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先日、健康な食事に縛られる摂食障害＝orthorexia 〈読み方は、オートレキシア、オルトレキシアなど）についてのコラムにご協力させていただいた雑誌【プレジデント】。
明日12/8発売ですが一足速く届けていてだきました。
半ページ位のコラムなので、
伝えたいことを全て伝えることは難しいと思いますが、
完全な
拒食をしてるわけじゃないし
過食があるわけでもないし、
体重も見た目も健康だし
やってることはただ、健康な食生活をしてるだけ。。。
でもその健康な食生活を守るために
友達づきあいや職場の人づきあいができない
不健康と信じるものを食べられないために
実際は不健康になっている
そんな症状や苦しみに悩んでいる方に
自分だけじゃないんだな、
苦しいって言っていいんだなあ
という気づきのきっかけになれれば幸いです。
また、身近な人が
すでにオルトレキシアの場合、
自分の健康な食事のために
周囲を振り回したり
すべきこともしないだけの
単なる身勝手、単なるわがままだ、、と思って
無意味なバトルを繰り返している方には
そうじゃないんだ、病気なんだ、、
という気づいていただく
きっかけ程度でもなれたらうれしいです
*************
この雑誌にもかきましたが、
オルトレキシアはDSM
（世界でよく使われるアメリカの医学会が発行する
精神疾患の診断の手引き）では、
今の段階では公式には摂食障害として認められているわけではありません。
が、摂食障害を得意とする専門家の間ではよく知られている症状です。
なぜ 公式に認められていないかというと
特に酷い症状ではないから、というわけじゃなくて
こうなったら病気ですと、言葉で定義づけるのが難しいからじゃないかと思います。
なぜなら
拒食や過食などの症状があるわけでもなく
体重や食症状があるわけでもなく
血液検査でも何の問題もない方も多いためです
本人がそのこだわりで
特に苦しんでいないのなら病気ではありませんし。。
ただ、体重や見た目、食行動に
病気と分かる部分がないために
自分も周囲も、単なるわがまま、と
本人を責め続けてしまう 苦しさもあると思います
体重や見た目、血液検査でも
問題ない人が多いと書きましたが
実際には、不健康になってしまう場合もあります
（小麦粉はダメ、乳製品はダメ、添加物はダメ、
野菜はオーガニックでないと・・・などなど）
健康のためのこだわりによって
社会から孤立すれば
まず、心の健康を損ねます（うつになったりキレやすくなったり）。
栄養失調になり
低体重になり 拒食症に悩むかたや
反動の過食に悩む方もいるため
主な症状はオートレキシアでも
拒食、過食といったり来たりする人も多いのではないでしょうか。
*************
雑誌のコラムにも少し取り上げていただきましたが
オルトレキシアのひとも
拒食や過食に悩む人と同様に
自尊心、自己肯定感の低さ
が根底にある場合もあります
健康な食事に依存するのは
自分は食事をちゃんとコントロールできている
という自負。
逆にいえば、
それをしていない自分はダメ、
ちゃんとしていると思えない
甘えじゃないか。。。
と思ってしまうのです。
昔、書いたorthorexiaの記事はこのへんです
＞新型摂食障害？米国最新ニュース
拒食や過食が治る”プロセス”としして
健康な食事なら食べられる、
〈＝そうでないと食べられない）
オルトレキシアふうになることはあると思いますので
↓このあたりもよかったらどうそ。
＞「健康な食生活に縛られる摂食障害（orthorexia), 「ジャッジ」をやめる
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