2/21のコロコロザイーガでも、とりあげられていた、ジョイくんのCM。

今月発売された『創』3月号の特集、「激変!広告業界の徹底研究」のなかで
中島信也氏がこの「ジョイくん」シリーズのクリエイティブワークが載っていた。

冒頭に、中島氏は日本の広告界の問題点としてクリエイティブディレクターの地位が海外に比べて軽視されている点を述べている。

そして、このままでは日本の広告が“大人”になれないという。

その原因となっているのが、CM1本ごとによる頻繁な競合プレゼンや、売れっ子CMプランナーの企画に依存したプレゼンの横行だ。

その現状をとりあげたうえで、「ジョイくん」のCMについて、つぎのようにのべている。



クライアントを「お得意様」としてみるのではなく、クリエイティブディレクターとのあいだに「パートナーシップ」が構築できて、いっしょに問題解決にあたれるようになれば、日本の広告作りも変わってくると思います。

クエイター側でもそういう意識を育てていかないと、クライアントのビジネスをサポートする、という本来広告の持つべき役割は果たしていけないと思うのです。

そんなことを思う中でビーコンコミュニケーションズのチームとやらせていただいているP&Gの仕事はとても新鮮でした。「ジョイくん」のCMです。




このCMのチームは、クリエイティブディレクター・アートディレクター・コピーライター・プロデューサーの4人チームで、CMプランナーがいない。

ひとつのチームが一定期間、商品のブランドに責任を持ち、クライアントと一体となり、クリエイティブを展開していく。

この体制だとCMの目的が途中でふらつくことがない。

さらにCMができたあとも「はい、さようなら」でなく、オンエアー前後のデータを見ながらクライアントともに一喜一憂する。

この健全な「ジョイくん」シリーズでのクリエイティブワークを中島氏は「これぞパートナーシップだ!」と身をもって感じたという。

たしかに、野生動物救護獣医師協会が油にまみれた水鳥の洗浄するためにつかわれているという「ジョイくん」のCMは、クライアントとクリエイティブの”誠実さ”や“本気度”が伝わってくる。

だが、このCM。油にまみれた鳥が洗剤で洗い流されるシーンを最初見たとき、どこか既視感があった。

それは『お笑いウルトラクイズ』の粘着プロレスだ。

お笑い番組のエポックメイキングとして語り継がれているこの番組は、多くのリアクション芸人を排出したことで知られている。

その中でも粘着プロレスは名物コーナーだった。

リングの周りにトリモチを置き、プロレスラーに投げられた芸人がトリモチにまみれてる姿は、泥や粉や熱湯を上回る”リアクションの発明”だったからだ。

当時、出演していた春一番は、その粘着のつよさと病弱さがあいまって皮膚がはがれるという伝説をのこしている。

そして、その収録後にトリモチにまみれた芸人が、体のトリモチを取るのに愛用していたのが、この洗剤だ。


今でもこの洗剤はトリモチ罰ゲームでは、必需品となっている。
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かつて、あの遊園地でロケをしたディレクターが立ち位置を確認するさいに、
おもわず「ねずみ、こっちこい!」と言ってしまったために出禁をくらったという、ほほえましい話を聞いたことがある。

まさか岐阜のここにひっそりとあったとは……。

しかもトンネル滑り台3個、かまくら1個つきだ。
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とうとうスゴロクになってしまったホリエモン。

さっきニッポン放送は、フジテレビを割当先に、新株予約権を与えると発表したけど、ホリエモンはどう反撃するのか。

「詰んである」とか「穴熊してもしょうがない」とか、将棋の例えがよくでてくるけど、まさにこれはリアル交互ゲームだ。

それゆえ彼のシンプルで一貫した行動と、それを妨げる障害の数々という構図はストーリー化、ゲーム化しやすい。

「社長所信表明」をライブドアで動画配信するだけでなく、
ライブドア側から見た『ホリエモン密着24時』も流した方が
「視聴者に新たな価値を提供したい」というビジョンが明確なるはずだ。

それだけ彼の行動は「物語」として、興味深い。

「物語」といえば、今週発売の『日経ビジネスアソシエイト』では、
「物語力」の特集がのっていた。

 米国発プレゼン・マネジメントの必須スキル
 「物語力」を身につける!

 人は論理だけでは動かない、ということをビジネスパーソンなら誰もが痛感した体 験をお持ちだと思う。逆に情に訴えかけることで頑迷な相手を説得できた経験をお 持ちの人も少なくないはずだ。そこで「物語力」である。米国のビジネスパーソン の間で広がりつつあるこのコミュニケーションスキルは、物語が本来持っているエ モーショナルな力、すなわち人の感情を動かす力を重要なビジネスの局面に生かす というものだ。


その中に載っていた婦人服ブランド『ロイスクレヨン』の例が、おもしろい。

調べてみると、婦人服の製造・販売をてがける株式会社クレヨンは、
架空の23歳の音楽家「ロイス・クレヨン」を主人公に仕立てたストーリーを作り上げ、服を売っているらしい。

彼女はイギリス人建築家の父と、京都の呉服商の旧家に生まれた日本人の母のあいだに生まれたという設定まである。

また彼女は作曲活動を行っていて、「HOURGRASS TRIP」というアルバムを発表している。そのアルバムはお店で買えるという。

つまり、お店は彼女の家で、そこで彼女が着ている服を買えるという設定になっている。

魅力的なキャラクターとストーリーを提供することで、ブランディングを拡大していくという意味ではホリエモンに通じるものがある。
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ダルビッシュがタバコ&パチンコで無期限謹慎処分とは
一場しかり今年のルーキーはネタを振りまきすぎだ。

しかもパチンコ店でタバコを吸っていたのは
球団が「コンプライアンス講義」を受けさせた2日後らしい。

去年にも写真週刊誌に喫煙写真が掲載されてるし、
完全にニコチン中毒だな、ダルビッシュは。

ダルビッシュにはぜひ、この謹慎中に『禁煙セラピー』を読んでほしい。
そして、帯コメントが見てみたい。

それはべつにこの本が禁煙するに良い悪いを言いたいのでなく、
この本の本質は中身にあらず、ずばり有名人の帯コメントだからだ。

中身ははっきり言って、自己啓発セミナーちっくだ。

だが、この本の帯に登場している西城秀樹や今田耕司、
「品川庄司」の品川、ボブサップのコメントが
実用本としての機能性を担保している。

『世界の中心で愛を叫ぶ』が、柴崎コウの帯コメントによって
途中から爆発的に売り上げをのばしたように
謹慎後に、ダルビッシュが『禁煙セラピー』の帯コメントに
“あの言葉”を使えば、売り上げは必ずのびるはずだ。
わからないけど。

以下、『禁煙セラピー』の有名人による実際の帯コメントと、
ダルビッシュによる『禁煙セラピー』の帯コメント(予想)。


・西城秀樹

 タバコをやめた
 ヒデキ、感激!
 今になってやっと気づきました
 はじめからうまいと思って吸っている人はいない。
 必要ないと思ったら一生吸わない。
 親が吸わなかったら、子どもも吸わない。

 
・今田耕司

  1日2箱だった今田耕司さんも-
  「2ヵ月前に読んだらやめれた。ちなみに今も吸っていません」


・「品川庄司」の品川

  人気お笑いコンビ「品川庄司」の品川君も禁煙成功!
  「ボクは1日4箱タバコを吸っていました。
  絶対やめられないと思っていたけど、
  読んだら本当にやめられた。
  不思議だけど、やめられますよ、これ!!」


・ボブサップ

 女性に優しいボブサップがついにキレた!
 いいか、よく聞け!
 男にとっても野獣にとっても
 タバコを吸う女はおいしくないぜ!

 

       ・ダルビッシュ(仮)
 
         泣きながら一気に読みました。



著者: アレン カー, Allen Carr, 阪本 章子
タイトル: 読むだけで絶対やめられる 禁煙セラピー

ホリエモンと冒冒グラフ

テーマ:
なんかいろいろ騒がれているホリエモンだけど、
テレビに出まくってるなあ。

ほとんど日刊ホリエモン状態。
その時によく出てくる「インターネットとテレビの融合」だけど、
どうなんだろ。

それ関連のウェブやモバイル連動型の番組企画はさんざん出ているけど、
最後には「むりくりにネットからませなくても、よくねえ?」って話に落ち着くし。
まるでクソゲーを、むりくりオンラインゲームにするみたいに。

ネットと放送の融合は技術レベルじゃなくて、
今みたいに視聴習慣レベルのままでいいとおもうけどね。
テレビをつけながら、2chの実況版で書き込むみたいに。

あと、ホリエモンはコンテンツとしてお笑いに興味があるみたいだ。
お笑いの研究本をけっこう読んでるけど、だいたい学者の笑えない本か、
薄い追っかけ本なんだよね。

そんななか、唯一、お笑いの現場が垣間見れる本といえば、
フジテレビの深夜番組『冒冒グラフ』を書籍化した『冒冒ブックス』。

その中の「今田の説法」というコントは、芸人論として秀逸です。

というわけで、今回はホリエモンの『稼ぐが勝ち』と、
『冒冒ブックス』を、ホリエモン節に対するアンサー本として読んでみました。



   「貯金をしなさい」は間違っている

 時代の転換期をのりきるときに一番ネックになるのは、
 旧世代から引き継がれてきたしがらみや思い込みです。
 それは「お金」というものの考え方ひとつとってもそうです。
 たとば、「無駄遣いをしないでお金は貯金しなさい」と
 子どもに教育するのは、僕は間違っていると思うのです。
 若者こそ金を使うべきなのです。
                      (『稼ぐが勝ち』より)


   「貯金と笑い」

 東野「僕は老後のために、コツコツと貯金しといたほうが
    ええと思うんですけどね」
 板尾「そやなあ…俺はどっちでもええねん。いきあたりバッタリやからな」
 今田「笑いも一緒やろ!
    板尾さん。どっちでもええ言うてましたな。
    (東野に向かって)お前は年金がほしい。
    (板尾に向かって)お前は…年金はいらん。どっちゃでもええ。
    ネタをコツコツ作って貯めていくタイプ。
    その場その場でネタをつくって出していくタイプ。
    ゆうたら年金を払っていくタイプとどっちゃでもええタイプや。
    年金は結局この先政治がどうなって、
    もらえるのかもらわれへんのかわからんわな。
    二人のパターンのどっちが売れるのかも、わからんわな。

                        (『冒冒ブックス』の「今田の説法」より)



    「できるやつはいいレストランで息を抜く」

 どんなに忙しくても食事には気を配りたいものです。
 それが最高の息抜きになるからです。
 仕事の流れを維持するためには、
 要所要所に息抜きのポイントが大切だと思うのです。」

                       (『稼ぐが勝ち』より)

    「食事と笑い」

  板尾「朝起きたらウーロン茶とか水とか飲まんの?」
  東野「そうですね、たまにコーヒーとかお茶、
     でもあまり口に入れないすね。
     お昼過ぎてからですわ」
  今田「笑いも一緒や!
     そやな、起きたてでいきなりステーキ食うアホはいないわな。
     いきなり本ネタというステーキから客の胃に入れようとしたら、
     そら客の胃袋うけつけんわ。笑いにならん。
     でも、その前に食前酒という、つかみをやっておけば、
     客の胃にいれとけばあとに出てくるステーキというネタも
     客はケロリと平らげよるわ。
     ほんなら、笑いのゲップが飛び出しよるわ。

                        (『冒冒ブックス』の「今田の説法」より)


著者: 堀江 貴文
タイトル: 稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方

著者: NoData
タイトル: 冒冒ブックス