あの頃は、時間は永遠に続いていくと思っていた。

あの頃は、何でも、やればできると信じていた。

あの頃は、地球は、自分達の為に回っていると、のたまっていた。

怖いものなど、何もなかった。






明日は、今日よりもしあわせになれると思っていた。














山形と東京。

そこにはいつも、誰にも負けない仲間達がいた。

その仲間達全員と、今でも付き合っている。

だから、いつでも、あの頃に帰れると思うのかもしれない。










恋をした。

7年間つきあった。



結婚し、子どもができた。

少しずつ、大人にならざるを得なくなる。




そして、3人の父親に…。

この時、31歳。

ケーブルテレビ山形を創ろうと、準備委員会を作り様々な企業を回っていた…。


この翌年、1992年、ケーブルテレビ山形設立。

父は、2回目の山形市長選挙に落選し、最も辛い時期だった。


そして、ここから、また物語が始まる。

ケーブルテレビ山形が、動き出すのだ…。