photo: Koki Yamashita2008年も今日で最後。窓の向こうには青空がひろがっていて、
道を隔てたところにある両親の家では甥っ子が走り回っています。
今年一年を振り返りたいのですが、その前に先日のライヴのことを書いてしまいます。
止むなき進化、その時が絶頂期であるためにライヴはやる度に得るものがあります。
今回は筆が止まった時点で、描くことを止める勇気を持つことを知りました。
与えられた時間内は描いてなければ、というような決まりみたいなものが、
いつの間にか出来てしまっていました。今後は前半にもうひとりの絵描きに
登場してもらうことも頭にはあります。
そして、体調が良くないとき、また真夜中でのライヴでのテンションのコントロールの仕方。
これは経験不足でいまだにどうしたら良いかわからないですが、
結果的には、良い音と雰囲気があればどうにかなってしまうようです。
今年は数多くの経験をすることができたので、慣れて来たとは言え、
今回のように、途中でうまいこといかずに、焦り、かるいパニック状態になる
こともありましたが、そんなときも投げやりにならずに、一筆一筆、一呼吸一呼吸
を大事にやり、自分を信じれば良い結果が出ています。
photo: Koki Yamashita音楽担当のZero CharismaことアレックスのDJは、毎回型にはまらず、
そして有機的に進化しています。あらためて彼の音楽や芸術への探究心の深さを
知りました。ここは自分も見習わないといけないところです。
今回のセットは最新のICASEA関係の曲とアフリカなどの民族音楽、
ノイズ、実験音楽などで組み立てられました。
彼曰く、今日、テクノ、ハウス、ヒップホップなどのルーツは全てアフリカにあり、
更にその音楽のルーツはドラム、リズムだということで、そのルーツの音と、
現代の音を絶妙にミックスしていました。今回あらためて凄い才能を持った人間と
セッションをさせてもらっていることを実感しました。
photo: Koki Yamashitaネガティヴな感情にうったえかけるものを、基本的に否定する彼だからこそ、
自分が感情に振り回されることなく、もっと大きく、広い次元での表現ができているように思います。
そして、最新の音からルーツまでを予想不可能なかたちでミックスするスタイルは、
今の自分には最強なパートナーであり、ライバルです。
来年も彼とは引き続きセッションをしていく予定ですので、
是非一度は体験してみてください。
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