2017年04月07日(金)

「ジャーナリズム」は自殺したいようだ

テーマ:政治

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 「偽ニュース」放置、最大60億円の罰金案 独で法案

 ドイツ政府は5日、フェイスブックなどSNSの運営会社に対し、違法な「偽ニュース」の掲載を放置した場合、最大で5千万ユーロ(約60億円)の罰金を科す法案を閣議で了承した。連邦議会で審議される。
 法案は、他人を中傷したり脅したりするなど、違法性が明らかな偽ニュースの場合、運営会社は、苦情を受けてから24時間以内に削除する義務を負う。また、違法性が疑われるものについては、運営会社側で審査のうえ7日以内に結論を出し、通知しなければならないとしている。
 今年9月に総選挙を控えるドイツは偽ニュースに敏感になっている。大量に受け入れた難民に関する偽ニュースが、反難民の世論を左右しかねない状況になっていることも背景にある。
 ただ、野党やIT企業からは「短い判断時間と重い罰金を考えれば、疑わしい内容はすべて排除する方向になりかねず、表現の自由に影響が出る」といった声が上がっている。(ベルリン=高野弦)
 朝日新聞デジタル 4/6(木) 22:49

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 ドイツ政府がこんな法律を作ろうとしている。


 なにやら思うところがあるのか、朝日新聞は「ヘイト」の方をメインとして記事の中に書いているが、おかげで「他人を中傷したり脅したりするなど」と「違法性が明らかな偽ニュース」が文の中でつながっていないが面白いところだ。

 実際のところこれは、


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 仏選管、大統領選巡るロシアの報道を警戒 「フィヨン氏首位」

[パリ 2日 ロイター] - フランスの選挙管理委員会は、ロシアのメディアが仏大統領選について、共和党(中道右派)のフィヨン元首相がリードしていると、大方の世論調査結果に矛盾する報道をしたことを受け、注意を喚起した。
 今回の仏大統領選では、中道系独立候補のマクロン前経済相の関係者が2月、同氏がロシアメディアによる「偽ニュース」の標的となっていると主張していた。
 マクロン氏はウクライナ問題を巡る欧州連合(EU)の対ロシア制裁について強硬な立場をとっているが、フィヨン氏は対ロ制裁の効果を疑問視し、「冷戦」のような状況を生み出していると批判している。
(後略)
 ロイター 4/3(月) 11:25

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 こんなことにまで神経質になっているヨーロッパの「選挙の季節」をにらんだものなのは明らかだろう。「ヘイト」の方ではドイツはすでにいろいろやっているのだし。


 しかしまあ、こんなことがあっさりとできてしまうドイツというのは、さすがに「ホロコーストに疑問をはさむような研究はゆるさん!」「『我が闘争』は発禁だ!」とやってしまうような国である。
熊本地震の直後に「ライオンが逃げた!」というデマをツィッターで流した人間が何か月ものちに逮捕されるような、そして福島の「放射能デマ」を垂れ流しているような奴らが野放しになっている我が国(2016/07/25の記事、「メディアがまず正しい知識を知る必要がある」参照)でも、そろそろ「迅速にデマ・フェイクを取り締まる法律」というのも必要になってきているのだが、我が国の政府がこんな法案を口にしたら、普段「ドイツを見習え」といっている勢力が早速のように「内心の自由がー」と大騒ぎすることになるのだろうな(苦笑)。



 さて、

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 今村復興相、発言を改めて取り消し 会見は20分で終了

 今村雅弘復興相は7日午前の閣議後会見で、東京電力福島第一原発事故で故郷に戻れない自主避難者を「本人の責任」とした4日の会見での発言について、「撤回と理解いただいて結構だ」と改めて取り消した。会見では多くの記者が質問を求めたが、復興庁広報室は20分で終了とした。「大臣の次の予定が30分後にある」と説明した。
 今村氏は4日の会見で、国や東電に不服がある避難者を念頭に「裁判でも何でもやればいいじゃないですか」とも発言した。これについては、「一般論として物事の折り合いがつかないときに(裁判を)やるんでしょう」と述べるにとどめた。フリーの記者に「出て行きなさい」などと発言したことは「今後は冷静に対応する」と改めて陳謝した。(大月規義)
 朝日新聞デジタル 4/7(金) 12:38



 <今村復興相>「自己責任」発言を撤回

 東京電力福島第1原発事故の自主避難者に対する発言で批判を浴びている今村雅弘復興相は7日、記者会見で「(帰還は)『自己責任』という言葉に触れたことが誤解を与えてしまい、反省している」と謝罪し、発言を撤回した。辞任については改めて否定した。
 今村復興相は4日の会見で「(福島に)帰れない人はどうするのか」と問われ、「それは本人の責任でしょ」「裁判でも何でもやればいいじゃない」と発言した。7日の会見では「いろんな状況を勘案しながら、自らの判断でやっていただくという趣旨だった」と釈明した。一方で、裁判に触れた発言については「一般論として物事の折り合いがつかないときにやることもありますね、と淡々と述べただけ」と説明するにとどまった。
 自主避難者らから辞任要求などが相次いでいることには「大変申し訳なかったと思っている」と述べた。【安高晋】
 毎日新聞 4/7(金) 11:37

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 昨日取り上げた今村復興相が、「自己責任」発言を取り消してしまった。
 やれやれ(ため息)である。またこれで左巻きが勢いづくことになってしまう。


 昨日引用した新聞などでも「自主」というところを見出しに書かずに「福島をないがしろにする復興大臣」と騒いでいたマスメディア。上の二つのニュースでもそういう印象づくりに励んでいるが、昨日のエントリーで引用したJ-CASTの記事で、「帰れないから避難生活を送ってるんじゃないですか」という記者の一言からのやり取りののち、


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記者「帰れないから避難生活を送ってるんじゃないですか」
復興相「帰ってる人もいるじゃないですか」
記者「帰ってる人ももちろんいます。ただ帰れない人もいらっしゃる」
復興相「帰ってる人だってねえ、いろんなねえ、難しい問題を抱えながら帰ってもらってるんですよ」
 その後も、
記者と復興相のやりとりは続き、記者が「判断ができない、帰れないから避難生活を続けなければいけない。それは国が責任を取るべきではないでしょうか」と質問すると、復興相が「いやだから、国はそういった方たちに、いろんな形で、対応してるじゃないですか。現に帰ってる人もいるじゃないですか。いろんな、こんな問題を......」と答えたあたりから、やりとりは熱を帯びてくる。
 J-CASTニュース 4/5(水) 18:12配信 「今村復興相、なぜ『ブチ切れ』たのか 記者とのやりとり一部始終」より

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 この「やりとりは続き」で略されているところを復興庁が発表した会見録から拾うと、

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(問)実際に帰れないから、避難生活をしているわけです。
(答)帰っている人もいるじゃないですか。
(問)帰っている人ももちろんいます。ただ、帰れない人もいらっしゃいます。
(答)それはね、帰っている人だっていろんな難しい問題を抱えながらも、やっぱり帰ってもらってるんですよ。
(問)福島県だけではありません。
栃木からも群馬からも避難されています
(答)だから、それ……
(問)
千葉からも避難されています
(答)いや、だから……
(問)
それについては、どう考えていらっしゃるのか
(答)それはそれぞれの人が、さっき言ったように判断でやれればいいわけであります。
(問)判断ができないんだから、帰れないから避難生活を続けなければいけない。それは国が責任をとるべきじゃないでしょうか。
(答)いや、だから、国はそういった方たちに、いろんな形で対応しているじゃないですか。現に帰っている人もいるじゃないですか、こうやっていろんな問題をね……。
(問)帰れない人はどうなんでしょう。
(答)えっ。
(問)帰れない人はどうするんでしょうか。
(答)どうするって、それは本人の責任でしょう。本人の判断でしょう。
(問)自己責任ですか。
(答)えっ。
(問)自己責任だと考え……。
(答)それは基本はそうだと思いますよ。
(問)そうですか。分かりました。国はそういう姿勢なわけですね。責任をとらないと。
(答)だって、そういう一応の線引きをして、そしてこういうルールでのっとって今まで進んできたわけだから、そこの経過は分かってもらわなきゃいけない。
復興庁「今村復興大臣記者会見録[平成29年4月4日]より

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 と、「自己責任」の話は栃木や群馬や千葉から「自主避難」した人たちが出てきた話の流れで、記者の方から口にしたものだということがわかる。

 こういう話ならば、「そういうところの人たちまで『被災者』とみることはできない」とするのは国として当たり前のことだろう。
 テレビ・新聞はこのやり取りを出さずに、いわきや郡山から逃げている(それでも充分「被災者のくくり」から外れていると私は思うが)人間を出してきて大臣叩きを繰り広げたのだ。


 そしてそれに便乗して、

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 今村復興相は「浅はか」=民進・安住氏

 民進党の安住淳代表代行は7日の記者会見で、東京電力福島第1原発事故の自主避難は「本人の責任」と発言した今村雅弘復興相について、「浅はかなのか軽薄なのか、(実態を)分かっていない。原発事故がなければ自主避難はしない」と批判した。
 今村氏が発言を撤回したことに関しても「謝って済むなら警察は要らない」と切り捨てた。
 時事通信 4/7(金) 14:51

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「ガソリンプール」元大臣がこんな浅はかなことを言い(栃木や千葉の人間まで「避難者」としたいのならば、当時「帰還困難区域」だの「計画的避難準備区域」などを決めた彼ら自身がそれを規定しておけばよかっただけである)、「辞任だ辞任だ!」と国会を停滞させようとするから、発言を取り消して謝罪することで事態を収拾させようとすることになってしまう。

 なんとくだらない「クレーマー追従」であろうか。

 昔と違って、今ではこうやって「何があったか」を一般人も知ることができるようになっているというのに。なめられたものである。
 こんなことが平然とやられているわが国の民主主義というのは、果たしてまともに機能しているといえるのだろうか。

 マスメディアや野党は、今村氏の謝罪でまた「勝ったな。ガハハ」とホルホルしているのかもしれないが、こんなことが続いていくことが、日本にもトランプ氏のような「フェイクニュースを罵倒」して無視する政治家を出現させる土壌を作っていくことになるということを、少しは考えた方がいい。

 その時彼らがどういう扱いを受けることになるかということとともに。



 本日の飛翔。


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 ダグラスDC-3が来日、周回飛行へ 昭和10年初飛行、航空輸送に革命起こした「名機」


(写真、乗り物ニュースより。今年で77歳になる「ブライトリング DC-3」。巡航速度は250km/h(画像:ブライトリング)。)

 4月と5月に日本上空を周回飛行
 ダグラスDC-3が2017年4月、日本へやって来ます。1935(昭和10)年に初飛行し、製造機数は1万6000機以上、現在も世界の空を約150機が飛行しているといわれ、航空輸送に革命を起こした「名機」ともされる双発プロペラ機です。
 今回、日本へやって来るのはそのうちの1機、スイスの時計メーカーであるブライトリングが維持、保存を支援しているDC-3。同機が今年2017年、製造から77年目を迎えることを記念し、実施される世界一周ワールドツアーの一環で、来日します。
 この「ブライトリング DC-3」は、2017年3月9日にスイスのジュネーブを出発。東回りで日本を含む世界各地の都市に寄航しながら、9月にジュネーブへ戻ることが目指されています。日本では災害復興の励みになればという願いを込め、4月30日(日)に熊本県(阿蘇、熊本城)、5月19日(金)から21日(日)に神戸市近郊、5月26日(金)と27日(土)に福島県(中通り、会津)の上空を周回飛行する予定です。
 ちなみにDC-3はかつて、日本の昭和飛行機工業がライセンス生産していたことがあります。
 乗りものニュース 4/4(火) 10:40

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 へー、まだ飛べるダコタがあったんだ。

 懐かしいなぁ……って、実際に飛んでいる姿は見たことがないのだけど(笑)。
 昔の冒険小説なんかではよく出てきた機体で、それほど「スタンダード」なものだったわけで。


 神戸から福島に飛ぶ途中で茨城の上も通過してくれないかなぁ。ダコタならばそんな高いところも飛ばないだろうから、目視で充分見ることができるだろうから。




 

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