石の妖精と夜の虹

石たちのお話やオーラの事、引き寄せの法則や不思議な世界についてのブログです。
無限の幸せが、いつでも心の中に広がっていますように。
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キキは、十歳のとき魔女になろうと自分で決めた日のことを思い出しました。

(コキリさんにいわれたからじゃない。自分で決めたのだ)と思ったとき、一瞬、びりりと体中に恐ろしさが走りました。でもその後、自分で決めたのだというよろこびがあふれてきたのです。そしてはじめてコキリさんと、空を飛ぶ練習をしたとき、はっきりと、魔女になるうれしさを感じたのです。それから、自分のほうきを作ろう、かわいい形のほうきを作ろう。旅立ちの日に着る洋服は……、どんな町にいこうか……つぎつぎこれからおこるたのしいことを想像して、贈り物をあけるときのような、わくわくした気持ちになったのでした。そしてはじめて、ジジがこれからの時間をともにする、かけがえのない仲間だと知ったのでした。

 自分で決めた時の、あのふるえるような一瞬を、キキはニニにも、トトにも味わってほしいと心から思いました。これがなければなんにも始まらないでしょう。

 とんぼさんがいっていた「あきないほどおもしろいものを見つける」という言葉の意味はこのことだったのでしょう。

 魔女の世界でも、「魔女になるか、ならないかは、自分で決めること」といわれています。昔はそうではありませんでした。魔女の子は魔女になると決まっていたのです。でもこの考えは、かわってきました。よろこびを感じなければ、意味がない、また本物の魔法も生まれてこないと考えるようになってきたのです。


魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち / 角野栄子 

福音館からの抜粋


魔女の宅急便の6巻は、キキと子供たちの成長を描いているものがたりだ。


大人になった今でも、自分で「こうしよう」と決めて始めた事ですら、色々なー自分から発したものであっても、他人から影響をうけたものであってもー「思惑」やら「事情」やらで、一番大切なことを忘れがちだ。


ずっと自分のまんなかにあったはずなのに、どこにいったんだろう?

いつ、見失ってしまったんだろう?


どんな「想い」をもっていたかはしっかりと覚えているのに、わかってもいるのに、その中にあるはずの「こころ」をどこかに置き忘れてしまって、どうやってこの先を歩いていけばいいのか、なにを目指してあるいていけばいいのかわからなくなってしまう事もある。


誰のためでもなく、自分のための人生のはずなのに。


そんな時には、自分の「こころ」をさがすために出かける。

失くしたままではどこにも行けないから。




空をどこまでも、どこまでも、飛べると思った、あの自由な、うれしい気持ちです。

(あのとき、わたしはほんとうに魔女になりたいと思った)

 だれにいわれたわけでもなく、そう自分ひとりで決めた時の誇らしかった気持ちをキキは思い出していました。

 このところキキは不満だらけでした。魔女でいることも、とんぼさんがすきなのも、みんな自分でえらんだことなのに……わたしは一生懸命やっているのに、わかってもらえない……なぜ?だれもわかってくれないの。こんなにとんぼさんがすきなのにとんぼさんたらよく平気でいられるわね。わたしはきっとみんなにきらわれてるんだわ、キキは自分で自分の自信をなくしていたのです。でもそう思うのがいやで、なにかにつけ文句をいいたくなっていたのです。夏が始まってからずっとこんな気持ちがキキをおおっていたのでした。

 だから「魔女さん、すごい!」なんてちやほやされると、見さかいもなくふわふわと有頂天になったのです。これではあの女の子にいわれたようにチョコレートに結ぶ飾りのリボンとおんなじではありませんか。知恵があるといわれている魔女なのに、ひとりぼっちになったとき、暗闇のなかであわてふためいて泣くことしかできませんでした。ヤアくんが持っていた力すらキキにはありませんでした。

 魔法がすくなくなった。それはキキのことだったのではないでしょうか。


魔女の宅急便 その4 キキの恋 / 角野栄子 からの抜粋



自分で選んだことは誰のせいでもなく、自分ひとりで受け止めるもの。


自分のなかにしっかりと「こころ」があれば、たとえ一時的に見失ったとしても取り戻すことが出来れば、またしっかりと歩きだせる。


魔女の宅急便のおはなしは、読むひとによって、またその時々で心に響く箇所が違うだろうなと思う。

必要な言葉が、心の中にコトリとおちてくるような気がする。


最後にもうひとつ。


魔女の宅急便 その4 の中の、キキのお母さんであるコキリさんの素敵な言葉ー


すぎた日の思い出も魔法だけど、これからつくる思い出こそ魔法なのよ。


今日も読んでいただいてありがとうございました。


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