【 8割と2割 】
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2009年11月13日
昨日は私の大切なお友達、
と言うと失礼になってしまうかもしれませんが
とても親しくさせていただいている
岸嶽系唐津焼作家 栗原流石(くりはら りゅうせき) さんの
個展にお邪魔させていただきました。
http://ryuseki.sagafan.jp/
作品はどれもこれもすばらしいものばかり。
手にとって見てもいいと言われたのですが、
畏れ多くて触れることに躊躇してしまいました。^-^;
流石さんはこの作品を作られるのに2、3ヶ月の時間を要されます。
焼き物は土選びから始まると言われていますが、
ひとつひとつのどの工程も気を抜けない大変な作業。
特に ”焼く” にあたっては
2、3日寝ずの番をしなければならないという
作品も、作陶家本人も最後の踏ん張りどころを乗り越えての作品なんですね。
釜は登り窯といって、
坂に作られたそれぞれ温度の違う3つ4つの釜を段階ごとにくぐらせるという
歴史のある伝統的な技法で焼き上げるのです。
登り窯のお写真、よかったらどうぞご覧ください。
http://www.people-i.ne.jp/~ktv-co/page050.html
話戻りますが、
流石さんが作品のことを色々と教えてくださるなかで、
非常に興味深いことを仰られました。
「作品は完璧に仕上げてはいけないんだよ。
8割ぐらいでとどめて作るようにするんだよ。
完璧に仕上げてしまうと、汚れたらそれで終わりになるんだ。
(確か、磁器のことを例にあげて仰ってあったと思います。)
作るときは8割、あとの2割は
使い込むごとにその茶碗の味が出てくる。
お茶のしみがお茶碗の風景になって侘びになるんだよ。
それをね、”そだてる” と言ってね、
使う人が ”そだてる” ことでその作品が完成するんだよ。
それが陶器の良さなんだよね。」
2割は ”そだてる” ことでその作品が完成する。
あなたはこの言葉をきいて
どのようにお感じになられましたか?
8割は今与えられている全てのもの。
体も、環境も、今あるものは8割。
そして私たち自身は、2割。
いえ、もっと少ない1割なのかも。
その少ない部分を”そだてる”ことによって
あなた自身に見えてくるものがあるのかもしれませんね。
8割ばかりを見て暮らしていくのか、
それとも2割の部分を意識して生きていくのか。
それを選択するのはあなた次第。
そうは思いませんか?
追伸: 流石さんの個展は15(日)まで開催されています。
お近くの方、またはお近くをお通りの際は
是非、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
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