BOXING MASTER/ボクシング マスター

輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋40年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。夢と勇気と感動を与えるブログ。


テーマ:
WBC世界フライ級タイトルマッチ。王者・八重樫東(大橋)vs挑戦者・ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の一戦は、本日、両選手ともに計量をクリア(八重樫50.8キロ、ゴンサレス50.7キロ)。いよいよ明日、『至高』の戦いは運命のゴングを迎える。


アマ、プロ通じ126戦不敗。KO率80%超えのゴンサレスを相手にする八重樫選手は、「命を懸けて全力で挑む。僕の生きざまを見届けてください」と、強い決意をにじませた。

一方のゴンサレスも「準備は出来ている」と、3階級制覇達成へ揺るぎない自信をみせつけた。

激戦必至。果たして『至高』の戦いを制するのは・・・。


「強い選手に勝ってこそ、本当のチャンピオンだと思う」(八重樫選手)

1990年10月25日。八重樫選手の師匠、WBC世界ミニマム級王者大橋秀行(ヨネクラ)選手は、1位 李 敬淵(韓国)ではなく、3位のリカルド・ロペス(メキシコ)を挑戦者に選んだ。理由は、「井岡くん(弘樹)の後ばっかり追いかけている感じで嫌だった」のと、「世界の肩書きがあるのに、相手が東洋ばかりじゃおかしいと思って」。

しかし、当時のロペスはアマ、プロ通じ65戦不敗。ルーベン・オリバレス、カルロス・サラテ他、多数の名王者を育て上げた名匠クーヨ・エルナンデスが戦前から、「ロペスは私の最後の最高傑作」と断言。 

海外メディアは、「世界戦が決まった時が、ロペスの長い時代の始まり」と、最大級の賛辞を贈る。そんなロペスを自ら挑戦者に指名した大橋選手は、「怖くて神経性胃炎にもなってしまいましたよ」。 

かくして、「150年に一人の天才」(米倉会長)は、後楽園ホールで最強の挑戦者とグローブを合わせた。                                                                                            

勝ったロペスは歴史に名を連ねる名選手へと成長。52戦51勝(37KO)1分無敗のレコードを残し引退。

試合後、「もう責任ははたした」と引退をほのめかせた大橋選手は、ロペスへの雪辱を決意し再起。92年10月、WBA王座返り咲きを果たしている。

四半世紀の時を越えた今、大橋会長にはこの時の経験がある。そして、師匠の心をそのまま受け継ぐ八重樫選手。明日は、「人生を賭けた戦い」に期待したい。

試合の模様はフジテレビ系列で、9月5日(金) 21時30分~23時22分(最大延長24:37まで)放映。

【金曜プレステージ・村田諒太第5戦&井上尚弥・八重樫東ダブル世界戦BOXINGダイヤモンドグローブSP】

応援、深く感謝です!→  ドミノ・ピザ【PC向けサイト】 
 

【ミニグローブ・ペアセット】 【ミニグローブ・キーホルダー】  【レプリカ・グローブ】

WOWOW

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:
7月12日(日本時間13日)、ラスベガス・MGMグランドで開催される、サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)vsエリスランディ・ララ(キューバ)戦のアンダーカードで、元世界3階級制覇王者アブネル・マレス(メキシコ)が再起戦に挑む。

昨年8月、ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)の強烈な左フックの一撃で、WBC世界フェザー級王座を追われたマレスは、「ストップが早かった」として即再戦を要求。今年2月、ゴンサレスとのりマッチが組まれたものの、自らのケガでこのチャンスを失った。



ゴンサレス戦では過去最高の92万5千ドル(約9400万円)を得たマレス。しかし現在、マネージメントに関するトラブルを抱えている。

5月24日付けでフランク・エスピノサ・マネジャーとの契約が終了したと発表したマレスを、エスピノサ氏はマレスが昨年8月のゴンサレス戦以後、リングに上がっていないのは、契約期間終了を待つ時間稼ぎであり、ケガによる欠場期間は契約が延長されるべきだと主張。

現在、調停裁判が進行しており先行きはまだ不透明。マレスはアル・ヘイモンとの契約を希望。

さて、マレスはアンドレ・ウォード、アミール・カーンらを指導する、売れっ子のバージル・ハンターを新トレーナーに迎えた。これまで攻撃一辺倒だったマレスのボクシングがどう変わるのか。攻撃力こそマレスの魅力だが、サイズ的に見劣りするフェザー級では、このままでは通用しないと感じているのは間違いない。




再起戦相手のジョナサン・オケンド(プエルトリコ)=24勝(16KO)3敗=は、Sバンタム級が主戦場で、同国人のファン・マヌエル・ロペス、ウィルフレッド・バスケスJrには敗れている。

マレスがパワー負けすると思える相手ではないが、倒すパンチはある。ブランクもあり、ゴンサレス戦の後遺症を引きずっていると、目指しているであろう攻防兼備のボクシングが、中途半端な形となって出るかもしれない。

ここはマレスの精神面が試される試合となる。

迷いはないか。我儘マレスの心意気に注目したい。

応援、深く感謝です!→  ドミノ・ピザ【PC向けサイト】 
 

【ミニグローブ・ペアセット】 【ミニグローブ・キーホルダー】  【レプリカ・グローブ】

WOWOW

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
6月14日(日本時間15日)、2度のダウンを奪いながら僅差の判定を失い、WBO世界Sライト級王座の初防衛に失敗した”シベリアン・ロッキー”、ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)。しかし、そのファイトマネーは1年前のティモシー・ブラッドリー(米)戦の15万ドル(約1500万円)から、5倍増の75万ドル(約7600万円)にアップ。



HBOの視聴率も104万人(ピーク111万人)を獲得し、1週間遅れで同日放送されたミゲール・コットvsセルヒオ・マルチネス戦の97万人(ピーク113万人)と、肩を並べている。

セミファイナルのWBO世界Sウェルター級戦は、王者デメトリウス・アンドラーデ(米)が20万ドル(約2000万円)。挑戦者ブライアン・ローズ(英)が10万ドル(約1000万円)で、視聴率は88万人だった。

昨年3月、”シベリアンロッキー”は
パッキャオに勝った男ブラッドリーに挑戦。王者を追い掛け回し、ダウンを奪ったものの1ポイント差の判定負け。しかし、積極的試合ぶりが認められたプロボドニコフは、次の試合でビッグチャンスを掴む。

やはり好戦的ファイトで全米に名前を売り世界王座獲得。
130万ドル(約1億3千万円)の報酬で初防衛戦を迎えたマイク・アルバラード(米)への挑戦チャンスを掴んだ”シベリアンロッキー”は、力ずくで世界王座を強奪。60万ドル(約6千万円)の報酬と共に、さらなるビッグファイトへの出場権をも獲得していた。


王座を失ったクリス・アルジェリ(米)戦の判定は大いに議論を呼ぶもので、”シベリアンロッキー”には、再チャンスが与えられるだろう。(アルジェリの報酬は10万ドル(約1千万円)

23日(日本時間24日)、USA Showtime放送のメインカードで元4階級制覇王者(暫定含)ロバート・ゲレーロ(米)に挑み、闘志あるファイトで元王者に苦闘を強いた亀海喜寛(帝拳)選手。

惜しくも判定を失ったが、この試合ぶりがGBPのオスカー・デラホーヤに強い印象を与え、「1試合はさんだ後、世界タイトル戦を用意してあげたい」と、ビッグチャンスの提供を示唆された。


「ブラッドリーといい勝負したプロボドニコフが、その後、チャンスを掴んで世界王座を獲得した例がありますから」(亀海選手)

1968年、日本人選手として初めて海外で世界王座を獲得した、”シンデレラボーイ”・西城正三(協栄)選手も、負けた試合でチャンスを掴んだ。(ロスでは王座獲得試合を含めて4勝2敗)

そのがむしゃらで、常に一生懸命な戦いぶりがプロモーター、ドン・チャージンの心を動かし、世界タイトルマッチ出場の機会に繋がったものである。(チャージンは、西城選手が世界王座獲得後も、ロスでプロモートしようとしていた)

「なんだかんだと言う前に、自分で海外行って戦ってみればいいんだよ」(西城選手)

日本もそんな時代になって来ましたね。というか、昔はチャンスを求めてたくさん海外に出たものです。

亀海選手、”シベリアンロッキー”目指して、頑張ってほしいと思います。

応援、深く感謝です!→  ドミノ・ピザ【PC向けサイト】 
 

【ミニグローブ・ペアセット】 【ミニグローブ・キーホルダー】  【レプリカ・グローブ】

WOWOW
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:
「何年、何百年に1人というレベルではなく『怪物』です」。元世界王者でもある所属ジムの大橋秀行会長がそう表現する、井上尚弥選手がいよいよ世界王座に挑戦。4月6日、WBC世界Lフライ級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)へのチャレンジは、プロ6戦目。



6戦目で王座を獲得すれば、井岡一翔(井岡)選手の7戦目を抜く、日本最速記録となる。  ボクシング史上初の高校生アマチュア7冠達成、国内最速タイ記録での日本、東洋太平洋王座獲得して来た井上選手に対する期待は大きい。

故・金平正紀協栄ジム会長が、「100年に一人」と売り込んで、プロ9戦目で世界王座を獲得したのは、世界王座13度連続防衛の記録を持つ、具志堅用高選手。


WBAにLフライ級が創設されると、「恥はかかせないから」と強引にランキングに押し込み、7戦目にWBC3位セサール・ゴメス・キー(米)を破ると、金平会長の進軍ラッパは高らかに鳴り響いた。

具志堅陣営のターゲットは、35歳、7人の子持ちでWBC王者となっていたルイス・エスタバ(ベネズエラ)。しかし、WBAの初代王者ハイメ・リオス(パナマ)が2度目の防衛戦でファン・グスマン(ドミニカ)に敗れると、挑戦のチャンスが回って来た。

とはいえ、グスマンは、21勝(15KO)1敗のハードヒッターで、プロ9戦目の具志堅選手を挑戦させるのは、大きな博打。公開練習ではバンタム級のパートナーを引っくり返し、グスマンの強打は本物だと認識させられた日本陣営。

関係者は「具志堅をビビらせないように」と、グスマンの練習を見させないように努めた。



しかし、試合では歴史に残る好ファイトで具志堅選手は見事に世界王座を奪取。一夜にして、ヒーローの座にのし上がった。そして連続13度の防衛。この記録は未だ破られない日本記録である(女子小関選手も同じくV13)。

さて、6戦目で王座に挑む井上選手の目標は、「世界チャンピオンはあくまでスタートライン。僕の本当の目標は、具志堅用高さんが選手時代に残した13度の王座防衛を越えることです」という。



王者エルナンデスは、これまで29勝(18KO)2敗1分の戦歴を残すメキシカン・ファイター。好戦的スタイルの王者は、スピードには欠けるが、迫力十分な連打は、チャンスどころでは止まることをし知らない。

井上選手の未知な部分は打たれた場合。怖いのはワンテンポ遅れる感じのエルナンデスのタイミング。

★フジTV・ダイヤモンドグローブ・スペシャル 6日(日)22:00~23:15(延長対応あり)

スピードとパンチの切れ、足を使った出入りで勝負するであろう井上選手が、王者の強打を空転させマイペースに持ち込むことが出来るのか、それとも、エルナンデスの重いパンチが挑戦者の未知なる部分に踏み込んでいくのか。

グスマンvs具志堅戦同様、緊張感あるスリル十分なファイトになりそうです。

楽しみですね!

応援、深く感謝です!→  ドミノ・ピザ【PC向けサイト】 

【ミニグローブ・ペアセット】 【ミニグローブ・キーホルダー】  【レプリカ・グローブ】
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:
4月、ラスベガスでマニー・パッキャオ(比)とのリマッチが決まった、WBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー(米)が移籍(日本風に言えば)。ノニト・ドネア(比)らを擁するキャメロン・ダンキン氏の下を離れ、新たにガビー・ペニャガリカノ(プエルトリコ)氏をマネジャーに迎え入れた。


ペニャガリカノ氏は、ミゲール・コット・プロモーションの弁護士であり、ビジネスマネージャーを兼ねる人物。

プエルトリコ・コミッショナーを父に持ち、4年前までWBCの契約・法規担当で、2006年3月の長谷川vsウイラポン再戦では立会人として来日。コット・プロの仕事を始めたのを契機にWBCからは離れた。


コット・プロが世話をするハニエル・リベラ(プエルトリコ)の、WBC世界Lフライ級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)への挑戦試合では、コーナー下から、王者の攻勢の前に後退するばかりの挑戦者を、冷静な目で追っていた。

エルナンデスVSリベラ WBC世界Lフライ級戦 

37歳、10年間勝ち星なしの13連敗中の相手に負けた選手を、世界王座に挑戦させた、コット・プロの力はたいしたものであるが、ペニャガリカノ氏の目は、「やっぱりな~」という感じですね。f^_^;



PPVが売れない(ボブ・アラム)とはいえ、ブラッドリーはパッキャオとの初戦で500万ドル(約5億1千万円)のファイトマネーを得た。チャンピオンに立場を変えた今度は、さらに上積みされるだろう。

そんな選手を傘下に置くマネジャーの取り分は、当然ビッグなものになる。

日本のジム制度では、ちょっと考えられないマネジャー交代ですが、個人契約の米国ではよくある話。

コット・プロを背景に戦うことになった、ブラッドリー親子の思惑はいかに・・・?。

応援、深く感謝です!→  ドミノ・ピザ【PC向けサイト】 

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)