(※本題は◇◆◇◆◇◆◇◆以降)
さてさて、この秋…見事にワタクシも
◎前回の2016.10月版
⇒【この夏の“脾臓バテ”で免疫力ダウン→感染症に弱くなる?】
(※脾臓の免疫力と、細菌性のカゼ…についての序章です)
で言ったことに、ハマっていたかなと
…思います。
それは実は、
ワタクシの「いつものパターン」である…
◎のど風邪(喉が痛くなってくる)の中、
⇒こどもクラスの指導で声を張り→声が出なくなる…
というパターンでございます。
まぁ、「こどもクラスで声を張り、声が出なくなる」
については、ただの個人的な事情ですが…
はい、ココで注目したいのは
そもそも
◎のど(咽頭)が痛くなる風邪を、【いつも引く】
…ということでして。
その記憶がですね、
◎中学生の頃から、あるかも?
…と思ったんです。
が、反対に
◎インフルエンザには、ここ○じゅう何年…
⇒【ずっと罹ってない】
…というより、
いつ罹ったのか?というくらいですが、
もしかしたらそうかも?というのが大学生の時です。
で、前回記事をキッカケに
◎…ワタシの「いつものパターン」て、やっぱり
⇒【脾臓弱り、からの細菌性の、喉風邪】ではないかな
そして、
◎インフルエンザ(:【ウイルス性=細胞に罹る】風邪)
⇒に、罹らないってことは…【活躍する免疫の種類が違う】のかも?
…と考えが巡ってきたワケなのです。
はいそこで、再び
◎【免疫の力】について、も~少し踏み込んだ調べ
…を、してみましたら
◎そうだったか~合点!!
が、いったのです。
さらに、そこに
◎ワタクシの個人ブログで、過去に書いたものである
⇒【インフルエンザ予防接種】の記事
…を、読み返してみましたら
(参考:2016.2月版♪【ふたたび確認…風邪もインフルエンザも“自分の免疫で治る”ということ】
※手直ししたものを、こちらの公式サイトへ採用)
◎うん、長い(笑)
(情報量多すぎ&見にくいレイアウトでして)
…というワケで、
『色々まとめ直し』をしていこうということで…
今回は
◎風邪やインフルエンザに、【薬は効くのか!?】
…というあたりを含め、
◎風邪やインフルエンザの仕組み
などから、書いてみようと思います。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
《目次》
① あなたの風邪、鼻水?のどの痛み?…細菌性の風邪とは
② ウイルス性の風邪の代表選手は、インフルエンザ
③タミフルやりレンザなどの抗ウイルス薬の、ホントの働き
④抗生物質って必要?胃腸風邪って何?
***********************************
■①あなたの風邪、鼻水?のどの痛み?…細菌性の風邪とは■
はい、前回の「脾臓と感染症」コラムで
◎(脾臓がなくなると)どちらかというと【細菌に弱いのかも】
…とチラッと書いたかと思うのですが、
これは
◎脾臓を摘出した人が
⇒【重い感染症になる】可能性が高い
(例えば『肺炎球菌』からの肺炎)
…という医学的な警告がすでにあり
(前記事ご参照ください)、
それについて調べているとき
◎…どうも【脾臓の免疫力は、細菌に対して】重要で
⇒ウイルスは【少し別の免疫系っぽくないか】(※a)
…と、見えてきたんです。
(※a:ワタシたちがかかる病原体は、主に「ウイルスと細菌」)
それはなぜかと言うと、
まず
◎ワタクシの体調不良パターン
(↑明らかに脾臓が弱っている人)が
⇒いつも【喉のみの風邪である】こと
…や、
ヨガ会員さんでも
◎【脾臓疲れの特徴のある方】が
⇒よく、副鼻腔炎になっている
…ですとか、
キッズのお母さんでも
◎夏が大の苦手な方が
⇒秋によく【扁桃腺炎(=酷いのど風邪)】になっている
…など、
思い当たるフシがあったんですね。
さてここで
◎【のど】の風邪、とか【副鼻腔】炎
とか出ていますが、
今ここで言っている種類は
◎【細菌性の風邪症状】
のことでして、
◎基本的に、
【所的な症状 & それが2週間 or それ以上続く】(※b)
(※b:喉の場合、最初に高熱が出ることもあります)
…という特徴のある風邪です。
これは、いわゆる
◎風邪の「総合的な症状」である
=【水状の鼻水・喉の痛み・咳・悪寒・発熱が複合的】に出る、
…どちらかというと【全身的な症状】
また、【人によっては数日で治り、長くとも10日ほどで治る】(※c)
…という、
◎【ウイルス性の風邪】
とは、違いがあるのです
(※c:長引く場合もあるかと思いますが、
そのときは【細菌性に移行している】可能性があります)
…はい、(んんん) というところだと思いますが、
あらためて
◎風邪には【ウイルス性と細菌性がある】
という確かな違いと、
◎【薬が効くもの or 薬が効かないもの】
という違いもあるのです。
■②ウイルス性の風邪の代表選手は、インフルエンザ■
で、基本的に
◎いわゆる【風邪の9割はウイルス性】
だそうですが、
◎【ウイルス性の風邪に、効く薬はない】
⇒その代表選手が実は、インフルエンザ
…なのです。
で、
◎細菌性の、のど風邪(扁桃腺炎含む)や、
鼻かぜ(≒副鼻腔炎)は
⇒原因の細菌をたたくための
いわゆる【抗生物質(=抗生剤・抗菌剤)】が効く
のです。
ここには、
◎【細菌は、それ単体で生きている生物】
⇔【ウイルスは、別の生物の細胞に入り込んで生きる“半生物”】
…という、
【生命体としての大きな違い】があり
◎それ(=病原体)に侵された(=感染された)とき、
⇒(撃退するための、免疫力の“主役”が違う】
となるワケなのです。
…で、
話が戻るようですが
◎【風邪と呼んでいるもの】は、基本的に
⇒鼻やのど(=上気道)に、ウイルスや細菌がとりついて(=感染して)
炎症を起こすこと
の、総称です。
その、とりつき方が酷い…言い換えれば
◎とりつかれる側の土壌である
【からだ(=免疫力)の状態が悪いと】
⇒とりつかれ方が酷くなる(=【重症になる】)
…のですが、
状態の違いによって
◎ウイルスや細菌を排除するための
⇒【鼻水・ 咳・ 熱・痰が出る度合い】も、人によって色々
…となっているワケですね。
■③タミフルやりレンザなどの抗ウイルス薬の、ホントの働き■
はい、ここで
◎えっと~?
【タミフルやリレンザって、インフルエンザの薬じゃないっけ】
…というお話です。
これは正確には
◎【免疫力がインフルエンザウイルスを撃退(駆逐)していく】のを
⇒ちょ~っとばかし、手伝う
…薬なんです。
えっと、
◎ウイルスが細胞に感染し
【これから増殖していくぞーという初期段階】(※d)で、
⇒増殖を『なるべく抑える』働き
っとなります。
(※d:よくタミフルの服薬が「早すぎても遅すぎても効果がない」
といわれますよね)
で、基本的に
◎ウイルスを駆逐する(治す)ためには、
⇒ウイルスは【他の細胞に入り込んで(:感染)生きる】ため、
【感染された人(:自分自身)の細胞を、殺して処理する必要あり】(※f)
(※f:ウイルスが入った細胞ごと、駆逐するワケです)
で、この働き(※g)をを担っているのが
◎【薬ではなく、人(:生物)の持つ免疫力】
…なのですね。
(※g:他にも【抗体を作ってウイルスを中和して無毒化】
=増殖を抑える働き、をしたりします)
そして、
この治癒過程で産まれる
◎【抗体】というものが、治る際の働きだけでなく
⇒【その後の感染を防ぐ】
…はい、いわゆる巷で言っている
【免疫がつく】というやつです…それが出来てくれるのです
はい、ですので
◎戦っただけのことはある
…ワケですね。
で、実はこのとき
◎【抗ウイルス薬(タミフルやリレンザ)を使用する】と
⇒ウイルスの増殖を「先回りして抑えてしまう」ため
【充分な抗体が作られずに終わる】(※h)
…という、
【かかり損】な…残念な部分があるのです。
そう、
◎今のこどもたちが、
⇒【何度でもインフルエンザにかかりやすくないか】
…と思うのは【気のせいではない】のです。
(※h:充分な抗体が出来ないのは、本当です
⇒が、『何度もかかる』ことについては、実際の研究結果はないので
…あくまでワタクシの感覚で、言っていますが
なるほど~、と感じる方も多いのではないかと)
さらにはですね、
◎ウイルスと【しっかり戦う過程で作られた抗体】は
⇒少々の【ウイルスの型の変化に対応する優れもの】
…らしいのですね。
ですので、ワタクシを含む
◎【抗ウイルス薬を使わず、インフルエンザを治してきた】
⇒昔のこどもは、今のこどもたちより
「新型・毎年変化する」インフルエンザに強い(※i)
と言えるはずなんです。
(※i:実際には【軽くかかって→早めに駆逐しちゃっている】
という感じです)
ですので、基本的には
◎タミフルなどを飲まなくても問題ない
…どころか、
◎体力に問題がなければ(&きちんと休めるのであれば)(※j)
⇒【インフルエンザに自力で立ち向かうと、いいことがある】
…とは言えそうです。
(※j:年寄りなど、体力のない場合は
薬の助けが必要なこともあるでしょう)
■④抗生物質って必要?胃腸風邪って何?■
さて、ではここで最初から言っている
◎細菌性の風邪の話
に戻りますが、
これはですね
◎ワタクシのいつものパターンで現れている(※k)
⇒【のど風邪は溶連菌(ようれんきん)】
…だったんです。
(※k:この秋の場合、医者には行っていませんが
→症状の後期の頃「ようれん菌の特徴」が、出ていました)
◎あらら…?それは、放っておかずに
⇒【抗生物質(抗生剤)を飲まないと、いけないのでは?】
…と思われるかも知れませんね。
ですが実はこの菌、
◎悪さをせずに、【人のからだに共生している】場合が多い
=常在菌
でして。
(※有名な常在菌は【ビフィズス菌や乳酸菌、大腸菌】)
もちろん、溶連菌は
◎住み着かれている側(人)の
【免疫力が落ちたときに悪さをする】ので
⇒【弱毒微生物・平素無害菌】などと呼ばれる種類
…のものです。
実はこの仲間に
◎インフルエンザ菌【=ウイルスではなく、Hibワクチンの菌】
および、【肺炎球菌】
も入るんですね。
こちらの2種類は、いわゆる
◎青っぱなを、もたらす
⇒【鼻風邪≒服鼻腔炎】
の原因になるものです。
(※いずれも、鼻やのどの粘膜に常在しております)
こちらも
◎住み着かれた側の免疫力
の問題で、発症します。
が…
ここで思い起こすのがですね、
◎【昔のこどもは「青っぱな」を出していた】けれど
⇒今のこどもは、キレイ
と、ワタクシの母が言っていた言葉でして。
これ実は
◎今は、【調子が悪くなると、すぐに病院にかかる】ので
⇒細菌が原因の場合、すぐ判るようになった
ということから、
◎適切に?【抗生物質を飲む】ため
⇒「あおっぱなを出さずに」治る
…という現象なのかな?、と思うのです。
なぜなら
◎【今どきは「胃腸風邪」やたらが多い】
…と感じているワタクシめなのですが、
この仕組みがですね
◎通常は「のどにつくウイルス」が
⇒【胃を通過し腸で、感染する】
…ということらしいのですが、
そこには
◎胃の働きが悪い場合、【ウイルスなどを胃でやっつけにくい】
および、
◎抗生物質によって【腸内環境が悪くなっている】(※l)
…という図式も相まって、
ハマっているのではと思うのです。
(※l:抗生物質を飲むと、一時的…長ければ数ヶ月
→【腸内環境の乱れが生じます】
そして、【腸内は「鼻やのど」と同じで、外界と粘膜で接する】
→免疫力の【最初の防御壁】なのです)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
…と、いうワケで
今回はこの辺でシメておきます。
次回、
◎【細菌に弱いワタクシ】が、なぜ【ウイルス性風邪には強いのか】
…の不思議に迫ります(苦笑)。
おそらくそこには
◎【ナチュラルキラー細胞】の働き
が、関係しているという考察です
…お聞きになったこと、ありませんか?
◎【笑う】と免疫力が高まる
とか、
◎【ヨーグルト】で免疫力アップ
…という話には、
このナチュラルキラー細胞さん=【NK細胞】
が、関係しているんですよ~
ではでは、とりあえず
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