2017年05月04日(木)

嘘をついても知らぬ存ぜぬというその態度には、なんの「覚悟」も見えないぞ

テーマ:報道

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 登り窯内にボンベ埋設、何者かが故意に?兵庫県警が捜査


(写真、朝日新聞デジタルより。丹波焼の現役最古の登り窯「丹波立杭登窯」=2015年11月、兵庫県篠山市)

 兵庫県篠山市今田町上立杭(たちくい)にある丹波焼の現役最古の登り窯「丹波立杭登窯」で、未使用のカセットガスボンベ2本が埋まっているのが見つかり、丹波立杭陶磁器協同組合は3日から予定していた見学イベントを取りやめた。県警は何者かが故意に埋めた疑いがあるとして、偽計業務妨害容疑で調べている。
 組合によると、丹波焼の作家らが1日、器などを焼く「焼成室」の地面をならす作業をしていた際、地中に別々に埋められていた2本のボンベを見つけた。火を入れると焼成室は最高約1300度に達し、爆発の恐れもあったという。
 丹波立杭登窯は1895(明治28)年に築窯(ちくよう)され、兵庫県が有形民俗文化財に指定している。周辺では3~5日にイベント「第11回やきものの里 春ものがたり」があり、丹波立杭登窯の見学が予定されていたが中止となった。これ以外に不審物は見つかっておらず、他の催しは行われている。
 朝日新聞デジタル 5/3(水) 20:29

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 ゴールデンウィークも後半にはいろうという中、兵庫でこんな事件があったという。

 朝日新聞は「爆発の恐れもあったという」と書いているが、これは完全に爆発を狙ってやられたことではないのだろうか?
 四月末には秋葉原でおかしな「装置」が置かれる事件もあった(2017/04/24の記事、「自国の制度も知らないものに法律は作れないな」参照)し、「テロ」を企画している人間というのは我が国でも決して「よその世界の話」ではないのかもしれない。


 さて、その「テロ」といえば、朝日新聞の支局が「赤報隊」を名乗るものに襲撃され、居合わせた記者が上下器、殺害されるという事件があってから三十年がたつということで、

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 (社説)阪神支局襲撃30年 覚悟をもって喋る、明日も

 ザラ紙の原稿用紙は血に染まっていた。大学ノートの表紙には、きちょうめんな文字で「事件ノート 小尻」とある。
 憲法記念日の夜、凶弾に倒れた記者の遺品だ。
 兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に散弾銃をもった男が押し入り、小尻知博記者(当時29)を殺害した事件から、3日で30年になる。支局3階の資料室には、小尻記者らが座っていたソファも展示されている。
 名古屋本社寮襲撃、静岡支局爆破未遂などと続いた一連の朝日新聞襲撃事件は、「赤報隊」を名乗る犯人が不明のまま、2003年に時効となった。
 社会に開かれた支局を襲う卑劣な犯行は言論の自由への挑戦であり、断じて許されない。事件後、朝日新聞はそう訴え、脅しに屈さない覚悟を示した。その姿勢にかわりはない。

■言論封じる憎悪表現
 計8通の犯行声明から浮かぶのは、身勝手な決めつけと、戦前への回帰志向である。
(中略)
 事件を過去のことと考えることはできない。排外的な社会の空気は強まり、「反日」という言葉は一般化しつつある。
 慰安婦報道にかかわった元朝日新聞記者には14年、「国賊」「売国奴」などと個人攻撃が繰り返された。ネット上には家族の実名や写真もさらされた。
 街頭ではヘイトスピーチで差別感情をあおる集団もいる。
 言論史に詳しい渡辺治・一橋大名誉教授(政治学)は「こうした言葉は相手を沈黙させ、萎縮させるもの。意見の交換を前提にしていない」と警告する。
 言論を封じる憎悪表現といっていい。

■安倍政権と知る権利
 異論を排除する、すさんだ言葉の横行は、安倍政権の姿勢と無縁ではなかろう。
 一昨年、自民党若手議員の勉強会。安全保障関連法案についての批判報道が続くなか、出席した議員が「マスコミをこらしめるには広告料収入がなくなるのが一番。経団連に働きかけてほしい」と発言した。
 権力を持つ側がこうした発言をすれば、脅しになる。
 昨年は高市早苗総務相が、政治的公平性を欠く放送を繰り返したと判断した場合、電波停止を命じる可能性に言及した。
 国際NGO・国境なき記者団が毎年発表している「報道の自由度ランキング」で、日本はことし、180カ国・地域のうち前年と同じ72位。主要国7カ国(G7)で最下位となった。
 10年には11位だったが、昨年まで年々順位を下げた。
 特定秘密保護法の成立や、審議が進む「共謀罪」法案、防衛省の情報隠蔽(いんぺい)疑惑など、政権がすすめる政策やふるまいには、国民の「知る権利」を脅かしかねないものが目につく。
 大切な権利が毀損(きそん)していないか、立ち止まって考えたい。
「国益を損ねるな」「政権の足を引っ張ってはいけない」。そんな「同調圧力」が、社会全体を覆い始めている。
 報道機関が政権の意向を忖度(そんたく)すれば情報は偏り、国民は正しい判断ができなくなる。体制側が隠しても、国民に必要な情報は取材し、報じていく。国の情報は主権者のもので、共有することが民主主義の前提だ。

■メディアの責任
 報道機関への信頼は揺らぎ、取材環境も厳しさを増す。
 朝日新聞社が国際ジャーナリスト連盟の加盟団体に取材したところ、回答した50カ国・地域の61団体のうち、過半数の27カ国・地域の33団体が、この10年の報道の自由をめぐる環境が「悪くなった」か「やや悪くなった」と答えた。
 自分好みの「情報」を信じ、既存メディアの情報を疑う傾向は、世界で強まっている。
(中略)
 小尻記者が亡くなった後、朝日新聞は阪神支局に、詩人の故小山和郎さんの句を掲げた。
「明日(あす)も喋(しゃべ)ろう 弔旗が風に鳴るように」
 自由にものをいい、聞くこと。その普遍的な価値を、社会と共有していきたい。
 朝日新聞デジタル 社説 2017年5月2日05時00分

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 こんな大型社説を書いていたのだが、いやはやまったく、被害者であることを経調して「自己正義」を謳うその姿勢には、「報道の自律」という自らの力に対する恐れと謙虚さというものがまるで感じられない

 ではこんな「偉そう」なことを書く朝日新聞が何をやっているのかといえば、

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 <仙台中学生自殺>朝日新聞、母親に取材せず談話


(写真、河北新報より。自殺した男子生徒の母親のコメントが掲載された「朝日新聞デジタル」の記事(画像の一部を加工しています))

 仙台市青葉区の市立中2年の男子生徒(13)が自殺した問題で、朝日新聞仙台総局の50代の男性記者が生徒の母親に取材せず、談話をデジタル版に掲載したことが1日、分かった。同社広報部は「行き違いがあり一部修正した。捏造(ねつぞう)には当たらない」などと説明。河北新報社の指摘後、ウェブ記事から母親のコメントをいったん全て削除した上で、遺族のコメントとして一部を掲載し直した。
 修正したのは、1日午後4時44分配信の朝日新聞デジタル版に掲載された「いじめ自殺、遺族語る 『あったかどうか』腹が立つ言葉」の記事。「生徒の母親が関係者を通じて朝日新聞の取材に応じた」とした上で母親のコメントを詳しく紹介した。
 記事は「中学に入学して以来、何度も学校にいじめを伝えていた」「息子が自ら命を絶ってから、混乱した日々が続いています。助けてやれなかった自分を責めるばかりです」などと、母親が間接的に心情を打ち明けた形式を取っている。
 遺族関係者によると、母親が朝日新聞に対してこうした心情を話した事実はなく、記事の内容にも事実誤認が多く含まれているという。
 同社広報部は「母親の関係者に取材し、内容をまとめた。配信した内容の一部について、関係者とのやりとりの中で行き違いがあり、その部分は修正した」とのコメントを出した。
 河北新報 5/2(火) 11:41

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「記者の想像で記事を書く」という、いってしまえば捏造報道。これを「行き違い」といってすまそうとするような新聞が、いったい何の「覚悟」をもって何を「喋り」たがっているというのだろうか。

(2017/05/02の記事、お花畑の周りに積まれた薪は見えないのか?)で引用した「いずも出港に市民団体が抗議『専守防衛のあり方変わる』」(朝日新聞デジタル 5/1(月) 11:17)という記事でも、朝日新聞は抗議する「市民団体」の話ばかりを取り上げているが、他社の報道では、

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 「いずも」新任務に賛否=市民ら出港見守る―神奈川・横須賀

 安全保障関連法に基づき、米軍艦船を守る「米艦防護」を行う任務に初めて就く海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」は1日午前10時ごろ、横須賀基地(神奈川県横須賀市)の岸壁を離れ、タグボートに押されながらゆっくりと出港した。
 見守っていた市民からは新任務への賛否の声が聞かれた。
 いずもが係留された横須賀基地に近い海沿いのヴェルニー公園(横須賀市)では多くの市民らが、空母のような甲板にヘリを搭載した灰色のいずもの巨体が進む様子を見詰めた。
 会社員男性(55)は「戦争には巻き込まれたくないが、北朝鮮は常識が通用する相手じゃないので、必要なことはやるべきだ」と
新任務を支持した。別の男性(73)は「日本もいよいよ米国と一緒に戦争をやることになるかもしれない」と不安げな表情で話した。
 反基地・平和活動を続ける市民グループメンバーの男性(69)は「米艦防護は専守防衛を破るもので許せない」と憤った。男性は一緒に来た仲間とともに「出港するな」などと書かれたボードを掲げた。 
 時事通信 5/1(月) 12:50

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 自衛隊の今回の任務に対して肯定的な人も見送りに来ていたという。
 これを併記しない記事を書きながら、「自分好みの『情報』を信じ、既存メディアの情報を疑う傾向は、世界で強まっている」などよく書けたものだ。

(2017/04/27の記事、「報道しない自由」度は?)でも指摘したように、「記者クラブの閉鎖性」が指摘されていることを隠して「安倍のせいで報道の自由度が下がっている」と反政府プロパガンダを垂れ流し、(2016/02/13の記事、「正義の嘘つき」の正体はばれたのだ)以来何度も指摘しているように「聞かれたから民主党政権時代と同じ答弁をした」だけの高市氏を「まるで突然停波を持ち出してテレビに脅しをかけてきた」かのように書いておきながら、「異論を排除する、すさんだ言葉の横行は、安倍政権の姿勢と無縁ではなかろう」とやるのなど、もはや公正なジーナリズムとはいえない。こんな社説はもはや、嘘と捏造に基づいたプロパガンダである


「気に食わないことをいうやつを銃で襲おう」というのは許されないことならば、「気に食わない相手にレッテルをはって潰そう」というのもまた同じく「暴力」ではないのか。



(2007/07/29の記事、世界は「♪ひ~とみぃ~を~と~じてぇ~」いる。)以来、拙ブログではNIE(Newspaper in Education)のことを取り上げてきた。

 最近では、

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 世界72カ国・地域の15歳を対象に義務教育で学んだ知識や技能を実生活で活用する力をみる国際学習到達度調査(PISA)の2015年調査。日 本は「科学的応用力」が前回2012年調査の4位から2位に浮上、「数学的応用力」は7位から5位に浮上し、「脱ゆとり教育」の効果があらわれたと評価さ れたものの、文章やグラフから必要な情報を読み取る「読解力」が前回4位から8位へと失速した。
 次期学習指導要領では、読解力の向上に向けて、授業で複数の新聞を活用することも盛り込まれている。文部科学省は「まとまった量の文章や新聞を読むことは、読解力を養うことに効果的だ」と指摘する。
 産経新聞 04月17日 10:09配信 「【学びの現場で(中)】新聞活用で読解力アップへ 『親・教師が読んでいる姿を見せて』」より

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 国際的な学力調査で順位が下がってきたことを受けて、政府が学習指導要領の中でも「新聞記事を使った教育」に力を入れるといい始めている。

 だが、こんな朝日新聞ような記事を書いている新聞が、いったいどれほど子どもの学力向上に役立つだろう。

 上で挙げた産経新聞の記事では、

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 尾木ママの愛称で知られる教育評論家の尾木直樹氏は、40年以上にわたり、中学校などで自らも新聞を活用した授業を行ってきた経験があるといい、「新聞の活用はアクティブラーニングにもつながる」と訴える。
 尾木氏の授業では、生徒たちに気になった記事を選ばせ、同意する部分、反対する部分について意見を書いて提出させていたという。「続けるうちに、生徒は最初は一言だった感想を自発的に何行も書くようになり、数カ月もすれば文章力、洞察力が格段に上がった」と振り返り「自分の意見を持って主体的に読むことは 記事との対話であり、分からない部分を調べることで深い学びにつながる」と分析する。
 同記事より

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 と、「記事の中のおかしなところも読み取る教育」の大切さを書いていて、これができるのならばなるほどNIEも役に立つだろう。
 が、「天声人語は大学入試にも使われているんですよ」などという権威主義的な話をするような人間に、果たしてそういうことができるものだろうか。


 本日の帰還。

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 ウルトラセブンが帰ってしまう前に


(写真、河北新報より)

◇…人気ヒーロー「ウルトラセブン」のポストカード(1枚90円)と切手シート(1400円)が福島県の郵便局で売られている。
◇…作品の生みの親、故円谷英二監督が須賀川市出身という縁で始まった企画の第3弾。東北有数の規模を誇る同市の「釈迦堂川花火大会」の花火を背景に、エメリウム光線を放つセブンなどが描かれている。
◇…ポストカードは2000枚の限定販売。「セブンがはるかな星に戻ってしまう前に、福島県に買いに来て」と関係者は呼び掛けている。(福島)
 河北新報 5/2(火) 17:31

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茨城では「ガルパン切手」が出されたことがあった(2013/10/18の記事、「税金まけろという前に襟を正せ!」参照)が、福島は「ウルトラセブン」か。
「花火大会をバックにエメリウム光線」というのは、実相寺監督の監督回あたりにありそうな絵だな(笑)。

「セブンがはるかな星に戻ってしまう前に」かぁ。
 でもウルトラセブンは、「護送中の犯人に逃げられてその追跡中に一般人をはねてしまい、それをごまかすために地球にとどまった」ウルトラマンと違い、「たまたま恒星の観測に来た天文台の職員が、地球人の行動に感激してそのまましばらくとどまり(彼らの寿命的に見れば、一年二年の帰還遅れは「ちょっと喫茶店でお茶」ぐらいの感覚だろう)、侵略に来た異星人と戦った」というもので、それほど彼は地球を好きになってくれたのだから、一度帰ってもまたきっと「遊びに」来てくれるよ。

 ぶっちゃけ「ガルパン切手」も一度再版されたしね(笑)。

 

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