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「それ」を思いついたのは15、いやいや20年近く前だったかもしれない。


もっと簡単に、美味しいコーヒーは楽しめないものか。


これは、消費者が考えるのと同様に、


世界中のコーヒー屋が考えていることでもある。


だけど、物事にはタイミングがある。


この場合のタイミングとは技術力の向上と、


「カネ」・・・すなわち夢をかなえるのに必要なコストと言っていいと思う。


コーヒーカップの上に、粉にしたレギュラーコーヒーが濾過紙袋に入った、


所謂「ドリップバッグ」と呼ばれるモノが登場して久しい。


しかし、その当時は技術も見識もまだまだ発展途上で、


とりあえずコーヒーらしきものはできるけれど、というレベルであったし、


田舎のコーヒー屋がそれにまつわる事に手を出すには、


余りにもコストが高すぎた。


それから何年も経ったが、


ソレが僕のアタマから離れることはなかった。


ソレがいつかきっと「手を伸ばせば届く位置」にやってくることを信じるしかなかった。


ひとつだけ気になっていたのは、


ドリップバッグというカテゴリーが、


どんどん、安価な方向に進んでいることだった。


時間の経過とともに、ソコだけが気になっていた。


つまり、僕の夢は「安売りコーヒー」の渦中にいた。


同時に、僕の住む町も歳をとりはじめた。


お年寄りが増え、今まで以上に簡単にコーヒーが飲みたいとリクエストも増加した。


呉市はそう大きくない町なのに、


大病院が多く、町を歩けば診療所だらけでもある。


今度、呉に来たら注意して観て欲しい、お医者さんだらけの町だから。


話がそれた。


僕の夢は単純だ。


聴く人が聴けば、そんなのが夢なのか?と笑われるかもしれない。


だけどね、それはカンケーない。


笑いたければ笑えばいい。


そのスタイルで20年と少しコーヒー屋をやって来たのだから。


僕の夢、それは


「昴珈琲店で取り扱う、全てのコーヒー36種類を美味しいドリップバッグにして紹介すること」


だ。


もちろん、その中にはドリップバッグにむかないコーヒーもあるから、


厳密に言えば全てではない。


しかし、全36種類はコーヒー業界にも前例がないはずだ。


ドリップバッグというカテゴリーで限定すれば、


大げさではなく世界初かもしれない。


夢は膨らみ始めた。


こうしたい、ああしたい。


考え始めると眠れなくなることも多かったので、


なるべく別のことを考えるようにしたりした。


ソレが昴珈琲店の店頭に並んだ時のことを考えると嬉しくてたまらない。


だけど、その時は夢のまた夢だった。


でも、田舎の小さなコーヒー屋の夢は、現実のものになった。


夢は、かなった。


にいやんのブログ

しかも、それは最新技術、独自アイデアの塊となって僕の目の前に現れた。


ここ数か月は、本当に苦しかった。


1袋100円そこそこ。


しかし、その1袋の中に詰まった色々な思いを次回から書いていきたいと思います。


どのぐらいの長さになるか見当もつかないので、


何回かに分けて書こうと思います。


僕だけの力では本当にどうにもならなかった。


今考えてもぞっとすることの連続でした。


お時間のある方、お付き合いください。


つづく・・・

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