘えてみたい

ぽつりと言われた


よく頑張ってきましたねと

妻がしっかり抱きしめると

おかあさんのようだ

そう言って

子供のように泣きじゃくった




今日

診療室での出来事

もう20年近いお付き合いのある

患者さん

お墓の準備

葬儀場選びと段取り

すべてひとりで済まされた


強さも弱さも併せ持つのが人間


生きるとは何か

考えさせられた瞬間


いまこのひとときを

いとおしむように

生きている


2012-02-14 23:04:02

線維筋痛症で苦しまれている方へ ④

テーマ:痛みを取る


スガ歯科ブログ

15%が慢性疼痛

 18歳以上の15%は慢性疼痛(とうつう)を持っている-。慶応大医学部の戸山芳昭(とやま・よしあき)教授らのグループが実施したインターネット調査で、こんな結果が出た。 調査は全国から無作為に抽出した1万1507人を対象に実施。その結果、全体の15・4%が筋骨格系の慢性疼痛を持っており、特に働き盛りの30~50代で多いことが分かった。痛みの部位は腰が65%と最も多く、55%の頸部(けいぶ)と肩、さらに26%の膝と続いている。 また、慢性疼痛を持っている人の42%が何らかの治療を求めているが、そのうち医療機関を受診している人は19%にすぎなかった。

 報道にもあるように何らかの痛みを抱えている人々が15%はいることが判明しています。

 線維筋痛症は人口の2%と言われていますので、結構多くの人が痛みで悩まれていることが分かります。

 さすがに線維筋痛症になれば医療機関を受診しない人はおられないでしょうが、そこまでの痛みを伴わなければ、たった2割の人しか受診せず、8割の方は我慢されているということが分かります。

 肩こり等は持病として放置されている方がほとんどです。


私が警鐘を鳴らしたいのは、慢性疼痛を放置してはならないということです。

軽く考えて放置し、持続する痛みが次第にエスカレートして、脳の過敏化が起こり痛みが増幅されたケースです。

我々の領域では顎関節症や口腔顔面痛がそれですが、それが先鋭化すると線維筋痛症になってしまう症例をいくつも見てきました。

いったん線維筋痛症として脳が感作されてしまうと、今度は非常に回復が遅くなります。

ですから何でもそうですが、ひどくならない内の対策が痛みにも必要です。


(つづく)

2012-02-11 10:38:13

線維筋痛症で苦しまれている方へ ③

テーマ:痛みを取る

代替療法で症状が改善するかへの

回答の続きです


そもそも「代替」という言葉自体が

大変誤解を与えます


「二次的」や「亜流」ではないということを

強調したいと思います


アメリカで生活中に線維筋痛症に罹られて、

向こうで治療を受けられていた方が

日本に帰って

治療を継続しようとして

困られた方がいらっしゃいます


それは向こうでは線維筋痛症治療では

整体やマッサージそして鍼灸等の

代替療法を併用することが

主流であったのに

日本に帰ってきてからは

そういう医療機関がないことで困っておられました


それでなくても、

もし薬の効果が期待できなかったり

副作用で飲めなかったり

次第に効果が薄れてきたりするようなら

これに代わる方法を捜しておかれることも

必要ではないでしょうか


私たちが代替療法に着目した理由も

そこにあります

当院は医療機関ですが

歯科という限定された科目のため

一般医療機関のように様々な医薬品が使えないこともあり

早くからそれらに取って変わる治療法を考えてきました


それらの一部が先に掲げた代替療法として

挙げたものです


それに歯科独自の顎関節や口腔顔面痛の

咬合(噛み合わせ)治療を組み合わせて

治療の流れができています


全身のどこの部位に限らず

慢性的な痛みが持続し

それが一向に改善せず

むしろ増悪していった場合

脳が過敏に反応するようになります

そしてその一部が線維筋痛症に移行する

ケースがあります


顎関節症や口腔顔面痛もそのひとつ

顎関節症から線維筋痛症に移行した症例を

経験するたび

口腔も顎関節も全身とつながっていて

全身に対応しないと

根本治療につながらないことを

実感しています

(つづく)








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