鳥肌音楽 Chicken Skin Music

WRITING ABOUT MUSIC IS LIKE DANCING ABOUT ARCHITECTURE.


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 今日は多くのブログでデイブ平尾さんを追悼される記事が書かれているのでしょうが、GS全盛期小学校だった僕は、GSといえばタイガースでありテンプターズでありオックスでありブルコメで・・・といった感じでゴールデン・カップスはほとんど聞いたことがないし後追いもしたことがないので正直いってデイブさんの死もあまりピンときません。

今日の朝刊でいうとむしろ国際欄に載っていたこの訃報に目が行きました。

mm 反アパルトヘイトの女性歌手、ミリアム・マケバさん死去

【カイロ=平田篤央】「ママ・アフリカ」の愛称で知られ、歌を通じて世界に反アパルトヘイトを訴えた南アの歌手ミリアム・マケバさんが10日、心臓まひのため、公演先のイタリア・ナポリ郊外の病院で死去した。76歳。
 ヨハネスブルクの黒人居住区で生まれた。1959年に反アパルトヘイトの記録映画に主演したことで南ア政府から市民権を奪われる。その後は欧米やギニアで音楽活動を続け、ハリー・ベラフォンテとの共作で66年にグラミー賞を受賞した。
 87年にポール・サイモンの主催した「グレースランド・ツアー」に参加し、大きな反響を呼んだ。90年にネルソン・マンデラ元南ア大統領が釈放されると、約30年ぶりに帰国を許された。マンデラ氏は「彼女の音楽は、私たちすべてに力強い希望を与えてくれた」と追悼の声明を出した。
 AFP通信によると、マケバさんは前日にナポリ郊外で開かれた、地元のマフィア型犯罪組織撲滅に向けたチャリティーコンサートで約30分間歌った後で倒れたという。



ミリアム・マケバの訃報です。彼女が南アフリカ出身の歌手ということは知っていましたがアパルトヘイトと戦い続けた強い女性だったことは記事を読んで初めて知りました。なにせ僕にとってのミリアム・マケバは「パタパタ」の人ですから。上の訃報記事にもあるように南アフリカを追放されたマケバは活動拠点をアメリカに移しシンガーとして成功を収めます。彼女の最大のヒットが67年の「パタパタ」で全米12位まであがっています。日本では社団法人フォークダンス連盟がこの曲に注目し国内盤シングルにはフォークダンス連盟推薦盤として発売されていますのでポップス・ファンのみならず広く親しまれていたと思います。

Pata Pata-Miriam Makeba-1967
 
Pata Pata

パタパタって名前のダンスよ
ヨハネスブルグ流の踊りなの
パタパタの演奏が始まれば
みんなカラダが動き出しちゃうの


確かに子供から大人まで体が動き出しそうな楽しいダンス・ミュージックです。歌の途中に”カッ”という音が入っていますが、南アフリカの黒人特有のクリック・サウンドというもののようです。例えば赤ちゃんををあやす時に舌打ちして注意を向けさせたりすることがあるかと思いますが、アレが言葉の中に自然と入ってくる、そんな感じのようです。

「パタパタ」のライヴ映像もありましたので貼っておきます。彼女の踊りをみるとフォーク・ダンスというよりはちょっと艶かしい大人の踊りという気もします。ただし途中から可愛い女の子が一緒にダンスしているようにこの腰ふりもアフリカではごくごく普通のダンスなのでしょうね。

Pata Pata-Miriam Makeba


彼女は本気で(失礼)反アパルトヘイト、黒人解放運動に取り組んでいたようでこの「パタパタ」の大ヒットの翌年にはSNCCの中心人物で”ブラック・パワー”という言葉の生みの親ストークリー・カーマイケルと結婚をしています。「パタパタ」と”ブラック・パワー”ちょっと結びつかないですよね。このためアメリカの芸能界から干されてしまいます。そのためやむなくカーマイケルとマケバは活動拠点をギニアに移したということのようです。記事の中では”欧米やギニアで音楽活動を続け”と簡単に書いてありますが実は波乱万丈の音楽活動であったんですね。

最後に彼女への追悼の意をこめてこの曲を、スペシャルAKAの「ネルソン・マンデラ」です。
こういう曲が普通に音楽流通にのっかり多くの人々の共感を呼び起こすというのもマケバたちの長い戦いがあったからでしょう。

Nelson Mandela - Special AKA
  
ベスト・オブ・スペシャルズ(DVD付)


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