準備で保育は決まる その3

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こんにちは、副園長の山口景子です。

たぐま幼稚園では11月に造形展という展覧会を毎年行っています。
この造形展では子ども達がいま迄作ってきた作品を幼稚園の至る所に飾り、たぐま幼稚園全体が美術館のようになる日です。

考えただけでもわくわくしますね。
ちなみに造形展前から子ども達は私たち以上にわくわくしています。

製作の時間や絵画の時間に作られた作品が、月日を追う毎により良い作品となり、作品を通して子ども達の成長が手に取るようにわかります。

この造形展では布製作や紙製作、粘土製作そしてクレヨンや絵の具をつかった作品など様々な種類、数の作品を展示するのですが、実はこれらの作品も子ども達が実際に製作する前に一度先生が試作品を作り、作品が子ども達に適切かどうかを吟味して製作にとりかかります。

製作過程が簡単すぎて子ども達が飽きてしまったり、又は高度すぎて完成迄たどり着けなかったりしないようにする為に必ず必要なことです。

試作品をつくる際は、当たり前ですが子ども達が実際につくることを想定しながら作って行きます。その為、製作手順も作りながら考えていきます。糊を塗る順番、色を塗る順番など大人にとっては簡単な事でも、子ども達にとっては難しい事もあります。

次に無事に出来上がった試作品もこれで完成!終わり!ではなく、必ず園長先生に見て頂きます。

ここで良ければ園長先生からアドバイスを頂いたり最終的な製作へ進む事が出来ますが
難易度が低すぎたり高すぎたり、緻密に計算されていないものだと、計画の段階からやり直しなんてことは多々あります。

試作品を作る際に大切な事は、自分の作品や意見を可愛がりすぎて、次に進めない事です。
本当に大切にしなくてはいけないのは目の前の自分の試作品ではなく、子ども達がそれをどうやって作るのか、どのような気持ちでつくるのか等です。
時間をかけ、せっかく作った物は確かに愛おしいものですが、ここで立ち止まるわけにはいきません。より良い物を考え、また試作品を作ります。

そしてついに見事な試作品が完成します。

たぐま幼稚園の先生は、このように作品ひとつに対しても情熱をもって作ります。そして合格した試作品は見た目も良く、作りやすく、子ども達の創作意欲をかき立てます。

やはり保育の質は準備で決まります。
手落ちの無い様に準備しましょう!!
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準備で保育は決まる その2

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こんにちは、副園長の山口景子です

以前「準備で保育は決まる」というタイトルで、いかに保育の前の準備が大切かとお伝え致しましたが、今回は実際にたぐま幼稚園の先生が準備をどれだけ大切にしているかについて、お伝えしたいと思います。

一日の教育活動を行う為に担任の先生はまずカリキュラムを立てます。
つまり子ども達をどのように導いて行くかの筋道を立てます。

それに基づき期案、月案、週案、日案など手落ちや無駄がないように、そして子ども達が成長するように綿密に計画を立てます。
この何種類にも及ぶ計画書はすべて園長先生に提出し、教育計画が適切であるか、クラスの個性に合致しているか、時期はベストか、担任の先生の力量にあっているかなどをすべての項目を見て頂きます。
これが大仕事ですが、この大切な骨組みをしっかりと見てもらえるのは幸せな事です。この骨組みがしっかりしているからこそ、新人の先生でも自信をもって教育活動を行う事が出来ます。
最初はなかなか合格を頂けない事もありますが、合格を頂くまで何度も何度も考え、そして書き直す度に自分の計画の甘さが露呈し反省に繋がります。

園長先生も意地悪で不合格にしているわけではないので、再提出となった計画書は無駄になることはありません。再度提出するものは前回のものに比べると数段レベルが上がっています。
教育計画を書けば書く程、自分の教育に対する認識がしっかりしたものになり実際の保育での失敗が減ります

ここで少し驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか

たぐま幼稚園の教育計画は完全に担任の先生が子ども達の事を本気で考え、自分で考え計画している物です。「自分で」がたぐま幼稚園の教育計画です。
もちろん全てを先生が決めて良いわけではありません。たぐま幼稚園の教育の軸がぶれない様に1年の基本的な流れはありますが、そのアプローチの仕方は各担任の先生の計画に基づいています。

つまり先輩の先生からの「これを必ずしなくてはいけない」などカリキュラムの強い押しつけがありません。その為先生達自身が自分の考えのもと、自分のペースで、自発的に教育活動を行う事が出来ます。これらは園長先生と各先生方が信頼している証です。

信頼関係がある中で質の良い教育計画を立て、
自分が作った物に責任を持ち、それに沿って教育をおこなう

一見当たり前に見えるかもしれませんが、世間では当たり前ではないこともあります


たぐま幼稚園の先生方の表情を見て頂くと分かるのですが、自分の教育に対し自信を持っています。
教育活動中もそれが現れ、先生達の表情も活き活きとしています。

何事も自信を持って、自分の行動に責任をもち教育を行う

私たちはこのような気持ちで毎日、教育活動を行っています。
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自分で壁を作らない

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副園長の山口景子です

実習はいかがでしょうか

まだまだ慣れていない実習で子ども達とどのように接したら良いのか不安に感じている実習生の方も多いと思います

つい数日迄は学生だった皆さんが新しい環境の中で子ども達に「先生」と呼ばれる感覚は、少し照れくさい感情や「もっとしっかりしなきゃ」と反省したり自分を奮い立たせるような、中々無い不思議な感覚です

同世代とばかりコミュニケーションをとるのは当たり前な話で、年の離れた兄弟がいる方やアルバイトやボランティア活動で小さな子ども達と接する機会があるという方は希だと思います
幼稚園の子ども達とどのように遊んだら良いのか、どうしたら受け入れてもらえるのかと不安になることは当たり前です

心配しすぎないことが重要!

身体や心が萎縮するとできる挨拶も笑顔もはたまた保育も魅力が半減します
良い緊張はそのままにし
まだ見ぬことで不安になりすぎる事は勿体ないです
これから実習という方やまだ実習が始まって日にちが浅い方は、まず子ども達が自分を受け入れてくれるか心配するより、まず自分が子ども達を受け入れること

なかなか高度な技術ですが、受け入れる覚悟をすると自然に笑顔や動きは変わってきます
自分の中の壁を取っ払うことが先決で、もし壁を作っていてもそれを見ない様に、透明の壁にして下さい
いつか必ず、気付いた時には壁は無くなっているものです

なんてったって子ども達は実習生の先生が大好きなんですもの!

たぐま幼稚園の子ども達は皆さんの事が大好きです
子ども達にとっての「先生」とは、担任の先生だけではありません
職場見学に来た中学生の学生さんも正規実習や自主実習にこられて大学生の学生さん、はたまた採用面接来られた学生さん及び社会人の方全てです

子ども達は大人と違いあまり人に対し壁を作りません
壁を作っていてもそんなに分厚い壁ではありません

園児が笑顔で元気に登園する姿を私たちは期待しそして大切にしていますが、それは園児だけに限った事ではありません。実習生の皆さんに対しても同じ様に元気にそして笑顔で登園して欲しいと思っています。さあ明日も元気に頑張りましょう!!
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準備で保育は決まる

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副園長の山口景子です
実習生の皆さん
当たり前の事ですが、準備を甘く見てはいけません
たぐま幼稚園の保育の質は前日迄の準備にかかっています
ここで「前日迄」という言葉を選んだのは準備は1日では終わらない事が殆どだからです
単に「明日使う画用紙や絵の具を準備しておこう」であれば数時間で準備できますが
本質的な教育の準備はそうではない

まず子ども達の成長の流れを読み
興味をどのように引き出して行くのか
学びのきっかけとなる遊びは何をするのか
どこまで見守りどこから言葉をかけるのかタイミングも計画します

教育計画を作る際に大切なことは
何を子ども達にさせたい、学ばせたいという気持ちも十分に大切ですが
それよりも大切なのはクラスや子ども達を知る事が大切です
自習の最終日に設定保育をする事が多いと思いますが
その日迄にどこまで子ども達のことをわかっているかが鍵となります
設定保育をするまでに
子ども達は入園して今迄何を感じ学んで来たのか
そして担任の先生はカリキュラムをどのように立てているのか
これらを必ず考える様にしてみましょう

その為、教育計画を立てるときは担任の先生に沢山の質問をして下さい
きっと教育の一つずつが繋がり、子ども達をどのように導いて行きたいのかという先生の想いが質問によって分かると思います

計画にいかないことももちろんあるとおもいますが
経験を積めば積むほど、その誤差は少なくなり「読み」が的確にできる様になります
また計画通りに行かないこともあると思いますがそれらは全て悪い事ではなく
子ども達の興味関心に沿って順番を変えたり臨機応変にする事は教師にとっても色々と気付かされる所があり次の教育に繋がります

教育は計画通りにする事が目的ではありません
なにがなんでも計画通りにする物ではなく
子ども達の表情や、やる気に応じていくらでも変幻自在です

とは言っても実習中の設定保育で臨機応変はあまり好ましいとは言えません
本当にこの計画でいいのかと何度も何度も考え
担任の先生にアドバイスを頂いたり
放課後に自分で実際にタイマー片手に行ってみたりすることが大切です

皆さんの実習が最高の自習になる様に陰ながら応援しています

勢い

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こんにちは 副園長の山口景子です
現在どのクラスも、そしてどの先生も運動会練習の為に毎日の保育を工夫し頑張っております

私たち職員は最善の環境構成を考えたり指導方法を研究しながら毎日の保育を行いますが、それと同時に教育は本来どうあるべきか、どう教育の質を成長させるべきか考えながら保育を行っています

この運動会時期というのは一年で一番実習生が勉強しやすい時期でもある為、たぐま幼稚園でも連日実習生が保育を学んでいるのですが、上記の様に保育を深く掘り下げて考えた際に子ども達の成長の為には現在の教育者だけでなく未来の教育者である実習生の成長も考えなくてはいけません

大学生なら手放しで自ら沢山の事を学び成長できる事もあるのかもしれませんが、たぐま幼稚園では子どもたちと同じ様に大学生の成長の度合い、経験数、やる気等を相対的に考慮し指導をします

運動会時期の子ども達の成長は目を見張るものがありますが、それと同時に教育者の成長、そして実習生の成長も勢いがあります
勢いがあることによって、周りの環境も良くなっています

運動会という大きなイベントの力とやる気に満ちあふれた担任の先生、そして勢いのある実習生とが出会い、いま子ども達は大きく成長しようとしています

もうすぐ10月!そろそろラストスパートに入る時期です
これからも頑張っていきますので皆様宜しくお願い致します!