色んな会社のコンサルタントをされたお二方が、チームメンバーの特性に着目して書かれた本です。

 

そもそも人間は協力し合って生きていくもので、原始時代の狩猟もチームで行われていたと。ま、そりゃそうでしょうけど、圧倒的な相手がいたら、共同作業もするでしょうが、ま、そうした事情も含めて、チームはあったとのこと。知能が発達したから、こうしたチームプレーを行うようになったのではなく、チームプレーを行うために知能が発達したのではないかと著者は言います。

 

まず、チームのサイズについての正しい認識、多様性の正しい在り方とマネジメントが必要とのことです。


最小チームは二人です。二人が補完関係にあるとか、同じタイプとか、親分子分とか色々ありますが、著者は、過去の偉人とか亡くなった両親を尊敬し、もし、その人だったら、この局面でなんて言うかなんてのも「二人チーム」に分類してます。


そう言えば、「ヒカルの碁」で、進藤ヒカルが、「佐為だったら、きっとここで、こう打つ」なんてクダリがあるのですが、これも、一人だけど、いない人とのペアですね。

 

 

次に3人チーム。どんなに大きなチームも、分解すればペアとトリオ。喩えるなら、ほぼすべての複雑な図形が四角と三角で構成されているのと同じようなものとのこと。3人チームは二人チームに一人が加わった形なので、その加わった方が、リーダーになるか、混じるかみたいな形態になるようです。が、あまり、安定しないみたい。

 

ペアをのぞくと、優秀な小規模チームのほとんどが、五人から九人で構成されているようです。この本では、この集団を「7±2チーム」と呼びます。

 

「7±2」チームはあらゆるチームのなかでも、最も大きな適応力・機動力・団結力を発揮し、真の多様性、生産的な分業体制、有効的な大量生産を実現できるようになるそうです。
わが社でも、7-7-7とか言って、一人で管理できるのはせいぜい6~8人なので、事業部長の下に7人の部長、その下に7人の課長、その下に7人の担当なんて時代もありましたが、高齢化によるポスト不足で、そうも言ってられなくなりました。

特攻野郎Aチームは、とても好きなテレビドラマだったのですが、4人は、不安定なチームみたいです。

 

日本のゴレンジャー以来続く、5人チームは、安定したチームなのかもしれません。

そういえば、団体戦で、同時にフィールドに立つスポーツを考えると、3人、4人というゲームは無いかもしれませんね。

 

卓球団体は3人、水泳団体メドレーは4人ですけど、同時にフィールドに入るワケではありませんものね。

 

そういえば、チェコに3人チェッカーのゲーム盤が売られてましたけど、あれは珍しいからやはり、買うべきだったか。

 

 

「7±2」チームの次に安定するチームは、「15±3」チームだそうです。

 

企業の世界では、「15±3」チームは営業所、事業部、製造ラインの一セクションとして組まれることが多く、また、組織図のいちばん上に位置するCEO率いる経営陣、上級管理職やグループリーダーがこのチーム形態を成すこともあります。研究開発においては、製造部での量産が始まる一歩手前、発明品の試作モデルを開発する段階で「15±3」チームが活躍することが多いとのこと。つまり、私たちの生活は無数の「15±3」チームによって支えられているとのこと。

 

サッカーは11人なので、この範囲に入らないのですが、こういう場合は、監督やらコーチも加えて、「15±3」チームという解釈です。この本の中では、サッカーの件はありませんが、この辺りは、納得できるような、できないような……。

 

個人的な感覚では、「7±2」のチームを管理職の立場で、二つ三つ見るっていうのが、隅々まで目が届く限界かなーって感覚はありますね。

 

実際、ちゃんと目が届くのは、「15±3」チームかもしれません。この人数なら、チーム間でのメンバー移動も簡単ですし。

 

 

「15±3」チームの枠を超えると、理想のチームの規模は三倍の大きさに次々と膨れ上がっていくとのこと。これは、人間の遺伝子に起因するものというよりは、むしろスパン・オブ・コントロールの影響らしい。一定の統制領域を超えると、新しいマネジメント階層が必要になります。課長だけでよかったのが、部長のポジションができると、それなりに課長も必要になるから、チームの規模が一気に大きくなってしまうっつーことですね。

 

さらに、規模が大きくなるたびに、もとのチームと次の理想的なチームの人数差が劇的に広がるとのこと。七人チームから一五人チームになるときに増えるのは八人、一五人チームから次の五〇人チームになるときに増えるのは三五人。次の理想チームの人数は一五〇人なので、今度は一〇〇人も一気に増えることになる。このように、理想的なチームサイズは凄まじい勢いで拡大していく。二人、三人は、チームという感覚があまりありませんので、まずは「7±2チーム」が、感覚的に「チーム」の最小構成なんでしょうね。

 

そこには、「主任」だか「リーダー」がいて、まずはそれを2チーム束ねる「課長」なんてのがいて、その課長を3人くらい束ねる「部長」がいるっていう感覚かと思います。

この本の後半は、こうしたチームメンバーの選び方、チーム力の継承方法が書かれてあります。

 

いやいや、チームメンバーの選び方も、実際に行おうとすると難しいですが、継承方法は、更に難しいですね。

 

 

【なるほどと思ったこと】

 

●世界で最も創造性豊かで影響力の強い仕事をやり遂げるのは、非公式チームと相場が決まっている。
 

 

 

 

 

 

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