2017年08月10日(木)

いつまで彼らを政治のコマに使うのだ?

テーマ:政治

 朝日新聞が、

 

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 平均年齢81歳、「被爆者いない時代」どう迎えるか

〈解説〉「被爆者のいる時代の終わりと、被爆者のいない時代の始まりが近づいている」。長崎市の田上富久市長がここ数年、よく口にする言葉だ。原爆が長崎で最後に人類に使用されてから72年が過ぎ、原爆の惨状を身をもって知る人は年々減っている。被爆者の平均年齢は81歳を超えた。
 被爆者はつらい記憶を絞り出すようにして惨状を語り継ぎ、世界に出て核兵器廃絶を訴え続けてきた。ようやく実ったその成果が、核兵器を法的に禁じる核兵器禁止条約だ。条約は前文で核兵器使用の犠牲者を「ヒバクシャ」と記し、その「苦痛と被害を心に留める」と言及した。核兵器廃絶をめざす運動で被爆者が果たした役割を再認識させるものだ。
 安倍晋三首相は禁止条約について、「我が国のアプローチと異なり、署名・批准を行う考えはない」と明言した。日本政府は「唯一の被爆国として核保有国と非保有国の橋渡し役を果たす」と繰り返しながら、国連で122カ国の賛成で採択された条約に見向きもしない。
 確かに、核保有国が反対する条約に、直ちに実効性があるわけではない。田上市長は平和宣言でも「条約成立はゴールではない」と呼びかけた。原爆で傷つけられた被爆者の訴えがつくった条約を、核兵器のない未来を実現するためにどう生かしていくか。被爆者と広島・長崎だけの問題ではない。「被爆者のいない時代」を迎えつつある、この時代に生きる私たち全てに課された問いだ。(山野健太郎)
 朝日新聞デジタル 8/9(水) 22:06

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 こんな記事を書いていたのだが、広島と長崎の被爆者が天寿を全うし、「その後」がいないというのは、「こんな目に遭うのは我々で終わりにしたい」という彼らの願いがある意味叶っているということで、そのこと自体を嘆く必要はないのではないか?
 この記事にも「福島で~」というコメントをつけているクズ野郎もいるように、「ヒバクシャ」を看板にして政治活動をしている反核団体などにとっては問題だろうが。

 この頃「語り部の養成」といって若者に「振り付け」をしているような団体もいるようだが、今は被爆者自身の語りを音声付きの映像で残せる時代なのだから、「経験していないものの創造」が入り込んで伝言ゲーム化することを防ぐためにも、記憶はそういう記録に任せて、「原爆の被害をフィクション化する」ようなことは避けるべきだ。


 それにしても、今年も原爆の日にはまたぞろ、

 

 

「こんな人たち」が慰霊そっちのけで大騒ぎをしていたという。

 メディアは、例えば上で引用した朝日新聞の記事でもぐちぐちいっている、

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 安倍首相、核兵器禁止条約に言及せず 「原爆の日」式典

 広島は6日、被爆72年目となる「原爆の日」を迎えた。広島市中区の平和記念公園では午前8時から平和記念式典が開かれ、広島市の松井一実(かずみ)市長が「平和宣言」を読み上げた。7月に国連で採択された核兵器禁止条約に触れ、日本政府に「核保有国と非核保有国との橋渡しに本気で取り組んでいただきたい」と求めた。一方、続いてあいさつした安倍晋三首相は、条約に言及しなかった。
(後略)
 朝日新聞デジタル 8/6(日) 8:47

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「核兵器禁止条約がどうの」といって安倍叩きをする前に、「こういう人たち」の様子をこそ報道すべきではないのか。

国会や総理官邸前、あるいは沖縄でのデモで必ず赤い旗を立てて出てくる「こんな人たち」。(2014/08/11の記事、彼らには被爆者すらも「政治」の道具)でも取り上げたように、こういう団体が行政や反核勢力の中にまで入り込んでいることを知った上で、

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 長崎市長、平和宣言で政府批判 「姿勢理解できない」

 長崎に原爆が投下されて72年となった9日、長崎市の平和公園で平和祈念式典が開かれた。田上富久・長崎市長は平和宣言で、今年7月の核兵器禁止条約の採択を「被爆者が長年積み重ねてきた努力がようやく形になった瞬間だった」と歓迎する一方、日本政府に対し、「条約の交渉会議にさえ参加しない姿勢を、被爆地は到底理解できない」と批判した。
(後略)
(山野健太郎)
 朝日新聞デジタル 8/9(水) 11:47


 <長崎原爆の日>「あなたはどこの国の総理ですか」

◇被爆者団体、安倍首相に 禁止条約に批准しない方針で
 長崎への原爆投下から72年の「原爆の日」を迎えた9日、長崎市の平和公園で平和祈念式典が開かれた。平和祈念式典後に長崎市内で安倍晋三首相と面談した被爆者団体代表は、核兵器禁止条約に日本政府が批准しない方針を示していることに強く憤った。
「あなたはどこの国の総理ですか」。長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長を務める川野浩一さん(77)は被爆者団体からの要望書を安倍首相に手渡した際に迫った。「ヒバクシャの願いがようやく実り、核兵器禁止条約ができた。私たちは心から喜んでいます。私たちをあなたは見捨てるのですか」
 面談は式典後に首相らが被爆者団体から援護策などの要望を聞く場として設けられている。通常は冒頭で静かに要望書を手渡すが、川野さんは「子や孫に悲惨な体験をさせてはならないというナガサキの72年間の訴えが裏切られたという思いがあった」と異例の行動に出た理由を話す。川野さんは安倍首相に「今こそ日本が世界の先頭に立つべきだ」とも訴えたが、明確な返答はなかった。
 式典に参列した被爆者も、あいさつで条約に言及しない首相への失望を口にした。8歳の時に爆心地から約2・8キロで被爆した嶺川洸(たけし)さん (80)は「核兵器禁止条約が採択され、今が一番大事な時だ。わざわざ東京から来てあいさつするのに、なぜ被爆者に寄り添った言葉を語らないのか」と語った。【樋口岳大、加藤小夜】
 毎日新聞 8/9(水) 22:00

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 こういう記事を読めば、受ける感じはずいぶん変わることだろう。


だいたい、朝日新聞や反核勢力が「日本政府は「唯一の被爆国として核保有国と非保有国の橋渡し役を果たす」と繰り返しながら、国連で122カ国の賛成で採択された条約に見向きもしない。」と持ち上げて「絶対的なもの」であるかのようにいう「核兵器禁止条約」自体が、(2017/04/03の記事、被害者に責任を言い立てて罵るのは国際的なヘイトクライムだな)で書いたように、まるで意味のないものに過ぎない。
「世界の多くの国が賛成すれば圧力になってなんたら」と無邪気に言う人もいるようだが、国連でこれだけ制裁がいわれても北朝鮮が核放棄をいわないのを見て、自分の甘さを感じないのだろうか。
「国際条約」に夢を見ているのかもしれないが、南シナ海で仲裁裁判所が出した判決を「紙屑」といい切る国連安保理常任理事国がある現状を、彼らはどう見ているのか。
 そもそもその「国際条約」とやらを破ったところでそれを罰する警察力のない国際社会で、いったいその実行をどうやって担保しようというのだろう。核保有国がみな背を向けているようなものに。(そして面白いことに、ここで「国際的圧力が~」という人間たちの多くは、「集団安全保障体制」には「集団的自衛権で戦争になる!」といって反対するのだ)

 日本はこんな意味のないものではなく、

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 安倍首相、CTBT早期発効へ努力=核廃絶「保有国の参加不可欠」

 安倍晋三首相は9日、長崎市で記者会見し、核廃絶に向けた取り組みについて「核兵器(保有)国の参加が不可欠だ。核兵器国と非核兵器国の橋渡し役を務め、実現に貢献したい」と強調した。
 その上で、米国などが批准していない包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効へ努力していく考えを示した。
 首相は、7月に国連で採択された核兵器禁止条約に日本が参加しなかったことに関し「核兵器国は1カ国として参加していない。わが国のアプローチと異なるもので、署名・批准を行う考えはない」と述べた。
 CTBTに関しては、9月下旬に国連で予定される発効促進会議の成功に向け「積極的に取り組む」と表明。兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の早期交渉開始を目指す考えも示した。
 時事通信 8/9(水) 15:55

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「核保有国にも行動責任が生じる方向」で物事を進めようとし、二十年以上にわたって「核兵器廃絶決議」というものを出し続けている。(外務省「我が国核兵器廃絶決議案の国連総会第一委員会での採択について(外務大臣談話)」参照)

 こういう活動を無視して核兵器を「安倍叩き」の道具に使う。そのための「ヒバクシャ」がいないと困ると言い出し、慰霊の日に大騒ぎする「反核」勢力というのは、いったいどこの国の「市民」なのだろうか。


 本日の商標。

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 <トンボ鉛筆>「MONO」文字なし消しゴム発売 受験生用


(写真、毎日新聞より。トンボ鉛筆が18日に発売する「文字なしモノ消しゴム」=同社提供)

 トンボ鉛筆は7日、カバーが青白黒のストライプのみで、文字が印刷されていない「モノ消しゴム」を18日に全国で発売すると発表した。センター試験で英文字の書かれた所持品の持ち込みなどを制限していることから、主に受験生の需要に対応した。
 3色ストライプのデザインは1969年の発売以来変わっておらず、今年3月には、セブン-イレブン・ジャパンの看板のカラーとともに、特許庁から「色彩のみからなる商標」に認定されている。同社は「登録商標である青白黒のデザインで、文字などがなくてもモノブランドの消しゴムと認識してもらえると考えている」としている。2個入りで希望小売価格は129円(税込み)。年間6万5000パックの販売を計画している。【増田博樹/統合デジタル取材センター】
 毎日新聞 8/7(月) 20:10

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 私の時代は「共通一次」といっていたセンター試験、今はこんなところまで神経質になっているのか。(汗)。

 この程度の英単語にまで目くじら立てることはないと思うのだが、中国やインドなどで行われているカンニング大作戦の様子を見ると、マイクロ文字で「MONO」という単語の中にびっしりと英単語を書き込むような人間も現れないとは限らないしなぁ。
 まあその辺は、「単語の意味を知っているか否かぐらいは関係ない」ような設問を試験製作者が考えれば済むことでもあるのだが、上でも書いたように、センター試験は元が「きょぇつう一時」という「受験生を成績順に並べるための篩」だったから、そこまで本質的な試験内容にしようという意識を持つのは、難しいかもしれない。


 

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