米韓FTAなどの協定に書かれている「protect whales」の文語の出所をさらに調査してみた。TPP協定にも織り込まれている可能性が高くなった。
TPPの交渉における途中経緯が秘密にされているため、捕鯨に関する議論および協定（案）の情報が見られない。関連する団体やシンクタンクなどの情報を捜してみると、American Enterprise Institute（AEI）にTPPに関する解説記事があった。
コンサルタントのClaude Barfield氏が2011年6月に投稿した記事である。
http://www.aei.org/article/economics/international-economy/the-trans-pacific-partnership/
長い記事なので、主要なポイントに絞る。
投資（Investment)の紛争処理のISDSに対しオーストラリアとニュージーランドが反対していること、環境（Environment)では、2007年の二国間協定（韓国、コロンビア、パナマFTA）において、オゾン層破壊、絶滅危惧種、海上汚染、湿地帯、捕鯨、及び南極海に関して合意され、多国間協定（TPP）でも実行しようとしていることが書かれている。
For the environment, the 2007 agreement mandated that US bilateral trading partners pass and implement a group of multilateral environmental agreements: ozone depletion, endangered species, marine pollution, wetlands, whaling, and Antarctic marine. The Obama administration will certainly fight to hold on to these mandates for the TPP, though it is unclear what the Republican House majority will accept in this area.
次に環境団体などの動きを調べるため、米通商代表部（USTR）のHPを捜してみた。Trade and Environment Policy Advisory Committee (TEPAC)という貿易と環境問題に関する諮問委員会がUSTRを支えている。
http://www.ustr.gov/about-us/intergovernmental-affairs/advisory-committees/trade-and-environment-policy-advisory-committ
そのメンバー表が下記である。朱書きの5団体が強力な反捕鯨団体である。5団体のHPへのリンクを設定しておく。彼らがUSTRのTEPACにおいて、主導的に反捕鯨の意見を取り纏め、USTRの後押しをしていると考えてよい。
韓国、コロンビア、パナマ三ヶ国とのFTAに「protect whales」の文語を入れ、TPPにおいても強力な反捕鯨国のオーストラリアとニュージーランドと意気投合して鯨の保護を協定に入れることが推察できる。既に9ヶ国の間で環境に関する協定が決定されていれば、日本がTPPに参入するときどのような交渉になるのだろうか。
機関名
Kraft Food（食品会社）
Hudson Institute（研究所）
Venable LLP（法律事務所）
Transparency International（環境団体）
Audubon Naturalist Society（自然派団体）
Global Environment & Technology Foundation（環境基金）
Agrisystems International（有機食品団体）
Environmental Defense Fund（環境基金）
Consumers Union（消費者団体）
Water & Wastewater Equipment Manufacturers Assn.（水資源製造）
Center for International Environmental Law（法律事務所）
Alston & Bird, LLP（法律事務所）
International Fund for Animal Welfare（国際動物福祉基金）
http://www.ifaw.org/ifaw_japan/join_campaigns/protect_whales_around_the_world/index.php
Humane Society International（動物愛護団体）
http://www.hsi.org/animals/whales/
U.S. Council for International Business（経済研究）
Duke University（大学）
Institute for International Economics（経済研究）
Oceana（海洋環境保護）
http://na.oceana.org/en/our-work/protect-marine-wildlife/whales/overview
King & Spalding LLP（法律事務所）
Competitive Enterprise Institute（自由貿易）
Endangered Species Coalition（絶滅危惧種保護）
http://www.stopextinction.org/stop.html
Environmental Investigation Agency, Inc.（環境保護）
http://www.eia-international.org/
Hills & Company（貿易、経済、ビジネスなどシンクタンク）
The Center for Governance and Sustainable Development（ロビースト）
TPPの交渉における途中経緯が秘密にされているため、捕鯨に関する議論および協定（案）の情報が見られない。関連する団体やシンクタンクなどの情報を捜してみると、American Enterprise Institute（AEI）にTPPに関する解説記事があった。
コンサルタントのClaude Barfield氏が2011年6月に投稿した記事である。
http://www.aei.org/article/economics/international-economy/the-trans-pacific-partnership/
長い記事なので、主要なポイントに絞る。
投資（Investment)の紛争処理のISDSに対しオーストラリアとニュージーランドが反対していること、環境（Environment)では、2007年の二国間協定（韓国、コロンビア、パナマFTA）において、オゾン層破壊、絶滅危惧種、海上汚染、湿地帯、捕鯨、及び南極海に関して合意され、多国間協定（TPP）でも実行しようとしていることが書かれている。
For the environment, the 2007 agreement mandated that US bilateral trading partners pass and implement a group of multilateral environmental agreements: ozone depletion, endangered species, marine pollution, wetlands, whaling, and Antarctic marine. The Obama administration will certainly fight to hold on to these mandates for the TPP, though it is unclear what the Republican House majority will accept in this area.
次に環境団体などの動きを調べるため、米通商代表部（USTR）のHPを捜してみた。Trade and Environment Policy Advisory Committee (TEPAC)という貿易と環境問題に関する諮問委員会がUSTRを支えている。
http://www.ustr.gov/about-us/intergovernmental-affairs/advisory-committees/trade-and-environment-policy-advisory-committ
そのメンバー表が下記である。朱書きの5団体が強力な反捕鯨団体である。5団体のHPへのリンクを設定しておく。彼らがUSTRのTEPACにおいて、主導的に反捕鯨の意見を取り纏め、USTRの後押しをしていると考えてよい。
韓国、コロンビア、パナマ三ヶ国とのFTAに「protect whales」の文語を入れ、TPPにおいても強力な反捕鯨国のオーストラリアとニュージーランドと意気投合して鯨の保護を協定に入れることが推察できる。既に9ヶ国の間で環境に関する協定が決定されていれば、日本がTPPに参入するときどのような交渉になるのだろうか。
機関名
Kraft Food（食品会社）
Hudson Institute（研究所）
Venable LLP（法律事務所）
Transparency International（環境団体）
Audubon Naturalist Society（自然派団体）
Global Environment & Technology Foundation（環境基金）
Agrisystems International（有機食品団体）
Environmental Defense Fund（環境基金）
Consumers Union（消費者団体）
Water & Wastewater Equipment Manufacturers Assn.（水資源製造）
Center for International Environmental Law（法律事務所）
Alston & Bird, LLP（法律事務所）
International Fund for Animal Welfare（国際動物福祉基金）
http://www.ifaw.org/ifaw_japan/join_campaigns/protect_whales_around_the_world/index.php
Humane Society International（動物愛護団体）
http://www.hsi.org/animals/whales/
U.S. Council for International Business（経済研究）
Duke University（大学）
Institute for International Economics（経済研究）
Oceana（海洋環境保護）
http://na.oceana.org/en/our-work/protect-marine-wildlife/whales/overview
King & Spalding LLP（法律事務所）
Competitive Enterprise Institute（自由貿易）
Endangered Species Coalition（絶滅危惧種保護）
http://www.stopextinction.org/stop.html
Environmental Investigation Agency, Inc.（環境保護）
http://www.eia-international.org/
Hills & Company（貿易、経済、ビジネスなどシンクタンク）
The Center for Governance and Sustainable Development（ロビースト）