1.第4次アダムについて
諸星くるとさんは第4次アダムがお父様だとする根拠として1999年10月24日、「第4次アダム圏時代の到来」のお父様のみ言葉ということで引用していますが、「第4次アダム圏時代の到来」のみ言葉は1999年10月24日ではなく、10月29日であり、その29日のみ言葉にも諸星くるとさんが引用したみ言葉は一切出て来ません。文鮮明先生御言葉選集にないみ言葉なら出処をきちんと示すべきでしょう。(ついでに束草事件は2003年ではなく2009年です。)
最初のアダム、第二アダムのイエス様、第三アダムの再臨主お父様、そして再臨主が地上で真の家庭を築いて第4アダムが出現することで、真の家庭の縦的三代が立ち、第4次アダム圏時代が開かれ、祝福家庭に祝福権が伝授されていったのです。第4次アダムに関するみ言葉を見て行きましょう。
引用開始>―――――――――――――――――
皆さんの家庭の息子娘が第4次アダムになって エデンの園で植えようと願ったその新しい種を家庭に植えておかなければいけないのです。4次アダムは堕落していない完成アダムと同じです。<287-149 1997.9.14>
1次アダムの失敗、2次アダムの失敗、3次アダムが蕩減条件にひっかかったことを清算し、4次アダムの時代に越えて行くのです。
4次アダムの時代に越えて行くといって4次アダムが先祖になるのではありません 。真 の父母を中心として、 真 の父母の指揮下で、そのことが始まる のです。結局はどのようなことが起こるのか?先生が祝福をしなくてもいいです。自分の父母が祝福してあげる時代に入っていくのです。
<293-274 1998.6.2>
神様は第1創造主、アダムは第2創造主、孫は第3創造主です。ここから蘇生、長成、完成、3を越えることによって定着します。それで4次アダムを立てることにより、みなアダム、息子、娘から繁殖していくのです。(298-244, 1999.1.8)
このような時代を迎えるために先生が今、青少年たちを前に立たせるのです。これが4次アダム圏です。知っていますか? だから転換したら、2世、顯進を中心として収拾するのです。<322‐165~166 2000.5.16>
「神様が何度、結婚しようとされましたか? アダム時代、それからいつですか? イエス時代、再臨主時代、それから第4次アダム時代です。4度目に定着したと言うのです。 < ファミリー 2000年7月 P43>
これから革命をしなければなりません。霊界の革命とともに、地上での革命の仕事が多いのです。もう4次アダム圏時代は先生と関係ありません。もうすべて秋になって種を収めたのです。実を結んだものが何パーセントになったかというのです。完全でないものは植えても出ません。出なければ統一教会の寄生虫になって植えてもならないのですか。出ないようにすると、統一教会の寄生虫になって肥料の塊になるのです。<321-90、2000.4.20>
引用終了>―――――――――――――――――
2.顯進様の世界副会長就任式と亨進様の世界会長就任式のみ言について
顯進様の世界副会長就任式におけるお父様のみ言葉が亨進様のときとは全く違い、心から喜ばれ、その摂理的意義を語られていることがよくわかると思います。このお父様のみ言葉を読みながらも、その意味を読み取れないのだとしたら余ほど観点が違うのでしょう。
引用開始>―――――――――――――――――
アダム家庭において、神様が1代であればアダムが2代であり、アダムの息子娘たちは3代ですが、3代をみることができなかったことが問題であって、3代の歴史をもう一度立てるためのものが救援摂理と復帰摂理の完成であると考えるとき、この3代を中心として天の公的な責任を任命するということは天宙的な事件であると考えます。
引用終了>―――――――――――――――――
動画のリンクを貼っておきますので、まだご覧になってない方はぜひご覧ください。
顯進様の世界副会長就任式の動画を見に行く
諸星くるとさんが引用していた亨進様の世界会長就任式におけるみ言葉は私は次のように読み取りました。
第4次アダムでありアベルの子女である顯進様と心情一体化せねばならないカインの子女が一体化できず、生じてはならない恨の峠が出来たため、それを越えてくれることを亨進様にお父様が願われたと。お父様の願いは真の家庭の子女様方が一つになることでした。
下の内容をまだ読んでいらっしゃらない方は読んでくださればと思います。
2008年4月6日
第49回真の父母の日記念式典が挙行され、お父様は真ん中にお母様、右側に顯進様、左側に國進様を立たせて、次のように語られました。
お母様とカインとアベルの三人が一つになり、アダムを中心として夫を堕落させる根本の元凶となった位置を踏み越えて引っ繰り返し、父がなしておいた位置をつかんで、そこに上がっていくことによって、堕落が無かった、神様が直接連結された血統と真の愛、真の生命の因縁と一致し、真の血筋が連結するのです......明確に締めくくりました。分かりますか? あなたたち兄弟同士で争って分かれることはできません。それが父母を殺した元凶です。ですから、我知らず憎みます。声を聞くのも嫌で、歩いていくのを見れば、後からついて行って殺したい思いが出てきます。
ここでカインとアベルという表現をお父様が使われていたため、教権勢力は、カインである顯進様がアベルである國進様に従順屈服しなければならないと主張しました。真の家庭における兄弟関係が、復帰摂理におけるカインとアベルと同じものだとしたら、それは何を意味するのでしょうか。真の父母様が堕落して、サタンが侵入したので、善側にアベル、悪側にカインを立て、彼らは生まれた時から善悪に分立されていたということになり、カインはアベルを通してしか神様に繋がれないという話になります。
この時お父様が言われたカインとアベルというのは、真の兄弟の愛の先例を残す、創造本然の兄と弟のことを指しているのです。それ故に、この時の儀式において、お父様は右側に顯進様を立たせ、真ん中がお母様、左側に國進様を立たせたのです。
お父様はこの儀式を通して、お母様にも、顯進様にも、國進様にも、3人が一つになってほしいというお父様の願いを明確に伝えたのです。何故このような儀式が行われたのでしょうか。
お母様を中心に兄と弟が一つにならなければいけないというのは、真の家庭がモデル平和理想家庭にならなければいけないという摂理原則をおいてみた時にあまりにも当たり前の話です。しかしこの時、教権勢力が一つになって顯進様を追い出そうとする動きが強く巻き起こっていました。
「一つになってほしい。」
お父様の懇切な願いは、この儀式を通して明確に伝えられました。「我知らず憎み殺したい思いが出て来る」というくらい、サタンの総攻撃が真の子女様を襲っている時なのですから、祝福家庭はその防波堤となって真の家庭が一つになるように働きかけなければなりませんでした。しかし國進様・亨進様の力が強大だと見た教権勢力は、國進様・亨進様側について、顯進様を追い出して行きました。
2008年4月16日
ハワイでの儀式が行われたわずか10日後、お父様は世界平和統一家庭連合の世界会長に亨進様を任命されます。顯進様と國進様だけではもうどうにもならない状況でしたが、國進様は亨進様と親しく、亨進様の言う事なら聞く可能性がありました。そのようななかで、お父様は亨進様に何を願ったと思われますか。摂理原則から判断した時に...... 当然兄弟が一つになることを願われたのです。お父様の願いは3人を立てた2005年から一貫して全く変わっていません。顯進様と國進様が一つになることがお父様の願いであることを知っていた亨進様は、その後どう動かれたでしょうか。
2008年4月18日
お父様が4月16日に亨進様を家庭連合の世界会長に任命すると、なんとわずかその2日後の4月18日に、教権勢力は拙速に世界会長就任式を執り行いました。顯進様の世界副会長就任式の時は、数か月間準備をして内外のリーダーたちに知らせ、500名ほどが集まったなか執り行われました。しかし亨進様の世界会長就任式は、顯進様に知らせもせずにわずか2日で準備され執り行われました。何故でしょうか。
お父様は一度下された決定であったとしても、公式化される前には変わることがあるからです。この世界会長就任式の時、お父様は終始、深刻な表情をしておられました。祝祷される時も、喜びのなかで、世界会長になった亨進様を祝うような雰囲気ではなく、深刻な懇切な祈りをしていらっしゃいました。
もしこれが後継者任命式であるのならば、顯進様の時のように内外のリーダーを集めて万歳万歳億万歳と叫ばれていたことでしょう。真の家庭が分裂していこうとする絶望的な状況において、亨進様に期待をかけられていたお父様の胸中は、非常に深刻であったのです。
しかし亨進様は就任するやいなや顯進様を副会長から解任しました。お父様の願いを知っていながら、完全に無視されたのです。亨進様がお母様と葛藤される前までお父様に侍り、その指示に従っていたという話がありますが、それは事実ではありません。真逆のことをされました。
2008年5月2日
亨進様のW-CARP世界会長就任式が開催されました。就任式では、まず離任式を行いながら前任者の功労を称えるのが通常ですが、輝かしい実績を立てられた顯進様を呼ばないどころか知らせもせず、顯進様を解任してご自分が会長に就任しました。
2008年7月19日
このように弟の子女様方が教権勢力と共に顯進様を追い出す動きが顕著になって行った時、ヘリコプター事故が起こりました。この時お父様はこの事故を天からの警告として非常に重く受け止められたそうです。そして病床にまず顯進様を呼ばれ、そして國進様と亨進様を呼ばれて、「兄を中心として一つになれ」と語られました。この時、顯進様はお父様に、「録音するからもう一度言ってください」とか「私が後継者であると紙に書いてください」ということをされませんでした。側近にのみ、お父様が言われたことを伝えたのです。「お父様が言われたから私に従えではだめだ。彼ら弟たちが喜んで私についてくるようにしなければならない」と考えられたというのです。それが原理の道であるということを顯進様はよくご存知でいらっしゃったのです。
2008年7月29日
お父様が兄を中心に一つになれと言われたわずか10日後、亨進様は米国総会長から顯進様を解任して、仁進様を任命します。仁進様という方は10年間、み旨と全く関係ない生活をして来られた方でした。その仁進様を突然米国の総会長に立てたのです。米国というのは、世界摂理の中心の国であり、UPFに責任持たれた顯進様の活動拠点でありました。しかしその米国の総会長から顯進様を解任したのです。この常軌を逸した人事はお父様の指示でなかったことが明らかになっています。
病床に呼ばれて、國進様も亨進様もお父様の願いを明確に聞いたにも関わらず、完全に無視したのです。
より多くの方々に読んでいただけるよう下のアイコンをクリックしていただけると感謝です。
にほんブログ村