2017年05月14日(日)

時代遅れの上に危険を生む

テーマ:教育

 この間の暑さが嘘のような「寒い日」が続いている。
 今日は久々に大洗の方に行ってこようかと思ったのだが、天気も良くないし寒いしで、結局家でゴロゴロしてしまった。
 暑いのは嫌なので涼しいのはいいのだが、寒いほどというのは。せめてもう少し気候が安定してほしいものだなぁ。


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 高校生のバイク指導、検討会開催の前後でここまで変わった---埼玉県


(写真、レスポンスより。バイク禁止を訴える入学説明会が、2017年度から内容が大きく変わった。17年度入学の資料)

 バイク指導の効果や今後の指導のあり方を検証している埼玉県。開催後、新入学生徒への説明資料が大きく変わった。
 埼玉県は県教育委員会が主導して、三ない運動を推進する全国的に珍しい地域だ。学校単位ではなく埼玉県教育委員会、さいたま市教育委員会が連名で、『高校生にバイクは不要』と大書した説明資料を、新入学説明会で配布してきた。
「二輪車等による事故・暴走行為等防止指導要綱」で三ない運動について説明。バイクの免許取得、購入、乗車を認めないことを説明するがその内容は、「バイク通学を認めないというのは教育指導だとしても、合法的なバイクの価値を否定するかのような説明には疑問を感じた」と、説明会に出席した一部の保護者が語るほど過激だった。
 生徒には、事故で生じる重い賠償責任を強調。その上で「一人ひとりが張りのある高校生活を送るためにはバイクは不要。学業、部活動、ホームルーム活動、学校行事などに本気で取り組みましょう」と、諭していた。また、保護者に対しても「子供の命を守るのはあなたです」と、事故被害者の保護者の手記や「前科者になる」「職業制限が生じる可能性がある」という弁護士の談話を掲載して戒めてきた。

 ところが、今年度の新入学生に配布された説明資料は、自転車や公共交通機関の利用注意が中心で、「高校生にバイクは不要」という文字は消えた。バイク利用に限定した記述は、3ない運動に基づく指導要綱の説明のみ。事故の賠償や保護者に対する要請は、バイク利用に限定しない記述に変わった。
 また、利用を禁止している中で発生するバイク事故と死者数の掲載も、今年度の説明資料から削除された。埼玉県はバイク利用を禁止した1982年以降、警察資料を利用して統計を取っているが、2015年度まで過去一度も死者数をゼロに抑えたことはなかった。16年度の統計は出ていない。
 記載の変更について同教育局は「紙面上で自転車や公共機関の利用を優先したもので、(バイク利用を禁止する)内容に変更はない」(生徒指導課)と語った。
 埼玉県は昨年12月に「高校生の自動二輪車等の交通安全に関する検討委員会」の初会合を開催。バイク利用よりも、自転車利用で増加する事故について記載すべきだという意見が出ていた。
《レスポンス 中島みなみ》
 レスポンス 5/10(水) 18:56

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 いやはや驚いた。まだこんなことを県ぐるみでやっているところがあったなんて。
「高校生にバイクは不要」って、そんなことを教育委員会が勝手に決めて押し付ける。「制服がー」とか「髪型がー」と騒いで「人権侵害!」と訴えている勢力は、なぜこんなことを許していたのだろう? 二輪免許を16歳からとれるというのは、国が決めた法律にあるというのに。

 私が高校のころは、全国の学校が平気で「三ない運動」なるものをやっていた。
 当時社会問題になっていた「暴走族」をエクスキューズにしたもので、一部の犯罪者(当然ながら、彼らは道路交通法や道路運送車両法の違反者であった)のために全体を規制しようという、「臭いものには蓋」的なとんでもない考えだったが、「カミナリ族」以来の「バイクは悪者」の風潮のあった社会では大きな抗議の声もなく受け入れられていたものだ。
 当時は「仮面ライダー」にはまって「クラスの男子の自転車はみんなサイクロン号」の世代が免許取得年齢になっていたころで、バイク市場を爆発的に広げかつそれを社会に「普通になじませる」絶好の機会であったのに、この「三ない運動」はそれを潰してしまう行動になってしまったのだから、なんとも馬鹿馬鹿しい。
 これを生んだのは「左翼的な教条主義のPTA思考」で、そのあたりに話を持っていくといつもの「左巻きが支配する社会の窮屈さ」になるわけで、上で上げた「人権屋」がこの話は黙殺していたことなどもそのあたりに帰結するおかげだとわかるのだが、今回それはこのぐらいにとどめて……この埼玉のことである。

『前科者になる』『職業制限が生じる可能性がある』という弁護士の談話」というのだから、どこまで異常なのだろうか。 
 こういう考えを学校に刷り込まれた子供は、長じて車の免許を持った後も、無意識のうちに「バイクなんて悪者だ」という価値観に縛られることはないだろうか。
 そして、そういう価値観を持った四輪運転者は、平気でバイクを軽んじた運転をするようになる可能性は、ないだろうか?

 私は以前バイクで走行中、横道から出てきた車にいきなり前をふさがれて衝突したことがある。
 そのとき相手のいう言葉は、ふざけたことに「お前がすごいスピードを出していたから」。「すごいスピード」だと思ったのならば、どうしてのこのことバイクの前に出てきたのだ? 「大した速度ではない」と思ったから「前を抜けられる」と思って十メートルもない直前を横断しようとしたのだろう?
 免許を取りに教習所に通った人間ならば、「二輪はただでさえ小さく遅く見えてしまうことがあるので気をつけましょう」と習ったことだと思う。
 だが、バイクを軽んじる価値観が基礎にあると、「それがどうした」と端から頭の中からなくしてしまうことになりかねないか。

 埼玉県のようなやり方は、かえって交通事故の危険を増やすことにもなりかねない。
 今年度ようやく少しはましになったというこの「トンデモ三内運動」、ほかの県でもここまで極端ではないが似たようなことが行われていないだろうか。
 それが続いているようならば、いい加減に文科省や総務省が指導に乗り出すべきだ。


 本日の改造車。

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 <軽乗用車>「世界に1台」、左ハンドル化 輸出構想も


(写真、毎日新聞より。左ハンドルに改造した軽乗用車の運転席に座る真鍋さん=香川県三豊市で、植松晃一氏撮影)

 香川県三豊市詫間町詫間で自動車整備工場を営む真鍋貴行さん(57)が、軽乗用車を左ハンドル車に改造し、愛好者のハートをつかんでいる。純正部品を可能な限り活用し、公道も走れるのが特長。軽は日本の独自規格で、メーカーは左ハンドル車を製造しておらず、「世界でたった1台、自分だけの車」が受けているようだ。
 真鍋さんは、市販車から福祉車両やキャンピングカーなどへの改造をこれまでも手掛けてきた。2014年2月に軽乗用車の左ハンドル化を計画。スズキの軽乗用車「ハスラー」について、ハンドルやメーター類はもちろん、パワーウインドーの操作スイッチも左右を入れ替えた。自動車検査(車検)に適合させるため、運転席側のフロントガラスの雨粒を十分に取り除く必要があり、ワイパーはモーターごと入れ替えた。
 軽乗用車の左ハンドル化は全国的にも例があるが、「軽商用車」への登録変更が多いという。だが、軽商用車の後部座席は折り畳み式などの制約があり、真鍋さんは使い勝手も同じ「軽乗用車」登録にこだわった。ダッシュボードの入れ替えでは、安全性証明のため、鉄球を衝突させる実験を繰り返した。陸運支局への提出書類は厚さ約1センチに達したという。
 車は16年5月に完成。定員や安全性、走り心地は市販車と同じだ。普段は工場にとめているが、インターネットで情報は広まった。ハスラーなら80万円あまりで改造可能という。ハスラー以外を含め、これまで10台近くを左ハンドルに改造した真鍋さん。左ハンドル車を巡っては、右折時の前方の見えにくさなど国内で議論もある。しかし、真鍋さんは路肩に止めた左ハンドル車から運転手が安全に乗降できるメリットにも気がついたという。
「福祉車両が左ハンドルなら、安全に乗り降りできるはず。世界一厳しい車検に通る左ハンドルの軽乗用車なら、海外でも通用する。将来は輸出もやってみたい」。左側の運転席から望むのは、原点の福祉車両と世界市場だ。【植松晃一】
 毎日新聞 5/14(日) 13:42

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 ああ、そういえば軽自動車の左ハンドルってないな。そもそも左側通行の国に輸出していないし。
 フィアット500のあるヨーロッパならば受け入れる土壌もあるだろうけど、デザインがな。

路肩に止めた左ハンドル車から運転手が安全に乗降できるメリット」というけど、どうだろう。
これは逆に乗る時にも「道路からさっと乗れてしまう」ということにもなって、それでは「乗車前に車の前後をしっかり確認してから乗り込むこと。それを忘れないように車の前などを歩かせる」という教習での指導方針を無意味にしてしまうことにならないかなぁ。
 ライダーとすれば「後ろも見ずにドアを開ける馬鹿」が減るだろうというのはうれしいけど。



 

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2017年04月04日(火)

これは中華の「易姓改革思想」の尻尾だな

テーマ:教育

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 「聖徳太子」「鎖国」変えず=小中の新学習指導要領告示―文科省

 文部科学省は、小中学校の新学習指導要領を31日付の官報で告示した。
 2月に公表した改定案の小中社会で、「厩戸王」などと表記を変更した「聖徳太子」は元に戻したほか、「江戸幕府の対外政策」に変えた「鎖国」も復活させた。
 改定案で、現行の聖徳太子は小学校で「聖徳太子(厩戸王)」、中学校は「厩戸王(聖徳太子)」と教えるとしていた。聖徳太子が没後1世紀後ごろから使われた呼称と考えられること、日本書紀や古事記で「厩戸皇子」と表記されていることなどを反映させた。
 しかし、パブリックコメント(意見公募)で「小中で表記が異なると教えにくい」など批判的な意見が相次ぎ、聖徳太子だけの表記とした。
 鎖国も改定案で「幕府の対外政策」に変えたが、「『開国』はあるのに鎖国がなくなると教えにくい」といった意見があり、「鎖国などの幕府の対外政策」などとされた。
 時事通信 3/31(金) 5:02

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 先月末、新しい教育指導要領の発表があった。


 その中身でまたいちゃもんをつけてきているおかしな国もあるようだが、それは後日にでもまた取り上げることにして、とりあえず、聖徳太子の名前をきちんと書くようにとあるところなどは評価に値する。
 この話では「当時呼ばれていなかったから」というバカないちゃもんが「抹消」のきっかけに担ったものだと記憶しているが、馬鹿だなぁ。「当時は言われていなかった」というのならば、みんなが知っている「後醍醐天皇」以外の天皇の名はみな崩御後に送られたもので「在位時はその名で呼ばれていなかった」のだから、すべての表記をそれで統一しなければならなくなる。
 そんなことをしていたら歴史の勉強などできなくなるではないか。


 そもそもこの「聖徳大使」否定論は大和朝廷を「ヤマト王権」と書こうという運動などと同じで、古代日本の評価を「低くしよう」という歴史学者一派がやり始めたもので、そういう一派がおかしな譲歩をしてしまったことが、韓国に「日本の学者が任那日本府を否定している。わが半島が『ヤマト王権』の下にあったなどというのは嘘」といういつもの「捏造起源を主張して偉ぶる」姿勢を生むという愚かなことにもなっているではないか。
「鎌倉幕府の成立年を変えよう」など、「そもそも幕府とは征夷大将軍の称号を得るのが条件」という今までの日本史の決まり事を破って「俺が主張している節を定着させたい」という学者の功名心でかき回されている例もあるし、いい加減そんな輩とは縁を切らなくては。



 ところで、今回の指導要領改訂で中学武道に追加種目があったのだが、その中に「銃剣道」があったということで、左右両方が騒がしい。

 右の方からは、

 

 

「『もともと日本武道協議会に加盟している九武道すべてをを入れようという話なのに銃剣道だけ外されそうになったのを止めた』という話を『銃剣道だけ入れた』かのように書いている」ということで、「朝日新聞がフェイクニュースを流した!」という非難の声が上がっているのだが、これに関しては、

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 中学武道に木銃使う「銃剣道」追加

 文部科学省は2020年度以降に実施する小中学校の次期学習指導要領を31日付の官報で告示する。
 2月に公表した改定案に対するパブリックコメント(意見公募)の結果を考慮し、表記を改める予定だった「聖徳太子」や「鎖国」を一転して変えないことにした。中学校の保健体育で必修の武道の例としては、柔道や剣道など8種目に加え、木銃を使って相手を突く「銃剣道」を加えた。
 また、小学3~6年で授業時間が増える英語を不安視する声も相次ぎ、文科省は18~19年度を移行期間として各校の「総合的な学習の時間」を英語に充てる措置を検討する。
 パブリックコメントは改定案公表後の2月14日~3月15日に実施され、9年前の前回告示時の約2倍にあたる1万1210件の意見が文科省に寄せられた。
 読売新聞 3/31(金) 7:58

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 読売新聞もこんな書き方をしているから、官庁側の説明がよろしくなかったというのが本当のところではないのだろうか。


 もっとも朝日はその後、


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 憲法に反しないように「爾(なんじ)臣民」の道をどう教える。教育勅語を教材に? やっぱり森友学園と同じ志向の政権。
  ☆
 突撃と玉砕の旧日本軍を思い起こす。「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」の姿そこに。中学の武道に「銃剣道」を追加。
  ☆
 いまさら何も驚かぬ。毎日偽ニュースが蔓延(まんえん)し。トランプ大統領、さあ思うままにツイートを。きょう4月1日。
 朝日新聞デジタル 素粒子 2017年4月1日16時30分

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 というものを書いているのだから、発端はともかく「それで煽ろう」という気は満々のようで、ご希望通りに左の人間が「戦争!」「右傾化!」と安倍政権叩きを始めているわけで。
 ネットを見ていると「剣道だってもともとは戦場で使われていた人殺しの技術じゃないか」という人間に対しても、とにかく「戦争!」「刀は銃剣とは違う」という頭の悪いすり替えをしているような人間ばかりが目について、以前「戦争法反対!」「安倍は戦争をする!」といっていた憲法学者が「好きな偉人は徳川家康」といっていたような脱力感しか感じないが、まったく、とにかく「戦前! 戦中!」といっておけば「悪を否定する正義」になれると思い込んでいる人間というのは、なんと頭が悪いのだろう。


 彼らはまるで「戦前・戦中は暗黒時代」であるかのようにいう。
 学校でも子供たちにそう教え、「権力の弾圧がどうの」といって反国家思想をすり込もうとするが、私がツィッターでフォローしている内海圭子師匠の話などを見ていれば分かるように、その時代でも人々は今と変わらず、「普通」に生きていたのだ。
 私が子供のころには街にまだ傷病帰還兵の姿もあったし、親も戦争経験世代だから、当時の話を普通に聞くことができたし、私の父は大東亜戦争時には小学生だったが、米軍機の機銃掃射を受けて命からがら逃げたといっていたものだ。そんな戦争がやられていたのに、なぜか今では「日本だけが悪かった」という話になっている。

 左巻きは「右傾化!」右傾化!」と騒ぎ、「暗黒の戦前回帰」といって安倍総理を叩くが、私が子供のころにあったような映画では普通に描かれていた「慰安婦」がいつの間にか「性奴隷」という捏造話になってしまうなど、ここ数十年、エンタメから社会から教育現場まで著しい「左傾化」が進んでいたというのが本当のところ。それが今、左の頭が悪くなったおかげで、元に戻りつつある。

「戦前戦中暗黒観」が蔓延する社会に一石を投じたのが、昨年大当たりした「この世界の片隅に」という映画だろうし、「聖徳太子」を否定しないという今回の学習指導要領だろう。

「銃剣道」は、国体でも普通に行われているもの。それに「戦争」というレッテルを貼ってこの流れをつぶそうとする勢力が何をしたいかも、よくわかるというものだ。



 おまけ。


「素粒子」でも曲解してくだらない当てこすりをしているが、

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 道徳授業に教育勅語「ダメとは言えない」 松野文科相

 松野博一文部科学相は4日、戦前・戦中の教育勅語を教材で使うことを政府答弁書で認めたことに関し、「この教材はだめなどと発言するのは、教員の教材や教え方をつぶすことになる」との認識を示した。そのうえで「道徳を教えるために教育勅語を使ってはいけないと私が申し上げるべきではない」と述べた。
 教育勅語には、父母への孝行など「臣民」が守るべき徳目が示され、国の一大事には「一身を捧げて皇室国家のためにつくせ」(旧文部省図書局の通釈)とも書かれている。戦後の1948年に国会が排除・失効の確認を決議した。
 松野文科相は4日の記者会見で、いまの歴史や公民の教科書にも教育勅語が掲載されていることに触れ、「教材自体の性質を問うより、教材で教育がどう進められるかにポイントを置いた」と答弁書の趣旨を説明。「(勅語が)出された歴史的な背景や問題など、様々なことをその資料を通じて教えるために使われることは問題ない」との認識を示した。そのうえで「教え方が憲法や教育基本法に反するのであれば、所管庁(都道府県)が適切に指導する」と述べた。(水沢健一)
 朝日新聞デジタル 4/4(火) 11:32



 教育勅語活用は現場判断=菅長官

 菅義偉官房長官は4日の記者会見で、戦前の教育規範を示した教育勅語の教材利用を否定しないとした政府答弁書に関し、「教育は教育基本法の趣旨を踏まえ、学習指導要領に沿って学校現場の判断で行うべきだ。それ以上でもそれ以下でもない」と述べた。
 同時に「政府として積極的に教育勅語を教育現場で活用するとの考えは全くない」と語った。
 時事通信 4/4(火) 12:01



 教育勅語活用に野党反発=「国会決議違反」と抗議

 教育勅語の教材活用を否定しないとした政府答弁書に対し、野党各党は反発を強めている。
 民進党は4日の衆院議院運営委員会理事会で、教育勅語の「排除」や「失効」を確認した1948年の衆参両院決議に「大きく反する」と抗議した。
 民進党の大串博志政調会長は4日の記者会見で、「戦前回帰の安倍政権の動きを如実に表すものだ」と述べ、国会審議を通じて追及していく考えを表明。答弁書が示した「憲法や教育基本法などに反しないような形で」との条件に関し、「一体どういう意味なのか。曖昧なままだと、なし崩し的に教育勅語が教育現場によみがえることになりかねない」と指摘した。
 社民党の又市征治幹事長も同日の会見で「安倍政権の好戦的、国家統制的なところが出ている。時代錯誤の動きを厳しく批判しなければならない」と述べた。共産党の小池晃書記局長も3日に「異常な決定だ。そもそも教育勅語は憲法と教育基本法に反する」との見解を示している。
 時事通信 4/4(火) 15:09



 民進、「教育勅語の教材使用」見解を与党に要求 過去の国会決議に違反と批判 衆院議運委理事会

 民進党の泉健太衆院議院運営委員会理事は4日の同委理事会で、教育勅語の教材使用を否定しない政府答弁書について、昭和23年に国会で教育勅語の排除決議が行われたことを念頭に「過去の国会決議に大いに反する」と述べ、与党に見解を示すよう求めた。与党側は「整理して後日、話をする」とした。
 また、泉氏は佐藤勉議運委員長(自民)に対しても政府答弁書が国会決議に反するかどうか調査し、見解を示すよう求め、佐藤氏も了承した。
 産経新聞 4/4(火) 13:32

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 教育勅語でもまた騒いでいる者がいる。


 野党が騒いでいるのは森友学園関連で「とんでもない教育」というレッテルを貼って「そんな学校を安倍は応援していた!」とイメージ落としをやろうというだけなので構うのも馬鹿らしいが、朝日が書く国会決議にしても、ドイツのように「ナチスのことは勉強してもいけない」というようなものではない。我が国は「過去をすべて黒とすることで白いふりをする」ような国ではないのだ。


 私は自分の国が脅かされているときには国民団結してこれに対抗するのは間違っていないと思うし、「臣民がどうの」というすり替えでそれを否定する朝日の考えなどまったく間違っていると思うが、それを別にしても、「戦前!」「弾圧!」と騒いでいるような勢力が、これに関しては「焚書だ!」「弾圧は正義!」という姿勢を見せるのだから、いったい彼らのいう「暗黒の社会」を作っていたのは誰なのか、きちんと見直してみる必要があるといえるな。


 

 本日の分割。


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 「分数ものさし」小学生が発案 計算法、目盛りで理解


(写真、朝日新聞デジタルより。分数ものさしでの割り算の計算方法。「6分の1÷2分の1」は、基準となる「12分の1」が2個と6個と考えて、「6分の2=3分の1」と解く)

 苦手な子どもが多い分数の計算。それを視覚的に理解しようと、浜松市内の小学生=当時=が「分数ものさし」を考えた。長さ12センチのものさしに5列の目盛りが付き、基準単位の「12分の1」がいくつあるか数えて計算する――。この発想に静岡大が注目し、教材化に向けた研究も進む。
 浜松市立神久呂小学校を今春卒業した山本賢一朗君。小5の時、分数に苦手意識を感じたという。友人も悩んでいた。掛けるのになぜ、答えは小さくなるのか。割り算ではなぜ、割る方の分母と分子を入れ替えて逆数にするのか……。
 学習塾の経営に携わる父裕一朗さん(40)にも疑問をぶつけ、やがてものさしで分数を考える発想にたどり着く。1とその数以外では割り切れない「素数」の目盛りだけがついた京都大の「素数ものさし」がヒントになった。
 分数ものさしには、12分の1ずつ刻まれた目盛りに対応して「6分の1」「4分の1」「3分の1」「2分の1」ずつ刻まれた全5列の目盛りが付く。基準となる「12分の1」が何個かを数えて計算する。「4分の3」と「3分の2」、どちらが長いかも分かる。
 朝日新聞デジタル 4/3(月) 7:01

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 う~ん。普通に生活していれば、分数を教えられるころには「何分の一」という荷がどういう概念なのかということぐらい感覚として身についていると思うのだがなぁ。
 そう感じてしまうのは、「あなたは理系だから、何がわからないのかわからないというのがわからない」という数学嫌いの人に言われてしまうような人間だからだろうか。


 でも、小学校でやる「分数の割り算」というのは、そもそもが計算の方法というテクニックなのだから、わかるわからないなど関係なく「そういう風にするものだ」と覚えておけばいいだけで、その意味するものは、もっと高等教育を受けるようになってから考えればいい。「分数は割り算」という基本さえ押さえておけば。
 だから、分数計算を「難しい」と考えること自体が間違っていると思うのだけど。




 

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2016年12月25日(日)

それでも地球は回っている

テーマ:教育

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 影の向き変化理由「地球が回るから」は「×」 こんな小学校教育は問題ないのか

「時間がたつと、かげのむきがかわるのはなぜですか」――。こう問われた際、皆さんなら、どんな答えを用意するだろうか。
「もちろん、地球が回っているから」と答える人は多いだろう。コペルニクスの時代からおよそ500年を経て、地動説はもはや常識になっている。しかし、もしあなたが日本人の小学3年生なら、先生に「誤り」を指摘される可能性がある。そんな「理不尽」とも言えそうなエピソードが、あるツイッターユーザーに報告された。

■教育関係者も「私なら正解にしている」
「僕は間違っていると思う」と強い調子で訴えるのは、ある男性ツイッターユーザーだ。男性は2016年12月18日、小学3年生になる息子の答案用紙を写真で投稿した。理科のテストなのだろう。かげの向きが時間の経過で変わる理由を、地球と太陽の関係から導き出す設問だ。
「時間がたつと、かげのむきがかわるのはなぜですか」
 これに対し、小学生の息子は「地球が回るから」と回答。しかし、採点で「×」となり、「太陽が動くから」と修正されている。さらに教師は、「学習したことを使って書きましょう」との注意書きを追記した。
 男性は、この採点基準を「『地球の自転』をまだ習っていないという理由で、『太陽が動く』と答えろという教育」だと批判。すると、これに同調する教育関係者も出てきた。
 陰山英男・立命館大教授は同日のツイッターで、「私なら正解として認めてると思う」。『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者で「坪田塾」の塾長、坪田信貴さんも同日、「『教科書や授業から学ぶこと=学習』ではない」とツイートした。
 太陽はあくまで「見かけ上の位置」を動いているに過ぎない。影の向きの変化や日の出・日没はすべて、地球の自転によって起こるため、「地球が回る」という回答は正しいように思える。

 学習指導要領「日陰の位置は太陽の動きで変わる」
 しかし、ツイートのリプライ欄には、こうした同調意見とともに、男性への厳しい指摘もまた多数寄せられた。
「影が動くことから直接地球が動くことと繋げるのは論理の飛躍がある」
「問いは影の向きであって、影を作る要因となる太陽が文字として書かれないと正解とは言えない」
 主な理由として、「地球が回る」では自転なのか公転なのか判断できない、地球の自転を理解するのに必要な「天球」の概念が把握できているか分からない、といった点が挙げられた。つまり、「地球が回る」と回答するならば、説明を補足すべきというわけだ。
 実際、地球の自転を公立小学校の3年生で習うことはまずない。現行の学習指導要領上、「日陰は太陽の光を遮るとでき、日陰の位置は太陽の動きによって変わること」(文科省HPより)を学ぶのが目標とされているからだ。
 地球の自転のメカニズムを正確に把握しているかどうかにかかわらず、「太陽が動く」という答えは、学習指導要領上「正しい」。
 どちらも正しい、とも言えそうな今回の一件。賛成派、反対派双方の熱い議論は、なおも続いている。
 J-CASTニュース 12/19(月) 18:20

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 またネット上で「小学生のテスト回答の正誤」で論争が起きているという。

 これは(2012/01/13の記事、♪もう~終わりだね 君が小さく見える)で取り上げた「8×5」問題と違い、教師の方が石頭で能力不足である。

 確かにこれだけでは「桶屋が儲かるのはなぜでしょう?」「風が吹くから」と書いているに等しく、回答になっていないので×がつくのは仕方がない。
 だが、引用したJ-CASTニュースでもいろいろ書かれているように、これは単に「論理説明が不足しているので回答として体をなしていない」からダメというだけで、「指導要領を逸脱しているから×」とするものではない。

 この投稿者のツィッターに貼られた画像では、



(写真、Wataru Katsurashimaより)


 と、「太陽が東から~」と回答書き直しをさせられているようだが、教師ならばこの生徒に「地球が動いている」から「どうして影が動くのか」の説明をさせるように仕向けるべきだ。


 私の小学生時代、「世界4大文明」が社会で取り上げられた時、「メキシコなどにも文明はありました」と発言したことがある。
 当時の教師は「うん」とその発言を認めたうえで「でも時代が違うよね」と指摘してくれたので、「確かに千年以上遅いです」と納得できたのだが、一方的に「これが正しい」と書き直された子供は、はたしてこの後勉強にどういう気持ちを抱くだろう。「それでも地球は回っている」と背中を向けて呟けるほどならば頼もしいのだが。


 十年以上前だったか、「飛び級」の話がされたことがあった。
 優秀な人間には年齢に関係なく「さらに上」の勉強をさせようというもので、勉強は上級になるほどそれまで習った知識を「ツール」として論理を噛みあわせていくものだと知れば、子供の知識欲をうまく使って知力を延ばす良い制度である。
 が、はっきりいってまるで機能していない。
 その原因に、こういう「教育指導要領という枠をはめてそこから逸脱することを許さない」という教師の存在があるのではないだろうか?



 話は飛ぶが、来年度の予算が閣議決定されたということで、


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 <17年度予算案>アベ家の家計に例えると 家計は火の車

 2017年度の政府予算案をアベ家の家計に例えると--。
 シンゾーは17年度の年収(税収)が577万円と、16年度の見込みより1万円増えるとソロバンをはじく。16年度は勤め先の業績が悪く、年収は見込みよりも17万円減ってしまったうえ、来春に予定されていた基本給の引き上げ(消費税率10%への増税)は延期になった。だが、取引先の次期社長となるトランプさんが景気の良い話を振りまいているおかげで、来年はボーナス(法人税収の増加)が期待できそうだからだ。父タローがかき集めてくれたへそくり(税外収入)54万円を足すと、収入は631万円になる。
(以下馬鹿馬鹿しいので略)
【横山三加子】
 毎日新聞 12/22(木) 20:32

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 こんな記事を書いている新聞がある。

 まったく、自分で債券を発行できまた貨幣鋳造権のある国と、他から金をもらわなくてはならない家庭を同列に扱う「頭の悪い」記事で、いいかげんにこういうくだらない当てこすり記事など無くなってほしいものだ。


 こういうものにうなずく人が多いと、


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 国と地方の借金、1094兆円に…17年度末

 財務省は22日、2017年度末の国と地方を合わせた長期債務(借金)の残高が、16年度末の見込み(1073兆円)より約21兆円増え、1094兆円になるとの見通しを発表した。
 08年度からの10年間で約320兆円増え、過去最大を更新する。内訳は国が約899兆円、地方が約195兆円となる。
(後略)
 読売新聞 12/22(木) 19:53

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「徴税屋」がこんなことをいって国民不安を煽り、ますます景気が上向かなくなる。


 毎日新聞の記事のような頭の悪い記事が無くなるようにするには、国民全体がこんな記事につられないしっかりした目を持つことが必要になる。
 そのためにも子供時代の教育は大切で、「型にはまったこと」しかできない教師は淘汰されていかなくてはならない。



 本日の造型。


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 自販機で折り紙のゾウ・手裏剣…「珍百景」に観光客続々


(写真、朝日新聞デジタルより。折り紙の自動販売機。1個10~50円の作品が並ぶ=愛媛県内子町平岡)

 世界に類のない「自動販売機大国」ニッポン。愛媛県内子町には、丁寧に折られた「折り紙」を売る自販機がある。値段は一つ10~50円。売り上げは少ないが、テレビ番組で紹介され、観光客が訪れる町の「新名所」になった。
 田園地帯にある中学校近くの日用雑貨店「岡野商店」の店頭に、その自販機はある。色テープで作った「おりがみ」の文字の下に、紙飛行機や紙風船など18種類の折り紙が並ぶ。
 折り紙を折るのは店主の岡野千鶴さん(60)。値段は10円、30円、50円の3種類。くちばしが動くカラスや鼻が動くゾウ(いずれも50円)など、複雑なものほど高額だ。100種類以上の紙を作品によって選び、一つひとつ丁寧に折った作品には、繊細な技が光る。一番人気は手裏剣(10円)で、30円の商品は2カ月に1回、季節に合わせたものと入れ替える。
 朝日新聞デジタル 12/24(土) 13:20

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う~ん。完成品を売るのかぁ。

(画像、「ある折紙創作家の頁」より)


 こんなレベルのものならばともかく、自販機で扱える大きさのものならば、折り方と原材料(!)のパックで売った方がいいと思うのだがなぁ。
 雑貨店の中で「折り方教室」をやるとか。

 

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2016年08月05日(金)

「孫聞き」で歴史を作ってはいけない

テーマ:教育
 今日から三日間、水戸では黄門まつりが開かれる。
 初日の今日は千波湖での花火大会……だというのに嫁さんがカメラを無くしてくれたので写真が撮れない(泣)。


 そして明日は広島原爆の日。
 今年はブラジルのリオデジャネイロでオリンピックの開かれる日でもあるということで、「開会式でヒロシマを追悼せよ」と無茶な要求をする人間も出ていたようだが、全体的に見て、テレビなどのメディアがこの日に向けて使う「熱意」は、昨年に比べてはるかに低い。
 NHKなど、昨年は六月ごろから「戦争だ」「原爆だ」「特攻だ」「日本は酷いことをした」を週に何度も繰り返し、今頃には毎日のように日本貶しに励んでいたというのに、今年はまだまだ大人しい。
 やはり昨年は「戦争終結七十年」ということでイベント的にはしゃいでいただけだったのだろう。ついでにいえば、それが国会で審議されていた「安保法制」の足をひっぱる道具にも使えるということで。
 というか、そっちの方が主たる目的かな?

 さて、マスメディアや彼らに応援される勢力が原爆被害を政治活動の道具に使うのは昔からだが、そういうことをやって「ジャーナリズム」を気取っている人間がどういうレベルのものか、都知事選挙で日本人はよく知ったことだろう。
 原爆の被害という歴史の事実は、そういう人間が政治ごっこをするためのおもちゃにされないよう、気をつけていかなければならない

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 被爆者が語り、若者描くヒロシマ 視覚に訴え体験鮮明に

被曝の絵
(写真、朝日新聞デジタルより。炎の中で助けを求める少女)

 被爆者から体験を聴き取り、若者が描く「原爆の絵」。広島平和記念資料館(原爆資料館)が始めた取り組みは12年がたち、作品は120点にまで増えた。若い世代が視覚に訴える試みは、被爆体験をより鮮明に伝える力になっている。
「布団のつぎはぎ、けがの細部まで、よく描けたね」。広島の被爆者で在日韓国人2世の李鐘根(イジョングン)さん(87)は6月末、広島市立基町高校を訪れ、17歳のころの自分と亡き母親を描いた油絵を見て感心した。
 作者は同校3年の美術部員、久保友莉乃(ゆりの)さん(18)。昨年夏から李さんと10回ほど面談。原爆で大やけどを負った李さんの首にわくウジ虫を、母が箸でつまみ取る姿を描いた。
 被爆者と若者が共同で「原爆の絵」を仕上げる作業は2004年、被爆体験を後世に伝えようと原爆資料館が始めた。地元の高校生らが被爆者から描いてほしい場面を聴き、1年がかりで完成させる。これまでに被爆者30人、学生100人以上が手を取り合った。
 朝日新聞デジタル 8月2日(火)18時11分

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 広島ではこんなことが行われ、

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 <長崎・被爆者>語り継ぐ体験、未来につなぐ 証言者育成

 被爆から70年が過ぎて被爆者の高齢化が進み、亡くなる人も増える中、長崎市は今年度、被爆者から戦後に生まれた世代へ体験を引き継ぐ取り組みを始め た。被爆者の代わりに体験を「証言」できる人を育てるのが目的で、今月16日には募集に応じた高校生や中学教諭らが被爆者と初めて対面した。
 市は2年前から家族間で被爆体験を引き継ぐ事業を進めてきたが、体験を伝えられる人をより多く育てようと、今年度から対象を広げた。市の募集に応じた市 民は20人あまり。16日に原爆資料館であった交流会では、被爆者7人が座る四つのテーブルを順に回り、話に耳を傾けた。
 国民学校6年の時に爆心地から約3.3キロで被爆した田川博康さん(83)は「本当は話したくはないんだ。でも、真っ黒焦げになってしゃべれず死んでいった人たちのために、生き残った私たちが話さなければならない」と語りかけた。
 爆心地近くで被爆した父は9日後、母は13日後に亡くなった。田川さんは「被爆者はあと5年、10年ほどでほとんどいなくなる。若い人たちの力で、客観的な被害だけでなく、被爆者が抱えるつらさや後悔の思いを引き出して、伝えていってほしい」と話す。
 長崎市の私立純心女子高3年の松野世菜さん(18)は同級生と一緒に応募した。中学3年の時、授業の一環で「8月9日に何があったか知っていますか」と 市内で尋ねて回ったところ、県外在住の人は3割しか「原爆が投下された日」と答えられなかったことがショックだったという。「これまで行動に移せなかったが、この機会に被爆体験やその後の暮らし、思いをしっかり聞いて伝えていきたいと思った」と言う。
 8月下旬からは、「受け継ぐ」側の市民が個別に被爆者から体験の聞き取りを始める。体験の話し方の研修などを経て、早ければ来年3月にも「証言者」としてデビューする。【加藤小夜】
 毎日新聞 7月30日(土)13時10分

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 長崎ではこういうことが行われているのだが、これもはっきりいっていい試みではない。

「惨状を絵に描く」のは、その時点で事実の記録ではなく体験者の感情的な意思の発露になる。それは体験者がそういうものとして主張するというところでは意味を持つものだと思う人も多いのだろうが、「事実を知らせる」ということから外れているということを知った上で見るという習慣が身についていない者―例えば広島には小学生がよく修学旅行で連れていかれる―にとっては、変な「刷り込み」になってしまう恐れもある。

 長崎の方の「証言者育成」に至っては、伝言ゲームがどういうものになるかを知れば、それはもう将来に禍根を残す事業だといっていい。
「証言者」というのは体験した人間でなければならない。そういう人間でも記憶の混乱や「後から知ったことをさかのぼって語ってしまう」ようなことがあるというのに、「『子』証言者」「『孫』証言者」と話が受け継がれていく中でどのような変遷が生まれることだろう。
 さらにその中に「政治的イデオロギー」を第一にする人間が混ざるとどうなるだろう。
 沖縄の「語り部」がどれほど歪曲した歴史を観光客に聞かせているのか。今ではネットでそういう「歪曲話」をしていることが知らされるようになっているというのに、恬として恥じず「嘘」を流している現地新聞もあるではないか。

 原爆の被害は、「語り継ぐ」のではなく、今ではいい記録メディアがあるのだから、体験者自身が語る様子を映像で残しておけばいい。

 体験者の証言映像と、

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 <原爆映像>旧ソ連撮影、広島と長崎に寄贈

被爆地
(写真、毎日新聞より。公開された映像の一場面。長崎市の爆心地付近を視察する旧ソ連調査団が映っている=長崎市平野町の長崎原爆資料館で2016年8月4日午前10時37分、今野悠貴氏撮影)

 広島、長崎への原爆投下後に旧ソ連の調査団が現地で撮影した映像が、日本政府を通じて広島、長崎両市に寄贈され、4日、報道陣に公開された。1945年9~11月ごろの撮影とみられ、廃虚となった二つの街の様子が分かる。両市が旧ソ連の調査団による映像を入手するのは初めて。長崎市の原爆資料館が5日から公開するほか、広島市中区の原爆資料館でも公開予定。
 寄贈されたのは長い映像の一部とみられ、約5分の白黒映像にロシア語のナレーションが入っている。広島部分は約1分20秒あり、爆心地の南約1.6キロのビル屋上で東から西を映した廃虚や、爆心地の東約330メートル地点の屋上で西から東を映したものなどがある。市街地一面が焼け野原になり、爆風で崩壊した広島瓦斯(がす)(現・広島ガス)本社や鳥居のみが残された広島護国神社など分かるが、人は誰も映っていない。
 広島市によると6月、ロシア下院議長が安倍晋三首相を表敬訪問した際に映像入りDVDを寄贈し、日本政府から両市に渡された。広島市は、旧ソ連が被爆地で調査をしたことは把握していた。
 広島市の原爆資料館学芸課の担当者は「映像として目新しいところはないが、旧ソ連の資料は貴重だ」と話している。【山田尚弘、竹内麻子】
 毎日新聞 8月4日(木)11時41分

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 このような当時の映像を、トリミングなしで見ることで「そこで起こったこと、その事実を知る」ようにすることが、一番大切なことなのだ。

「それでは迫力が」というような人間がいたら、その時点でもう何らかの意図をもって刷り込みを企んでいると白状しているようなものである。
映像として目新しいところはない」? なにを言っているのだこの担当者は。


 本日の記憶。

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 時代を奏でたレコードプレーヤー100点 世田谷で展示

レコードプレーヤー
(写真、朝日新聞デジタルより。ポータブル・レコードプレーヤー)

 1960~80年代に手軽に音楽を楽しむ機材として親しまれたレコードプレーヤー。東京都世田谷区の生活工房ギャラリーで「日本のポータブル・レコード・プレイヤー」展が開かれている。オーディオ・電機やおもちゃのメーカーなどがつくったデザインも機能も様々な約100点が集められている。28日まで。入場無料。事前申し込みが必要な有料の関連イベントもある。問い合わせは生活工房(03・5432・1543)。
 朝日新聞デジタル 8月3日(水)9時31分

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 懐かしいなぁ、レコードプレイヤー。
 子供の頃は父親の高価なステレオセットには触らせてもらえず、こういうもの当時の雑誌の付録によくついていた「ソノシート」のウルトラマンやマグマ大使の歌やドラマをよく聞いていたものだ。

 今では幼稚園児向けの雑誌にブルーレイがついているんだものなぁ。しかもブルーレイレコーダーの操作は昔のステレオに比べると格段に優しくなっている。
 すごいことだ。 



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2016年05月10日(火)

基礎のないところにしっかりした家は建たない

テーマ:教育
 先月のことになるが、

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 <産業競争力会議>人工知能市場など30兆円に 20年目標

 政府は19日に開いた産業競争力会議で、「国内総生産(GDP)600兆円」の実現に向けた重点分野別の目標値を示した。今はほとんど存在しない人工知能(AI)やビッグデータなどの先端技術の市場の規模を、2020年に30兆円に育てることなどが柱。官民一体で重点分野に取り組むことで、経済成長のけん引役にしたい考えだ。数値目標は5月に策定する新しい成長戦略に盛り込む。
 政府は20年ごろまでに、名目GDPを14年度比2割増の600兆円に高める目標を掲げている。これまで規制改革や法人実効税率の引き下げに取り組んだ結果、民間投資を生む環境は整いつつあるとして、今後は成長市場の創出・拡大や人材育成強化に力を入れる。
 政府は既に、AIやビッグデータを使ってものづくりやサービスの生産性を高める「第4次産業革命」に注力する方針を掲げている。これに加えて、20年までに高速道路での自動運転▽3年以内に小型無人機(ドローン)を使った宅配サービス--をそれぞれ実現するための関連投資も増やす。中堅・中小企業による技術導入も支援し、20年に30兆円まで市場拡大を目指す。
(後略)
【秋本裕子】
 毎日新聞 4月19日(火)19時31分

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 政府の会議がこんなことをいっていた。

 いつも思うのだが、どうしてコンピュータの開発関係者には言葉のセンスというものがないのだろうか。「クッキー」しかり「開発コード『ロリポップ』」しかり。
 この「ビッグデータ」という単語も、ニュースでアナウンサーが嬉々として口にするたびその幼稚さに肩の力が抜ける。
 中学の時からきちんと統計学を勉強していれば、これはただ「単に統計データの『並べ替え』がやりやすくなったというだけの話」であることもわかり、焦点は「ビッグデータ」などというところにはないということも分かるはずなのに。

 もてはやされているAIというのも、今開発競争がされているものは、よくいわれる「人間に代わる知能が~」というようなものではなく、単なる「最適解の見つけ出し早さ競争」プログラムであるのだから、これは数学的には「ビッグデータ」の話と同じ分野のこと。それがわかった上で投資をしないと意味がない。

 麻生大臣が、

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 「マンガのおかげでロボットへの恐れない」麻生氏が持論

「ロボットが人間を使うという恐れは日本人にはない。これはマンガのおかげだ」
 麻生太郎財務相は3日、ロボットへの投資の促進によって人間の仕事がロボットに奪われることにつながるのではないかと問われて、こんな持論を展開した。
「アストロボーイ(鉄腕アトム)とかドラえもんは、人間が困った時に助けてくれる。そうしたフィロソフィー(哲学)が頭の中に入っているので、ロボットが我々の職場をとっていくという意識は、多くの日本人には極めて薄い」
 朝日新聞デジタル 5月4日(水)5時2分

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 こんなことをいっているが、「分別を持ち概念を理解するアトムやドラえもん」は、今のAI開発では出てこない。(ドラえもんのAIはまだ不完全なのか、「その場の最適解決」のための便利道具を出してしまい、「人間であるのび太」はその「最適解」を「論理の飛躍」で飛び越えてしまって失敗する。まこと藤子F氏の作品はSFである)
 まあ、日本人が「ロボット」に対して持っている感覚は、「ゴーレム恐怖症」のあるキリスト教圏の社会とはまるで違うものなので、それが有利になることは間違いはないのだが。


 で、こういう動きがあることと呼応して、

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 成長戦略、プログラミング必修化 小学校から思考力育成

 政府が19日公表した成長戦略の概要に盛り込まれたプログラミング教育の小中高校での必修化は、人工知能(AI)などの普及を視野に、ITを活用して課題を解決する力などを育むのが狙いだ。平成32年度以降実施される次期学習指導要領で義務付けるため、中央教育審議会で議論される。
 小学校では、理科の実験や音楽科の作曲など、各教科に取り入れて体験的に学習する。
 算数で文章題を解く際にプログラミングの思考法を組み合わせるなど、コンピューターを動かすための技術の習得にとどまらず、児童・生徒の論理的思考力や問題解決力を育むことを重視する。
 このため、文部科学省は同日、小学校におけるプログラミング教育の具体的な内容や育成すべき能力などを検討する有識者会議を設置することを決めた。
 中学では、現行の学習指導要領で技術・家庭科に「プログラムによる計測・制御」が導入されており、これを拡充する。また、高校でも次期学習指導要領で必修化される見通しの情報科の新科目に導入する考えだ。ただ、指導できる教員が少なく、文科省は講師派遣などについて民間との連携を検討する。
 産経新聞 4月20日(水)7時55分


 小中でプログラミング必修に…政府の新成長戦略

 政府が5月にまとめる新たな成長戦略の概要が分かった。
 日本社会のIT(情報技術)高度化を支える人材育成が柱で、次期学習指導要領が始まる2020年度からコンピューターのプログラミング教育を小中学校で必修にするほか、外国人の専門家が日本に永住しやすくする。日本が官民一体で取り組む10分野を具体的に掲げ、政府が目標とする20年頃の名目国内総生産(GDP)600兆円の実現を図る。
 新成長戦略は、19日に開く政府の産業競争力会議(議長・安倍首相)で公表する。少子化でも経済成長を続けるため、ビッグデータや人工知能(AI)などを駆使する人材を育てて、生産性を高めることを目指す。
 プログラミング教育としては、小学生には興味を持ってもらうための体験学習を、中学生にはホームページの作成などを想定している。産業界には、教材の開発や講師の派遣などで協力を求める考えだ。
 読売新聞 4月16日(土)9時11分

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 学校でこういうことをさせようと文科省の方も動かそうとしているというのだが……まったく。「英語コンプレックス」と「コンピュータコンプレックス」を持った人間は、なにかあると頭を出して小学校の基礎教育をいじくろうとするから厄介である。

 小学校の算数というのは、まだ「道具の種類とその扱い方」を覚えている段階なのだ。大工仕事でいえば金槌や鋸切りのことを知り、それをどう使うかを覚えているようなもの。その段階で家を建てさせるようなことをしても、資材の無駄しか出ない。
小学生には興味を持ってもらうための体験学習を、中学生にはホームページの作成などを想定」などというのでは単なる「作成ツールの使用」程度のものでしかなく、昔でいう「アセンブラを一から組む」ような話にはなっていないので、「数学的思考力の向上」の役にも立たない。

(2012/01/13の記事、♪もう~終わりだね 君が小さく見える) 以来何度か取り上げているように、「アメが同じ数だけ入った袋がいくつかあります。アメ全部の数は8×5で求められます~」という問題から正答を選ばせる小学生向けの課題で、「アメの袋が五個だってありじゃないか!」という大人が山ほど出、教師を馬鹿にして罵る言葉をネットに書き散らしている。
 その後も、(2014/06/10の記事、形だけいじってもダメ それが教育というものだ) で取り上げた「21÷7という問題に対し、何段の九九を使えば求まるか」で「7の段という答えだけ認めるのはおかしい。3×7だって21になるのだから3の段を使うでもいいはずだ」という文句をつける大人もいた。
「ツールの存在」と「それをどう事象の中で扱うか」をきちんと学んでいないと、こういう「なにが問われているのか」がわからない大人が量産されてしまうことにもなるのだ。

 まあ、考えようによっては、プログラムはその「なにを求めているか」をきちんと示しておかないと、今のコンピュータでは扱えない、止まってしまうから、上手く学習の中に利用すれば「ツールの事象適用の実践」というところでは役に立つこともあるのだろう。
 だが、それはやはり「やるべきこと」がわかった上でしか行えないわけで、小学生に「体験学習」を、中学生に「ホームページ制作(HTMLを並べるレベルの話だろう?)」をさせるというのでは、まったく「趣味」の域を出るものではない。
 そんなことをするならば、今、多くの高校でたなざらしになっているc系言語のプログラム授業を充実させたほうがよほど役に立つ。


 おまけ。

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 分散型エネルギー利用促進法案など国会に提出

 民進党は28日、地域エネルギー源を効果的・効率的に活用しエネルギーの地産地消・分散型エネルギー利用を推進することをめざす分散型エネルギー利用促進法案などエネルギー関連法案4法案を衆院に提出した。
 山尾志桜里政務調査会長は4法案提出の意義について「エネルギーの地産地消・自給自足の動きを加速し、2030年代原発稼働ゼロを目指すとともに、2030年に再生可能エネルギー30%以上、温室効果ガス1990年比30%以上の削減を実現させる」とした。
 分散型エネルギー利用促進法案は国が分散型エネルギー利用促進基本方針をつくり、地方自治体が基本方針に基づいた促進計画を策定する。国の交付金で自治体が主体的に分散型エネルギー利用を促進することができる。
 これにより地域の資源や人材を活用し、利益を地域に還元することで、雇用機会の創出・地域経済の活性化による自立的な地域社会の形成を目指す。
 このほかの3法案は(1)国や独立行政法人の建物に実施目標を定め、最も厳しい断熱基準を定め、省エネ機器を導入し、エネルギー使用の20%以上を再エネで賄うことを義務づける「公共施設省エネ・再エネ義務化法案」、(2)廃熱・再生可能熱の利用促進、廃熱をエネルギー源として法的に位置づけること、廃熱発生量の公表制度などを定める「熱エネルギー利用促進法案」、(3)エネルギーを作ることを主な目的とする協同組合の設立を可能にする「エネルギー協同組合法案」。(編集担当:森高龍二)
 エコノミックニュース 4月30日(土)8時42分

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 やれやれ。これだから「数学が嫌いだから文系」といっているような人間は(ため息)。

 政府にもこういう「自然エネルギーが」「分散型エネルギーが」という声があるが、エネルギー(電気)というのは、まとめて作って分けるほうが絶対的に効率がいいのだ。
 小さな発電所をいくつも造ったところで、それを送電する段階で結局合流させなくてはならず、そのときに周波数や電圧の統一を計るための施設が必要になるわけで。発電所の数が増えれば増えるほど変電設備の数も必要になり、ロスも増える。それが「安定した」火力発電ならば、当然二酸化炭素の排出も増える。
 マスコミがはやらせようと持ち上げている「用水路省電力発電」のようなものも、近くの小屋の常夜灯をつける専用にというのならば使えるだろうが、それが社会インフラの中のワンパーツとして機能すると思っているならば、大間違いである。
「地産池消」をいうのならば、一県に大きな「センター発電所」を造って、そこが作る電気ですべてまかなうような方式にしたほうが効率は上がるのだ。

 山尾氏にはとりあえず「キルヒホフ回路」の勉強をしてからこういう提言の説明役に出てくることをお勧めする。
 もっとも彼女には、その前に説明すべきことがあるわけだが。


 本日の犯罪。

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 深夜の高速道で走行中のバイクを「降りなしばくぞ」強奪して逃走

 大阪府八尾市美園町の近畿自動車道上り線で8日午前2時25分ごろ、乗用車が兵庫県姫路市の男性会社員(22)が運転するオートバイに幅寄せして停車させ、助手席の男が「降りなしばくぞ」と脅してバイクを奪い、車とともに逃走した。八尾署が強盗事件として調べている。
 同署によると、車はバイクの後ろから来て蛇行。左側から抜けようとしたバイクに幅寄せし、八尾料金所の約300メートル南方で停車させた。車の助手席から降りてきた男は身長175センチほどで、マスクを着用。男性会社員らを脅してバイクから下車させ、自身が運転して逃げたという。男性と、後部に乗っていた友人にけがはなかった。逃げた男と運転席にいた男はどちらも20代くらいだったという。
 同署によると、盗まれたバイクは時価約300万円相当のホンダ「CBX400F」。1980年代前半に生産は終了しているが、中古市場では現在も根強い人気を誇り、生産時の販売価格48万円から3~10倍の高値で取引されているという。全国で盗難が多発しているとされ、数年前には所有者が盗難保険への加入を拒否される事態も発生していた。
 スポーツ報知 5月9日(月)7時6分

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 CBX400Fって、そんなに人気があるのか?
 XJR400とかゼファーといった2008年の排ガス規制で消えていったパイクならばともかく、CBの400系ならば今でもブラッシュアップされたスーパーフォアが出ているというのに。
 人気車種ならば盗んだところで「ばらして売る」わけにも行かないし、そうなればエンジンやフレームのナンバーですぐ足がついてしまうのだがなぁ。犯人は塗り替えて自分で乗り回すつもりなのだろうか?

 が、そんな人間はライダーとして認めるわけにはいかない。
 お前はただのショッカーライダーだ!




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