包括的対策ねぇ。。。 | リーマンとスロッターとバンドマンの狭間

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パチスロを愛してやまないリーマン(兼バンドマン)が綴るパチスロ・パチンコに関するブログ。


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さて、本日も実践なしの一日。


とは言え、花粉に耐えながら墓参りに行ったり等々、疲弊した一日ではありました。


本音を言えば、茨城県大洗町の催し、若しくは、某所で開催された某有名パチスロライター氏のバンドのライブなんかに行きたかったのですが、全て断念・・・。


と言うことで、本日も駄文です。

 

で、折角なので前々から書きたかった事について書こうかなと。


と言うことで、今日のテーマは「依存症と対策」についてです。


ちなみに、当方はその分野の専門家でも何でもないので、あくまでもいち打ち手・いち個人として思ったことなどを書き連ねるだけですので、その旨をご承知の上、以降をお読みいただければと思います。


昨今「依存症」と言う言葉がよく聞かれるようになりましたが、背景としては、昨年末のIR推進法成立があります。


推進法の成立・施行以降、実施法案を検討するにあたり、焦点の一つとして「依存症対策」が出てきたことがトリガーだったと思っています。


端的に言えば、カジノを含むIRリゾートの推進において、包括的な考え方で「依存症対策」が考えられているワケで、その中にパチンコ・スロットも含まれているという感じです。

 

まぁ、まずここで疑問がひとつ出てきます。

 

◆「IRリゾートに含まれる【カジノ】と競馬などの【公営系】、パチンコ等の【遊技系】を、十把一絡げに考えて良いものなのか?」と。


顧客層やシステム的な面での違いがあるにもかかわらず「包括的な対策」を執るということが可能なのでしょうかね。


少なくとも、上記の3カテゴリに分けて、それぞれにおける対策を講ずる方が良いような気がするんですけどね。

 

で、私自身は「遊技系」の分野にしか興味がないので、以降はそこの依存症対策と言う部分に焦点を当てます。


と言うことで、まず対策云々の前にハッキリしていないことがひとつ。


◆「そもそも「依存症」の定義とは何なのか?」


正直、この部分が未定義である時点で、対策もクソもないでしょう。


例えば、よくホールなどで見かける啓発ポスターでは・・・

 


・遊技のために嘘をつく
・使ってはいけない範囲の額を使う
・引っ込みがつかなくなる
・時間や額への意識が緩む
・資金を借りる
・遊技が原因で揉めた

 


あたりが「依存の入り口」のように定義されています。


では、仮にこの定義をそのまま用いるとした場合に、「該当者を選別する手段」とは何なのでしょうか。


私には、全くその手立ては思いつきません。


と言うのも、どの項目も「自己申告」ありきで判断する項目にしか思えないからです。


結局のところ、虚偽の申告が罷り通れば、意味を成しません。


では、虚偽がないような選別をするのであれば、「遊技に関する『何か』に閾値を設ける。」と言う考え方もあります。


実際に、IR実施において、「入場規制にマイナンバーカードを活用する。」と言う案も検討しているようですしね。


そう言った意味では、閾値として設けるとしたら・・・

 


・入場回数
・投資金額

 


あたりが適当かと思います。


ただ、あくまでもそれは「カジノ」である場合の話。


遊技系分野でこの閾値を設けるのは、ナンセンスでしかないです。


例えば、入場回数で規制される場合ですが・・・


・閉店時のデータ、出目チェック

 

に、多大な影響が出ます。

 

翌日に、朝から実践する際のヒントを集める行為が制限されると言うのは、遊技性や戦略性を潰すようにしか思えません。


他にも、

 

・他店舗への移動

 

のカウントをどう取るかによっても、地域特性や立ち回りのスタンスによって有利・不利が生じかねません。


また、電話や食事休憩のための一時退店及び再入場までカウントされたりしたら、たまったもんじゃないですしね。

 


一方、投資金額に上限値を設ける場合ですが、仮に「高設定濃厚な要素があるにもかかわらず、展開が伴わずに投資が膨らむ」と言う状況だったとしましょう。


ヘタしたら、「キチンと立ち回って判別をしていて高設定を掴んだであろう状況にもかかわらず、上限額到達で強制的に遊技の続行を止められる」と言うことになるおそれがあります。


そう考えると、投資への閾値をもって、一意的に「依存症」とされるのは、乱暴すぎでしょう。


むしろ、スロットの遊戯性を理解してキチンと立ち回っている者を冒涜するような行為にすら思えますしね。


そう言った意味合いで、閾値を設けると言うのは、正直なところ「パチンコ・スロットを知らない人が思い付きで考えた」ような策にしか思えません。


では、真に対策が必要な対象である「依存症」とは何なのか。


そこを考えるにあたり、打ち手をレベルで分類してみます。


①上級者
→多くの機種の特性や遊戯性をキチンと把握し、店選びも含めてキチンと立ち回っている

 

②中級者
→それなりに知識も技術も有している

 

③初心者
→機種の特性も何も判らずに、闇雲に打っている

 

そして、ホール滞在時間も分類してみましょう。

仮に、13時間営業×1週間の91時間をフルとして考え、3区分すると・・・

 

Ⅰ:61時間以上

 

Ⅱ:31時間~60時間

 

Ⅲ:1時間~30時間

 

と言うのが妥当でしょう。


で、これらの区分を組み合わせて考えてみると、依存ってどの組み合わせでしょうね?


何が言いたいかと言うと、スキルや知識を要する遊技である以上、単純に稼働時間や投資額だけで依存症か否かを判断しようとするのはナンセンス以外のなんでもないのではないか。と言うことです。


本当に対策を講じたいのであれば、施策を検討する側がホールや打ち手の意見を聞く場を設けた方が良いと思うんですけどね。


果たして、今後どのように議論が進むのやら・・・。


そもそも、自由闊達な意見が飛び交うような議論がなされるんでしょうかね・・・?


と、久しぶりに真面目なテーマを取り上げてみた駄文でした。

 


◆Twitter:@KSYuki_777