今回の選挙の結果をみて、純粋に思ったことは、その選挙区で、1票でも勝てば、その選挙区でのすべての有権者の代表になる。
相手候補に投票した人達も含めて、たった一人の国へのパイプであろう。


つまり大接戦であろうが、ダブルスコアの差をつけようが、落選候補者に入れた票は、すべて死に票になる。

比例代表並立制における小選挙区主体の今の制度は、地域を二分し、あまりにも後味が悪い。

『一票でも、負ければただの人』とよく言うが、『勝てば官軍、負ければ賊軍』という、勝てば良いという政治が続いている。


そして、前回は民主党が大勝。
今回は自民党が大勝。
ブレが激し過ぎると感じる。


これだけの成熟社会にある現在の日本は、マイノリティーの意見や、地域がひとつになる機会が必要だと思う。


あと、政党として、選挙民向けの建て前と、本音の制作が、あまりにもかけ離れていて、国民側は、何が真実なのかが分からないのが、今回の政党の戦術になっている。

とにかく、グローバルスタンダードのマキャベリズムではなく、武士道に根差した、正義感や素直な心を大切にしていければ、日本的な文化的な政治が運営できると思う。

自分も含めて、人間は難しいが、やはり『おごる平家久しからず』であり、常に『実るほど、頭を下げる稲穂かな』であろう。

所感はさておき、万感の思いを込めて、鹿野道彦元農林水産大臣、加藤紘一元防衛庁長官、山形県の為に、これまでのご尽力、ありがとうございました。

50年近く走ってこられたので、是非、ゆっくりされて欲しいと思う。

ご苦労様でした。

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