今回のもてぎ参戦について
チーム代表の星名から「チームからの報告とお詫び 」としてコメントした通り、エンジンブロートラブルで予選・決勝に向けて出走することを断念致しました。
茂木から自宅へ戻り、当ブログのコメントや某掲示板、某SNSサイト、一部報道で寄せられてる皆様の貴重なご意見を一つ一つ拝見しました。二戦続けて皆様やスポンサー様のご期待を損なう結果を招き、スタッフ一同、真摯に重く受け止めております。大変申し訳ございません。
初音ミクを起用し、ミクファンの方々や今まで「SUPER GT」を知らなかった方々へ、「本プロジェクトをキッカケにモータスポーツ文化に興味を抱いて頂きたい」、「あらゆる層にわかりやすくSUPER GTを広めていきたい」というコンセプトもありましたうえ、今回の結果について賛否両論あるのは当然であると認識し、そんな「広めていきたい」と思っているチームが、のっけからこんな結果出してれば人気向上もへったくれも無いと言われるのも仕方ないと受け止めてます。
一回目の練習走行は、軽く流して2分5秒くらい出してました。監督指示のもと「問題ないようなので、そろそろちゃんと走ってみよう」と挑んでみた矢先の出来事、オイルフィルタトラブルが発生し、周りにご迷惑をかけてしまいました。
ダクト部分から火が噴き出し、ボンネットが変色してしまいました。(オイルフィルタトラブル時の写真)
メカニックの懸命な修復作業で無事最終チェックも完了し、二回目の練習走行に再び挑みました。
この時にはもう走行残り時間30分過ぎてました。時間の許す限り規定周回数まで何とか走りきり、次日の予選にトライできるようチームスタッフ一丸で必死になって対応したんですが、2~3週走ったところで「エンジン音がおかしい」とドライバーの判断でマシンを止めました。
マシンを止める行為はチームスタッフ、ドライバーにとって苦渋の決断なんです。
「予選・決勝期待してます」「完走頑張ってください」と皆様の暖かいコメントを胸に抱き、期待を無駄にせず出走に挑みましたが、まず第一にドライバーの命を最優先に考え、守るがゆえのやむ終えない「マシン停止」の決断をしました。エンジン音がおかしくなろうとも、そのまま走ろうと思えば正直可能だったんですが・・もうこうするしかありませんでした。。
人の命は何物にもかえられません。
「痛車」をモチーフに「話題性あるネタ要素」として車両デザインを先行PRして参りましたが、SUPER GT参戦については決して遊びでエントリーしてるわけではありません。一戦一戦全力
完走して結果残してなんぼの世界なので、「出る出る詐欺」と言われてもこれまた仕方ないのですが、我々もまだ参戦して間もない未熟なチームですので、長期でチームの成長を陰ながら見守って応援してくださいとしかお伝え出来ないのが現状です。ご理解ください。
現在、「初音ミク Studie GLAD BMW Z4」は工場へ戻り、原因箇所の切り分けを行っております。
今後も当ブログを通して、今回の経緯やマシンの進捗具合などをわかりやすく皆様にお伝えして参ろうと思ってますので、引き続き応援のほど宜しくお願い致します。
きよ