自分の運命は自分で管理する

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今日、購読しているメルマガで見つけた名言です。

自分の運命は自分で管理しなさい。
でなければ、あなたはだれかに自分の運命を決められてしまう。

─ 稲盛 和夫 ─
(京セラ創業者)



「運命」と言われると、ちょっと壮大に感じてしまうけれど、
日常に当てはめて考えることはできると思います。



私が個人的に、自分の運命を管理するために必要だと思うのは、
「自責で物事をとらえる思考」です。

平たく言うと、「自責」の思考とは、
現状で自分がどんな状況に置かれているとしても、

「この状況で、今、自分にできることはなんだろう」
「相手は何を求めているのだろう」
「この状況を打開するために、何が必要だろう」

と考えることを指します。

逆に、「自責」と正反対の思考を、「他責」と呼びます。

「あの人に言われたからやったのに・・・」
「あの人のせいでこうなった」
「環境(条件)が悪いんだから、仕方ない。私のせいじゃない」
「なんで、いつも私がこんな目にあうの?」


もちろん、私たちは生身の人間ですから、
24時間、100パーセント「自責」というのは難しいかもしれません。

それでも、やはり、「自分の運命を自分で管理する」ためには、
どうしても「自責」思考が必要だと思うのです。


逆に、誰かのせい、外部環境のせいにしている限り、
だれかに運命を決められてしまうことにつながっていく・・・。

稲盛さんの言葉は、
「誰かのせいにしている限り、人生を切り拓くことなんてできないよ」と
言っているようにも聞こえます。

落ち込んでいるときは、
「わかっちゃいるけど、なかなかねえ....」というささやきが
私の頭によぎることもありますが(笑)、なんとか踏ん張って、頑張っていきましょう!
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先日、ノーベル医学・生理学賞受賞が決まった京都大学・山中伸弥教授。

連日、マスコミなどで取り上げられ、その人となりや様々なエピソードが報道されています。

その中でも、私が個人的にとても感銘を受けたのが、
フォルクスワーゲン」にまつわるエピソードです。


山中氏がアメリカに留学していた時代、
恩師の一人であるロバート・マーリー氏の愛車がフォルクスワーゲンだったそうです。
みなさんもご存じのとおり、フォルクスワーゲンの頭文字は「VW」。
マーリー氏は、これにはもうひとつ意味がある、と山中氏に教えてくれたというのです。


それが、“ビジョン・アンド・ハードワーク”です。
「研究者として、また人間として成功するためには、この2つを守れば大丈夫だ」、と。
それ以来、山中氏はこのVとWの2つを常に心がけているそうです。


山中氏は以前、講演会の中でVWについて話しています。

「日本人は、ハードワークは得意ですが、ビジョンを持つことが若干苦手です。
私もそうですが、一生懸命働いているけれども、気がついたら何をやっているかわからないという状態に陥ることがよくあります。
ですから、ビジョンをしっかり持ち、そのビジョンのためにハードワークすることの大切さを、マーリー先生が教えてくれました・・・・。」


この山中氏のVWのエピソードを聞いて、私が改めて思ったのは、
何を為すにも、「まず、志ありき」なのだ、ということ。

逆に言うと、「志(=ビジョン)を持たず、なんとなく行動しているだけでは、
結局、何事も大成しない」ということ。

これは、私たちの日常にも当てはめて考えることができます。

たとえば、「英会話をマスターする」・「○○の資格を取る」ことを目標にしているとします。もちろん、目標を持つこと自体はとても良いことです。
問題なのは、「では、何のために資格を取りたいのか?」という「志」は明確か?ということです。

「これからの時代、英語くらい話せるようにしておかないと」、とか、「とにかく、資格は取っておいて損はないから」というのは、「志」ではありません。

なんとなく、あいまいで、ふわっとした思いだけでは、何か困難なことに出会ったときに、それを乗り越えても成し遂げたい、というエネルギーにならないからです。

「なぜ、自分はそれを成し遂げたいのか?」
「それは、社会(世の中)にとって、どのように役に立つのか?」
「それを成し遂げたとき、どのようなことが実現できるのか?」

こうした問いについてよく考えてみることが、志を明確にするヒントになるでしょう。

山中教授のVWにまつわる経験は、私たちに「志を持つことの大切さ」を教えてくれる秀逸なストーリーです。
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東京もやっと秋らしさを感じる天候になってきました。

読書の秋、食欲の秋、いろいろありますが、
目下、私は「ドラマ鑑賞の秋」を堪能しています。

現在、NHKで毎週土曜日に放送中のドラマ
「負けて勝つ ~戦後をつくった男・吉田茂」

終戦直後に総理大臣となり、連合国軍最高司令官・ダグラスマッカーサーと対峙した吉田茂が、何を思い、何をしたのか。
そして、何ができなかったのか・・・・。

さまざまな人物がさまざまな思惑の中で絡み合い、
新しい日本が組み立てられていく様が描かれています。

このドラマは史実をもとにしたフィクションですが、
渡辺謙演じる吉田茂のセリフには、ぐっと胸を突くようなインパクトがあります。




たとえば、前回、こんなセリフがありました。

「俺は政治家じゃない。外交屋だ。
10の交渉事があるとして、ほんとうに欲しいものが1つ手に入ればそれでいい。
他の9はすべて切り捨てても構わん」


このセリフの解釈や受け取り方はいろいろあるでしょう。

私が個人的に、このセリフと、このシーンの文脈から感じ取ったのは、
「政治家は、メンツやプライドが邪魔して、もっとも重要なことを決断できなかたっり、
見逃している。俺は、今、この国にとって、もっとも重要なことをやるまでだ!」

と言いたかったのかなあ、と・・・・。

このドラマを見ていると、激動の時代に「自分は何をすべきなのか」ということを
考えざるを得なくなります。

次回もとても楽しみ・・・。

(ちなみに台詞は、忠実な再現ではありません。このような内容のことを言っていました。)
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