閉ざされた歌の道

テーマ:
蓄膿症になったことで様々な障害が発生したが

一番つらかったのは命ともいえる「声」を奪われたことだった。


幼少時代からさえない自分に唯一与えられた楽しみでもあり
希望でもあった「音楽」

歌っているときに感じるあの幸せが奪われてしまった。


声を出そうとすると声帯の周りに張り付いた粘着質の鼻水が邪魔をして
うまく声が出ない。

そしてそれを吐きださなければいけない為、
歌ってる間もなんどもティッシュを使って痰を出さないといけない。

こんなんじゃライブなんて出来やしない。


薬が効かない今、音楽を続けることはほぼ絶望的だった。

それから毎日「どうして俺だけが・・・」

と涙を流す日々が続いた。


いい歳の大人が泣くのは大変恥ずかしいことだが
悔しくて悔しくて仕方がなかったのだ。

声よ・・・声よ・・・どうかもどってくれ・・・

祈ることしかできない。



AD