Flash Back 3

テーマ:

「リーダー、おはよう!」

 

『・・ああ・・』

 

「何か暗いよ!せっかくの収録なのに」

 

 

・・だから暗いんだよ

 

今日は久しぶりのレギュラー番組の収録で

別れて以来初めてニノに会う

 

 

「早く控え室に行って休も?なんだか疲れちゃって」

 

『昨日も遅かったのか?』

 

「ちょっとね・・」

 

ライブの演出のことでトラブってるようで

潤は毎夜遅くまでスタッフと打ち合わせしてる

どおりで目が赤いと思った

 

 

『寝てないのか?』

 

「少しは寝てるよ」

 

それ聞いて、ソファに座ると自分の太ももの辺を叩いて

 

『ここ、頭乗せて』

 

「え、いいの?」

 

『早くしろ!////』

 

 

照れくさくて思わず叫んだ

 

「ありがと・・」

 

潤は,はにかむようにそう言うと俺の横に座って

頭をひざの上に乗せた

 

 

『あんまり時間ないけどちょっと寝てろ』

 

 

「うん・・・」

 

 

目を瞑った顔は幼かった頃と変わらない可愛い顔だった

 

 

思わずその髪に指を通す

意外にサラサラとしてる

いい香りはシャンプーかな

そして髪を撫でると潤がいきなり目を開けて

 

 

「これってさ、ニノがよくリーダーにしてあげてたのと

同んなじだね」

 

 

『そうか?』

 

 

「いつもやってもらってたから無意識なんだね

だからオレにも何の躊躇もなく出来るんだよ

でも気持ちいいから許してあげる

・・ん。。なんか ねむ・・イ」

 

 

そう言われてみれば思い当たる

映画の撮影で疲れ切ってたとき・・

 

 

 

「リーダーここに頭乗せて、寝ていいからね」

 

 

みんなで座ってるソファでウトウトしかけると

そう言ってくれたニノ

それはあまりに日常茶飯事で

当たり前になっていた去年の夏

 

 

・・そんなこともあったな・・

 

 

そう思って潤の髪を撫でていたら

 

 

バタン! と ドアが開いて

 

 

「おはよ・・・な、なにしてるんですか?」

 

 

ニノが控え室に入ってきて俺たちのこと見てビックリしたみたいで

 

 

『何って・・』

 

言葉に詰まる

 

 

「オレが疲れてるからリーダーがひざ枕してくれてんだよ

ニノが去年よくリーダーにしてあげてたみたいに」

 

 

いつのまに目を開けたのか潤が起き上がりながら

ニノに説明してる

 

 

「去年?憶えてないな、

潤くん、疲れてるなら続けてやってもらいなよ

ひざまくら・・」

 

 

そう言うと反対側に座ってゲームを始めたけど

その視線は俺たちに時折向けられる

 

 

「リーダー、いい?

せっかくいい気持ちだったのにな」

 

 

潤はまた俺の膝に頭を乗せると目を瞑る

 

 

・・続きってどうすればいいんだ?

 

 

仕方なく、ニノの目の前で潤の髪を撫で始めた

それはまるで針の筵のようで

気になってついニノの方を見てしまう

 

 

と・・・目が合った!

 

『ニノ・・俺さ・・』

 

「潤くんが起きますよ、撫でてあげないと」

 

 

・・う~ん

 

 

撫でる手を止めると潤がなぜか動く

こいつ狸寝入りか?!

 

 

「潤くんと付き合うんですか?」

 

『わからない、お前の代わりになるって言われたけど』

 

 

「おれの代わり?」

 

 

 

『潤は一番年下で昔から可愛かったけど

寝てるときは昔と同じ顔なんだなって気がついた、

代わりってことじゃなくて

しばらくはこいつを見ていたいとは思う』

 

 

 

「あの・・おれも潤くんと同い年なんですけど

昔から可愛くなくてすみませんでした!!」

 

 

そう言うと

 

バタン!  とドアが閉まった

 

 

ニノが出て行ったんだ

 

『あ!・・・』

 

「痛い!」

 

反射的に立ち上がった、潤の髪を掴んでたまま

 

 

「リーダーって意外にバカなんですね

おれは嬉しいけどニノはキズついたかも」

 

 

・・こいつ、やっぱり狸寝入りだったんだな!

 

 

自分のバカさ加減は自分がよく知っている

ニノを追いかけたかったけど

 

 

『ちゃんと寝ろ!』

 

強引に潤の頭を自分のひざに押さえつけただけだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 


人気ブログランキング

 

 

 

 

 

 

AD