【雑感】32馬力のリーザで走るという事。

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ダイハツE-L100S
平成元年式
リーザ・ケンドーンS

エンジン型式 EB40
最高出力 32ps(24kW)/6000rpm
最大トルク 4.4kg・m(43.1N・m)/3500rpm
種類     水冷直列3気筒OHC2バルブ
総排気量 547cc

車両重量 580kg
パワーウェイトレシオ 18.125kg/ps
トルクウェイトレシオ 131.8kg/kg・m

※参考値(エッセエコ)
パワーウェイトレシオ 12.069kg/ps
トルクウェイトレシオ 106.1kg/kg・m

※普通は、パワーウェイトレシオもトルクウェイトレシオも、低けりゃ低いほどスポーティな走りができると言われてます。


26年前のウチのリーザで、去年の途中からちょいとばっかり走り込んでます。
最初は昨年のKCARジムカーナ(名阪)、DCTMカフェ(サザン)
そして今年はD3チャレンジカップ(関越)DCTM練習会(サザン)、そしてこないだのサザンサーキットでの走行会。

はーっきり言いますが。
箸にも棒にもかかりません

走行会に出りゃアクセル一踏みで置いていかれる。
ジムカーナに出れば、タイム的にはビリ争い。

低いギアじゃ加速しないし、さりとて高いギアだとトルク不足で速度の維持も困難。
まー速い人は何乗っても速いと言いますが、僕は速い人ではないので・・・(笑)

でも、僕(713RG代表・兵藤)は、このリーザで走る。

なんでかって?

以前持ってたストーリアX4RやリーザTR-ZZを手放し、ハイゼットトラックも不慮の事故で大破全損したので、このリーザで走るしか無いから?

まーそれもあります。


でも、それが嫌なら走らなきゃいい。


だけど走ってるという事は・・・


楽しい


んですよね。
純粋に。


何を無くしても、自分にはまだこのリーザがある。
リーザしか無いんだから、僕にはこのリーザが一番!世界一!
大好き!愛してる!

他の車より遅い?
それがどうしましたか?

何台かで競ってりゃ、優勝する奴がいます。
二位になる奴も、三位になる奴もいるでしょう。

でもね。

ビリがいなけりゃ、優勝も無いんですよ(笑)

そういう意味では、優勝だってビリだって、同じステージに立つ戦友なんですって。


そのステージを自分にとって大好きな、自分にとって世界一の車で走るなんて事はもー


楽しくて仕方が無い!


非力な32馬力のエンジンにムチを当て、キャブレターが悲鳴を上げるのも愛おしくてたまらない!

これで足でも組んでりゃまー、コーナーでなるべく速度を落とさず・・・とかジムカーナN車両のヴィッツみたいな事考えますが、ノーマルプラス程度の足しか組んでないし、それほど無理が効くわけでもないし。

深まるロールの中で、一番大事なのは無事にゴールする事と、無事に帰宅する事。

モータースポーツじゃどんだけ速くたってクラッシュ・リタイヤした奴にゃゴホービは出ないし(DCTMとかダイチャレは勝って出るゴホービは無いですが)。
無事に帰宅できなきゃ、翌日のコンビニの買い物にも困っちゃう。
だからイチかバチかのドライブなんてしない。

でも、そんな制約の中で、ハタから見ればトロくさいスピードの中で、僕は非力なリーザと必死に格闘しながら会話をする。


エンジンはまだ回るかい?
ここでシフトアップしてもトルクバンド入らないから、もう少し回っておくれ。

ブレーキが少し甘くなってきたね?
ちょっと早めにブレーキして、少し早めにアクセル開けようか。

立ち上がるトルクが無いから、やっぱクリッピングは奥に取るのが正解かな?
そうしたら横Gを使って少し前に出るよね。


そんな最中でも、遅いのをいい事に周りを観る余裕は結構ある。
陽が傾いた時間のサザンサーキットじゃ、夕方の外周周りはなかなかの絶景。
もちろん、前後の車を確認してから、存分に楽しむ。


走行会じゃ他の車と比べて速度域の低さは如何ともしがたいから、バックミラーを見ながら相対速度を計算して、どこでウィンカーやハザード上げて抜かさせるかも考える。
実はそういうのも結構楽しい。
マナーと節度を守れば、サーキットドライブは絶好の観戦ポイントだから。

もちろん相手によっては
「どこまで粘れるかな?」
とチャレンジするのも忘れない。



何度も書くけど、遅くたってサーキットドライブもタイムアタックも楽しい。

それは自分自身との対話であり、愛車との二人きりの密会。
速いとか遅いとかは、単なる結果論。


もちろん、フルブースト150馬力以上でぶっとぶストーリアX4でそのスピードに酔うのも悪くは無い。
タラレバの話だけど、こないだのサザンサーキットの走行会にもしストーリアX4を持ち込んでたら、誰にも負けない自信は今でもある。

でも、だからって32馬力のリーザでハタからはトコトコと、中ではストーリアX4の時と同じくらい必死こいて走るのも、全然楽しい!


だから何に乗っても、走行会ならいい加減体中が汗でヒタヒタになるまでピットインなんかしない。
ずっと走っていたい。

15年前、宮城の県民の森とか、泉ヶ岳とかで、腕はプルプルして足腰が立たなくなり、降りたらゲロ吐くまで走り込んだあの日と、何も変わらない。


だから、いいじゃない?

「まだ車検取るのか?」
だの
「こういうところ走る車じゃない気がする」
とか言われたって別に関係無い。


どんだけ小さなサーキットや草ジムカーナでも、モータースポーツだからって躊躇しちゃう皆さんには是非ともこの言葉を贈りたい。

カッコつけんな!

カッコつけるのは、勝てるようになってからでいいんよ。

それまでは他人の目なんか気にしたって、誰もそんなに見てないんだから(笑)

そんな事より大事なのは・・・

まず愛車と対話してほしい。
日頃乗ってる車だ、違うステージに持ち込みゃ、言う事だって違う。
その声に耳を傾けてみてください。
そして、頑張ってる自分と愛車をまず褒めてあげてください。

そうしたら、いつか速い車に乗った時とか、愛車をそのままチューニングした時でも、その声を聞く事ができるでしょう。

その前にカッコだけつけようったって、
世の中最初から旨い汁吸えるようにできてないから(笑)


こんな26年前の軽自動車、ツインカムもターボもマルチバルブも無い、たった32馬力がトコトコ走ってるんだから。

恥ずかしがらずに、いらっしゃいな!

サザンサーキットや、いろんな草モータースポーツイベントで、待ってますよ!
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