中1女子の母親からのご相談(入試対策、塾の利用法、数学の勉強法、思考力) | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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記事にしていただいて、ありがとうございます。

模試で一喜一憂・・・息子の受験で去年してました。
特色化模試の理科でまさかの白紙でした。
数学を意地になって解いてたら理科の問題を読む時間すら無くなったみたいで
塾の先生からは本番でなくて良かったと励まされました。


普段の授業と入試とのズレですが
国語は真の読解力・英語は長文読解でしょうか?その他にもありますか?

英語の長文読解は3年生でいきなりですよね。
2年生くらいから慣れていくと楽なのかなと思いますが
その時点で習ってる単語・文法で解ける問題となると
なかなか無いように思います。

覚えたことを忘れないようにできれば良いのですが
次々、忘れていくようです。
3年生になってから大変そうです。
塾の授業は3時間なのですが最近は追試だらけで
毎回4時間になってしまってます。
家に帰ると11時です。まだ、1年生なんですけど。

 


 

 

特色化は通常のテストとかなり異なるため、事前の「時間配分」の練習は必須ですよね。「本番でなくて良かった」はその通りで、むしろ合格を狙うなら、いきなり本番を受けるのは自殺行為に近いです。どのみち今年限りですけどね(笑)

 


>普段の授業と入試とのズレですが、国語は真の読解力・英語は長文読解でしょうか?その他にもありますか?

 

そのあたりの分析をいかに詳細かつ具体的ににできるかがそのまま教師の力量差になるところですから、簡単にさらっとお答えするのが難しいところではあります。

 

それを「普段の授業=学校の授業」として、誤解を恐れず主な違いを簡潔に書くと・・・

 


英語は長文のみならず、英作・リスニングなどほぼ全てに渡ります。

国語はテスト対応の読解力、作文力、広い範囲での語彙力など。

数学は単元をまたぐ融合問題全般・証明を中心とした発想力と記述力、授業で軽く扱われがちな重要単元への対応など。

理科は記述力、複数単元の融合問題、応用問題、学校の先生によって偏りが生じる単元への対応など。

社会は記述力、時代の流れや相関性、計算系の問題などですね。

 

私が実際に指導する上で配慮している点などを細かく書くと、軽くレポート数十枚以上になります(笑)

 


>英語の長文読解は3年生でいきなりですよね。
>2年生くらいから慣れていくと楽なのかなと思いますが
>その時点で習ってる単語・文法で解ける問題となると
>なかなか無いように思います。

 

鋭い指摘と悩みどころですね。

 

これは私も過去に悩んだところで、以前は塾用教材でも適切なものがほとんどなく、予習してからやるか無理やり自作していましたが、最近は対応した問題集がいくつか市販されているため、それらを使えば家庭でも十分学習が可能ですよ。

 

これも書くと長くなるためここで細かくは書きませんが、そういうものが「存在する」という情報そのものに、かなり価値があるはずですよね(笑)

 

 

>塾の授業は3時間なのですが最近は追試だらけで毎回4時間になってしまってます。

 

分かるまできちんと面倒を見てくれるのはありがたい塾ですね。

 

しかし、時間内に指導するのも力量ではあります(笑)

 

 

>家に帰ると11時です。まだ、1年生なんですけど。

 

中1で居残りが続くのは好ましくないですね。

 

個人的には11時までに寝させたいため、帰ってからの支度や片付けを考えると、遅くとも10時には終わりたいです。

 

私自身が睡眠時間が足りないと身が持たないタイプなだけに、生徒にも睡眠時間は確保してあげたいと思ってしまいますね。どうしても必要な場合は残すこともありますが、やはり毎回は厳しいと思います。

 

 

今の時代に合わせて、わざと夜更かしに慣れさせ、短時間の睡眠でも過ごせるような体質に仕向ける手もなくはないですが・・・少なくとも学校に悪い影響がない程度の睡眠時間の確保は絶対です。

 

何より睡眠不足は、中高生が特に気にする「成長(身長や体格など)」と「美容」の大敵ですから(笑)、まさに後悔先に立たずです。それに睡眠不足によるストレスが注意力不足や記憶力の低下、はては不機嫌の原因となり、反抗期の悪い言動をひどくさせる面も否定できないですからね。

 

三者面談時に「通知表が悪すぎる」という家庭で、日常の時間の使い方を確認したらあまりに睡眠時間が短かったため、「これでは眠くて学校の授業が聞けないから、そのせいで通知表が悪いのではないか」と睡眠時間を増やすように指導したところ、「授業がちゃんと聞けるようになったみたいです。ついでにいつも悪かった子供の機嫌が少し良くなりました」という報告をもらったこともあります(笑)


ただ、必要な睡眠時間は本当に生徒によって差が大きいため、足りているなら居残りもそんなに苦にはならないかもしれませんね。

 

 

しかし、何時間も拘束されれば学習効果は落ちます。

 

学校で6時間以上の勉強をしてきて、さらに塾で4時間もすれば、大人の仕事時間より長いですよね。学校のあった日は、相当やる気のある生徒はともかく、普通の生徒はせいぜい2時間、もって3時間が限度というのが実感です。(低学年ほどそうですね)

 

そういったあたりがストレスになって、親への風当たりが強くなる・・・ことも無いとは言えませんから、ご注意くださいね。

 

 

~続きの記事~

 「無駄に追試が多くなる確認テストの仕組み」に進む

 

 

 

 

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