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2008-09-12 12:18:57

CERNが稼動させた巨大粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」の秘密

テーマ:定期コンテンツ

LHC最近、何かの大規模な実験で「ブラックホールが発生する」などのうわさを聞いたことがないでしょうか?


話の中心は、スイスにある欧州合同素粒子原子核研究機構(European Organisation forNuclear Research、CERN)が9月11日に巨大粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」を稼働させることにありました。


当日は、大きな問題もなく、無事にスタートしたようです。


世界最大の粒子加速器、無事スタート
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/11/news081.html


総額100億スイスフラン(約9,000億円)を投じられ、陽子が7TeV(光の速度の99.999999%)まで加速させて行われる衝突実験で、何が分かり、どんな成果がもたらされるのでしょうか?


[何を調べるの]


主に3つです。


[1] ヒッグス粒子を探す


物に重さがあるのは当たり前に思われていますが、その原因が「ヒッグス粒子」というものに依存するという仮説があるので、それを検証します。


[2] 超対称性粒子を確認して暗黒物質と力の大統一を行う


全ての素粒子にはパートナーの「超対称性粒子」が存在するという仮説を立証するために、検証します。超対称性粒子は、物質の相互作用に関する理論に係わっています。


[3] 余剰次元を観測する


5次元以上の時空を「余剰次元」と呼びます。LHCを使って重力波が5次元に飛んでいくのかを観測します。これが確認されると、宇宙が加速膨張をしている力の仮説などが証明されます。

余剰次元に関しては、ついでで観測されるようです。「ブラックホールが発生する」という話は、この仮説を元して指摘されています。



上記のように解釈してみましたが、誤りがあったらごめんなさい。(専門用語だらけで実はついていけていません)


実験の核となる「2つの粒子が衝突を起こす」のに数週間から数カ月間かかり、科学者がその結果を分析するにはさらに時間がかかるそうです。


物理学というのは、仮説だけでは進まないので、検証して、その検証結果に誤りがないことを証明して初めて、次の段階に進めるようになります。


われわれが使っているパソコンや携帯も、こうした仮説-検証に基づく理論で動いています。普段は縁遠い物理学者たちの活躍を知ることは、彼らの応援になると思います。文明の進化のために、面白い未来を作るために、ささやかながら彼らを応援しましょう。


[LHCについての比較的分かりやすいサイト]


やさしい「LHCでの物理入門」
http://www.icepp.s.u-tokyo.ac.jp/~asai/lhc2/Main_atlas.html


[関連リンク]


超対称性粒子の探索
http://www.icepp.s.u-tokyo.ac.jp/komamiya/research/lep/susy.html


余剰次元
http://noos.cocolog-nifty.com/cavesyndrome/2007/12/post_ecb4.html


LHCの実験で重力波が第五の次元に飛んでいくのを観測しようとしてると聞いて思...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1014775160