七種類ある、社長の名刺の裏の果物たち。
山形食品の代表取締役社長は、稲村和之氏という、昔は沢田研二にも似た、いい男だったし、常にポジティブでアクティブ、明るいし頭もまわる、自分にとっては十歳上の素敵な兄貴分だった。


大学を出たばかりの自分は、山形県経済連という、自分の入る会社というか団体が、どんな仕事をしているかさえ知らなかった。


そんな自分を導いてくれたのが、当時は経済連置賜事業所に配属なった自分の先輩の田中重徳氏と、経済連の本所つまり本部にいた稲村和之氏であった。


タイプは違うが、武骨で、男気があり、涙もろく、喧嘩っぱやい田中さん、いつも花小路に連れていってくれた。


スマートで賢く、いずれ山形の農業を背負っていくんだろうと、そのシャープさの切れ味がヒトキワ輝いていた稲村さん。


二人を中心として古川さんや大木さんなど、どれだけ古い体質の農業に迎合せず、全農との合併などの激しい変革の中で、旧既得権勢力に立ち向かって、自分をまもってくれただろうか…。


あれから、随分長い時間が過ぎた。



そして、稲村氏が手掛けた大変身のサン&リブジュースである。

デザインは、東北芸術工科大の中山ダイスケ教授と、味は、アルケッチャーノの奥田シェフ。



デザイン『山形代表』も、味も最高に美味い。



本も、もらった。



渡邊ケーブルテレビ山形取締役制作局長が、開いてる本には、その革命的なチャレンジが書いてある。

稲村和之にしかできないことである。



左には、世界的なシェフの奥田シェフ。
右には、世界的なデザイナーの、中山ダイスケ氏。

そして、中央に、自分の兄貴分の稲村和之山形食品代表取締役社長なのである。

山形代表の物語は、まだ始まったばかり…そんな気がする。



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