ホームページ改善、ITでお悩みのことなら「エニシア」 市川武史の奮闘記

買い手に売り手や作り手の想いが伝わる「温かな消費」を創造していきます。また「買い手」が温かな気持ちになり、その空気感が家族や友人などに波及していくような温かな社会をお客様と共創します。


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昨日、バイトの研修&食事会から帰ってきてテレビを

つけてみると「すぽると」がやっていた。そして、ゲスト

には重松清がでていた。重松清は僕の好きな作家の

ひとりだ。
重松清の作品との出会いはちょうど1年くらい前だと思う。

本屋でぶらぶらしていたら一冊の本が目に飛び込んで

きたのね。
たくさん本がある中で、その本だけ目に入ってきたんだ。

黒をベースにした大して目立たない本だったんだけどね。

それが「流星ワゴン」だった。タイトルを見たときに何となく

おもしろそうだなと思い買っていったが、買ってから一ヶ月

くらいは他の本を読んでいて全く手をつけなかった。

 

それで、大学に行く時の電車の中で何を読もうか迷っていた

時に流星ワゴンを手にとったの。

読み始めて、2ページ目くらいで夢中になって、一気に

読んじゃった。妻とは離婚寸前、子供は引きこもり状態、

すれ違いばかりで全然会っていない父親は重病で今にも

死にそうな状態、そして自分自身はリストラにあうという状況

におかれた主人公、永田が新聞を読んでいるところからはなしは始まるのね。

その日の朝刊には家族でドライブに行って事故に遭い、子供と

その父親が死亡というニュースが小さな記事で載っていて、

主人公もその記事を読む。
ある日、主人公は自殺しようと思い、バス停で最後にわずかな

手持ちのお金でお酒を買って飲んでいる。そして目の前に

オデッセイが現れ、中に乗っている子供とその父親らしき人が

車に乗るように主人公を誘って一緒にドライブに出かけるんだ。

 

そのドライブというのが時間の旅行。今まで自分自身が

すごしてきた時間をもう一度オデッセイに振り返ってくるの。

そのオデッセイに乗っている父子はあの新聞に掲載されて

いる亡くなったはずの父子。

 

ドラえもんのタイムマシンとは違って決してその過去は

変えられない。

そして、そのドライブの途中に重病で死にそうな父親が若い姿

になって現れるんだよね。

そして、子どもがつまづいてしまうきっかけを知ることになるが

永田もその父親も、うまく子どもに手を差し伸べることが出来ない。

そして、永田とその父親とのすれ違いのきっかけも見ていくことと

なるが、同時に父親がとても永田のことを想っていることを知る

事となる。

 

そして、時間の旅行が終わることとなり、現実に戻るのだが

やはり現実は変わっていない。

厳しい現実が待ち受けている。

しかし、過去を振り返ることで、永田は自分が直面している

現実と「僕たちはここから始めるしかない」と真剣に向き合おう

と決意する。

そこから先は、読者の想像に任されているが、ボクは永田が

真剣にひとりひとりと向き合って、一緒に子どもと妻と歩んで

いこうとしている姿が心に浮かぶ。

 

読み終わった後には決してすがすがしい思いではなく、

心の中に重いものが残る。

それでも、ボクが今すごしている今という時間がいかに

大切なものかということを考えさせる作品であった。

そして、同時に人は色々な悩みや苦しみ、葛藤を抱えて

生きているということも。

普段明るい人でも自殺願望を抱いている人はいるかもしれない。

目に見えているものだけがすべてではないのだ。

色眼鏡をかけていると、本当に大切なことを見失って

しまう。

人の心の声に真剣に心を傾けることが出来るようになりたい

ものだ。

ここには書かなかったが、事故で亡くなった父子の

会話も涙腺を緩ませる。

ここ一年間で読んだ作品のなかでは、上位に食い込んでくる

作品なので興味がある人はぜひ読んでみてね^^

 

著者: 重松 清
タイトル: 流星ワゴン

 

 

 

 

 

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