昨日と今日、11月19日(土)と11月20日(日)の2日間、バスケットBリーグ2部の東地区1位の群馬クレインサンダーズと、パスラボ山形ワイヴァンズが闘った。



群馬県高崎市でのアウェイ戦であったが、Bリーグ2部の東地区1位の群馬クレインサンダーズが相手だけに、山形ワイヴァンズは、必勝を期して挑んだのである。



昨日の1戦目となる試合は、第3クォーターが終了した時点で、山形59点、群馬45点の14点差でリード。

間違いなく山形が勝てると思っていた。

ところが、第3クォーターが終わって、第4クォーターまでのインターバルの間に、いつのまにか群馬クレインサンダーズの得点が2点加算されて47点になる。

山形市のパスラボ山形の本部では、スポナビでライブ中継を見ていた全員が、「エッ?」「何があったの?」という感じだった。

元GMの斉藤部長は、スポナビを巻き戻し、全ての点数を抜き出し記入。
また、現在のGMの渡辺専務は、対外的なコール応対。

自分は、現場の笹原副社長に状況を聞く。




そんな中で、答えもでないまま、第4クォーターが始まる。

すると、また驚くことが起きた。

59点だった、パスラボ山形ワイヴァンズの点数が、突然2点減算され57点になるという現象が起きたのだ。

第3クォーターから、どちらもシュートを決めてないのに、14点差の山形リードが、いつの間にか10点リードに減らされている。

選手も、スタッフも、フロントも、何があったか判らないまま、ゲームは進み、同点となり、そして逆転される。

メンタルがとても大切なバスケット。

そのような状態で、第4クォーターを戦うこと事態、無理があると思う。






最期は、山形65点、群馬73点で試合終了。



ルールや公平なジャッジが行われていない第4クォーターは、あり得ないハンデの中の試合となり、ワイヴァンズは6点しか入れられなかった。

ワイヴァンズ自体の力不足もあるだろう。

でも、何故、このようなことが起こったのか?…それが重要であり、再発防止に繋がる。


Bリーグの、この試合のゲームディレクター、審判団、TO関係者への抗議と再検証の依頼の結果、謝罪をいただき、最終的に山形にさらに2点加算して、山形65点、群馬71点で確定するとの結論。

審判団も、「あり得ないミス、ひどすぎる。」と言われていた。

しかし、謝罪よりも、何故このようなことになったのか?ということが聞きたかったのだが、明快な回答はいただけなかった。

(翌日、群馬のGMより、丁寧な試合の得点の経緯をメールでいただいたが、問題の原因は、不明のままである。)


プロの試合である。

選手のサラリーや、チームの運営、ブースターへの責任があるプロバスケットBリーグを運営する一人として、正式なスコアブックがなかったり、点数をその個人が入れ直したり動かしたり、そんな試合は言語道断である。

今回の件だけでなく、すべてのチームが、今後、気を付けていきたいところだ。

ワイヴァンズのブースターへのFacebookへのメッセージをスタッフが書き終えたのは、午前2時を過ぎていた。


Bリーグには、Bリーグの指導に沿って、正式に意見を述べさせていただき、質問もしたいと思う。



そして迎えた今日の2戦目。

どちらに転ぶのか…混沌としている。

予測不可能な試合への突入。





何よりも、昨日の後味の悪い試合の後である。

ありがたいことに、Bリーグのゲームディレクター、TOの方々は、全て替わり、一新されていた。

今日の試合は、とても公平で、しっかりとしたジャッジと運営だったと思う。

これには、Bリーグ並びに群馬側の素早い対応へ感謝申し上げたい。






試合は、今日も、試合開始から第3クォーターまで、山形57点、群馬43点で、昨日と同じような点差で山形リード。







そして、残り4分32秒で、山形65点、群馬50点で、山形15点のリードである。



この辺から、群馬側は、ファウルゲームを仕掛ける。

しかし、今日は村上が、フリースローをキチンと決めてくれた。



最期は、山形73点、群馬63点。

10点差で、山形ワイヴァンズが、Bリーグ2部の東地区1位の群馬クレインサンダーズを破る。

クレインサンダーズは、ホーム戦初黒星。



パスラボ山形ワイヴァンズの選手たちは、昨日のとても異質な運営のダメージを乗り越え、今日は雪辱を果たしてくれた。

自分達を信じる力!
勝とうとする力!
プロの誇りと意地!

そんなことを学んだ2日間だったと思う。

棟方ヘッドコーチ、マネージャーの志津ちゃん、現地のフロント、そして本部のフロント…妥協せず、やれることはすべてやるのが戦いの常道。

その総力こそが、勝利を手繰り寄せるのである。

順位や勝率や、サラリーや立場は、後からついてくるもの。

勝ちにこだわる生き方を、これからもしてほしい。