寺院彫刻の図柄はオリジナルで
テーマ:和風私はお寺の設計も手がけていますが、最近は彫刻の図柄も描くようになりました。
現代人はとかくシンプルなデザインを好みますが、実は私、日光東照宮の陽明門のファンなのです。
ブルーノタウトという高名なドイツの建築家が日本に来た折、桂離宮をべた褒めしたのと逆に日光東照宮を酷評した時から、どうもその評価が定着してしまった感があります。彫刻だらけの建築はどうもお気に召さなかったらしいですが・・・
私も大学時代はシンプルイズベストを信じて疑いませんでした。でも、インドで訪れたカジュラホやバルセロナのサグラダファミリアを見て、彫刻なのか建築なのかよくわからんというのもいいんじゃないの!そう思ってしまってから、立ち位置が少し変わりました。
ただ、確かに日本建築に施される彫刻は定型化して、アートというよりは装飾になってしまっている気がします。そこのところを微力ながら突き破りたいと思っています。
さて、これから造る寺院ではふんだんに彫刻を施すことになりました。チャンス到来です。
彫刻を担当してくれる彫り師の作品を見学しました。コラボレーションをするのに一番大事な人格には問題なしですが・・・彫り方にはいろいろ気になるところがあります。
これから始まる打ち合わせに先駆けて、彼の特徴を見ておくことはとても大切です。
「波頭の表現は気に入らないなあ。先端を少し丸めたらよくなる気がするけど・・・。鳳凰の目はいただけないなあ。きっとこれが定番なのかもしれないけど・・・」などなど。
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