2017年 | step陸上店スタッフブログ

2017年

こんにちは!
ステップ 石澤です。
 
明けましておめでとうございます!
2017年も宜しくお願い致します。
 
ステップは創業が1987年ですので、今年で30周年を迎える事になります。
オリンピックも3年後に控え、皆様にはどのような形で喜んで頂けるのか?
またどんな形で社会貢献していかなければいけないのか?
そんなことを日々考えています。
 
さて、年末年始の駅伝も終わり、いよいよ
スパイクの話もしていかなければいけないタイミングとなりました。
 
2017年のラインナップの中では
やはりミズノさんの「クロノオニキス」「クロノオニキスSP」
について触れておかなければいけません。
SNSなどもこちらの商品の注目が伺えます。
 
昨年、オリンピック前に「飯塚選手モデル」として開発発表された
「クロノオニキス」
{95CFE46A-C442-4DAE-B7CA-3192D0E4BBFF}


商品説明では、
新カーボン搭載!!
となっていましたが、そもそもこの露出が誤解を招くようになったのかもしれませんね・・・。
 
いわゆるこの露出した商品が
(カラーは2017年テーマカラーのBKオレンジになりますが)
「クロノオニキスSP」になります!
金額は45000円
特徴は新カーボンと踵の部分まで三軸を使っていることになります。
{D21E5BA0-D5BD-4B07-845E-732EC3D6870A}

{37176334-6151-4590-B937-62A9F16E752C}



 
新カーボンは何がいいのか?
ここがポイントになるのですが、
従来のカーボンシートは「硬い!」というのが特徴でした。
「反発をもらおうとしたときに硬い方がいい」というご意見は非常に多いのですが、
デメリットの話をすると、スタートが出にくい、コーナーリングが不快に感じる等があげられます。
今回の新カーボンは
「縦には硬いが、横には柔軟性がある」というのが特徴になります。
つまり
スタートが出やすくなって、中間走~後半にかけて硬さを使って反発を得ることが出来る
走っている途中にスパイクの硬さがカスタマイズされていくような
そんな感覚になります。
リオオリンピックが終わった後、飯塚選手が各メディアでスパイクの話しをよくされていましたが、
先日お店に来て頂いて本人に直接聞いてみましたが、
本当に気にいっておられました。
 
そして「クロノオニキス」が
従来のカーボンを使用したモデルになります。
縦に硬いカーボンです。
SPの存在を知ってしまうとスタートやコーナーのデメリットがやや出てしまいますが・・・。
これはこれでいい商品です。
{89D4FB1A-573F-4D03-A707-1B777A362379}

{7062380A-72CC-4EAA-9A87-C10A3617F487}


 
 
ここからが重要なポイントになりますが、
ミズノさんでは大きく分けて
①「階段を駆け上っていくような走りのイメージのスパイク」
②「階段を駆け下っていくような走りのイメージのスパイク」
でコンセプトわけをしております。
 
①は「クロノブレイク」「クロノインクス」「ジオスプリント」等
 
②は「クロノオニキスSP」「クロノオニキス」「ジオサイレンサー」等
 
ですからクロノオニキスは
②の括りの最高峰モデルであって
クロノブレイクの後継モデルというわけではありません。
そのあたりを勘違いされている方が多いので・・・。
「クロノブレイクLOVE」だった人が
「クロノオニキス」に同じものを求めると・・・???
となりますので、
ご理解の程宜しくお願い致します。
 
いままで「インクスマッハLOVE」だった人は是非この「クロノオニキスSP」「クロノオニキス」
を試してほしいところです。
 
よく「このスパイクは良い」とか逆に「悪い」とか評価されている方を見られますが、
ミズノのスパイクの総論で評価するのではなく
コンセプトを理解した上で評価するといいかもしれませんね。