前回の続きは金沢駅からです。
【第3日目 1/6(Fri)】
金沢13:42~(北陸本線 普通 黒部行き)~14:37富山
<富山駅周辺散策(富山地方鉄道)>
富山駅前14:50~(富山地方鉄道市電 1系統 南富山駅前行き)~15:04南富山駅前
南富山駅前15:16~(富山地方鉄道市電 2系統 大学前行き)~15:30富山駅前
■北陸雪風情2
昼食を食べた後はゆっくりと歩いて戻ることにしました。
さっきまでの雨もやんで、改めて北陸の天気の不安定さが感じられます。
歩くこと10分、大きく特徴的な金沢駅が見えてきました。
駅舎はドームの形をしていて入り口には鳥居を模った大きな門が聳え、
その構造も大きく長い板状のものが螺旋のようにつながれています。
鳥居の形という歴史的の雰囲気の中に現代的な建築を織り込んでいて、
まさに金沢の玄関口に相応しい堂々たる構えになっているようですね。
交差点を渡ると噴水や木などと周辺は公園のように整備されています。
その真正面には小さく噴出す水で「KANAZAWA」と表現するオブジェが。
実はこのオブジェ、時間が経つと・・・
現在の時間が表示される仕組みになっているんです!
時刻は13:26、昼下がりの金沢駅前は落ち着きを取り戻す時間帯です。
列車の時間も迫ってきているので、ホームへ向かうことにしました。
(誰かのカメラバッグが写ってるけど気にしなーい気にしなーい←)
さて、駅に戻りターミナル駅なのに全て有人の改札を通りホームへ。
これから乗る列車は13:42発の普通黒部行きで4番線からの発車です。
実は金沢駅の4番線は3・5番線ホームの先端に位置しているので、
3・5番線ホームからさらに富山方面に60m歩くことになります。
電光掲示板に案内が書いてあるので迷うようなことはまずないですが、
それにしても表示されている列車の種別といい方面といいバラバラで^^;
流石ターミナル駅・・・なのでしょうが、イマイチ複雑で分かりにくいです。
413系 **編成
そんな3・5番線を抜けると行き止まり式の4番線があります。
既に413系の3両編成が入線、車内は既に席が埋まりつつありました。
なんとか先頭車両のボックスシートを確保して撮影へ。
やっぱり北陸本線の普通列車と言えば413系のイメージが強いですね。
「北陸の普通列車と特急列車」・・・と言ったところですかね。
ちょうど普通列車より先に特急はくたか5号が発車して行きました。
北陸本線の特急街道がしみじみと感じられますね。
この特急が発車してしばらくすると、この普通列車も発車します。
席に戻って数分後、列車はゆっくりと金沢駅を後にしました。
高架だった線路も地上に降りると車窓に金沢車両センターが見えます。
北陸地方の鉄道網の中心ともなるほど広大な規模をもつ車両基地で、
681系・683系などの特急列車はもちろん、413系などの普通列車も。
さらには今ではひっそりと余生を送っている489系もいました!
もっとも災害訓練に私用されるなど、すっかり動く気配はありませんが。
車両基地の奥には既に完成している新幹線の高架橋も見えていて、
ここにも動きゆく北陸の鉄道網を静かに見守る者がいたようです。
森本を過ぎてしばらく行くと、沿線には山が見えてきました。
道路の脇には雪が積もり、段々と北に向かうにつれて増えていますね。
線路と平行にはある程度の交通量がある県道215号線が並走します。
沿線に見えていた新幹線の高架とは倶利伽羅峠越えのため一旦分岐。
本線は津幡を出発するといよいよ県境の倶利伽羅峠に突入します!
倶利伽羅は石川県と富山県の県境に位置している峠。
津幡を出て七尾線と分岐し一路東へ向かうと線路の左右を山に囲まれ、
さらに倶利伽羅も発車するとトンネルに入っていきます。
そのトンネルこそが県境!トンネルを抜ければそこは富山県です。
トンネルを抜けた後はすぐに山間部から出て再び平地になりました。
さらに沿線には新幹線の高架橋も見え、周囲には住宅地も見えます。
ここからは雪もさらに増した富山の平野部を進んでいきます。
福岡は福岡でも博多じゃないですよ(爆)
そんな福岡を発車すると車窓は一気にひらけます!
遠くに白川郷の山々と新幹線の高架橋と手前に建物が少し見えるだけ、
沿線には田んぼの跡地に積もった雪がひたすら続く風景が見えます。
しかしそんな風景も次の西高岡まで来ると見えなくなってしまいます。
と言うのも、富山県第2の都市は高岡市街地に入ったから。
高岡市は高岡城がある昔からの城下町で現在に至っても栄えていたり、
鉄道面でも北陸本線の支線の氷見線・城端線の始発駅になっている他、
富山臨海地区まで伸び市民の足ともなる路面電車の万葉線もあります。
駅には留置線・貨物駅も併設していて、交通の要所になっています。
かなりの乗降がある高岡を発車すると再び雪の中を走っていきます。
が、そこまで閑散とした風景ではなくちょこちょこ民家が見えました。
そんな車窓は呉羽まで、呉羽を出るとちょっとした丘を避け川を渡ります。
そうすればそこは富山市街地中心部、富山県の中心都市です!
沿線には新幹線の建設中の高架とその奥には林立する多数のビル。
都会の風景が見えてくるといよいよ富山駅に到着です。
■地方起こしの"起爆剤"
かつての富山駅周辺は県の中心地にも関わらず「空洞化」していました。
南口には商業ビルが立ち並び、北口は富山港線が延びているだけで、
観光客はおろか地元民でさえもなかなか集まらず閑散としていました。
そんな中、利用者が低迷していた富山港線が平成17年に廃止。
これは2014年開通の新幹線による富山駅高架工事が決定した一方で、
利用者の減少が続いている路線では利益がないと判断したためでしょう。
しかし翌年4月に富山港線の線路を利用した「富山ライトレール」が開通。
一部を併用軌道化した富山駅前~岩瀬浜の約7.6kmを結ぶ路面電車で、
日本初の本格的な超低床の次世代路面電車:LRTを導入しました。
・・・すると富山港線に比べライトレール利用者は最大5倍までに激増し、
『公共交通機関を軸とした都市再構築』は地方の注目の的になりました。
ヨーロッパの鉄道技術をいち早く取り入れたことで多くの観光客を呼び、
さらには地元民も呼び寄せ今ではすっかり地元の足となっています。
列車は黒部行きなので、富山で普通列車を途中下車。
ここからは東海地方を目指して高山本線で一気に南下します!
しかし次の高山本線の普通列車まで1時間半・・・まだ時間があります。
何もしないのは暇というわけで、富山地鉄市電に乗ることにしました。
現在では富山駅前を中心にして、北口からは富山ライトレール線が、
南口からは富山地鉄が運営する3系統の市電線が展開されています。
「次世代の路面電車」とはどこがどのように次世代で人気を博したのか、
今回は富山地鉄市電の富山駅前~南富山駅を往復したいと思います。
T100系 SANTRAM T101編成 (南富山駅前で撮影)
高架化工事中の富山駅南口を出て左に行きしばらく歩くこと徒歩3分、
富山駅から少し離れたところに市電線の富山駅前電停があります。
やがて道路の中央に敷設された併用軌道の線路が見えてきました。
車体に「CENTRAM」の文字をあしらった環状線専用の超低床車両や、
昔ながらの隅から隅まで沿線の店の広告をつけた車両などなど・・・
新旧入り交じった車両が高密度で富山の中心街を往来しています。
まずはそんな超低床車両であるT100系:「SANTRAM」に乗車します!
T100系は富山市内軌道線が導入した超低床車両。
特徴的なことに3車体2台車の3連接車の方式を取り入れています。
既存の車体デザインを使用したもののライトなどの細部はオリジナルで、
内装は青い座席が1列ずつ配置され降り口付近には液晶画面を設置。
国・富山県・富山市の補助を受けて製造した次世代LRTになっています。
因みに、車両の愛称になっている「SANTRAM」というのは、
・車両の構造に"3"連接台車を取り入れたこと
・ライトレールとCENTRAMに次ぐ"3"番目のLRT車両
・燦然と輝く太陽:"sun"のような前途に期待を込めて
と、「さん」の文字と超低床車両を意味する「ユニトラム」をかけています。
そんなT100系は試験的に1系統のみで毎週水曜日を除く毎日運転です。
電停に着くとちょうどいいタイミングでSUNTRAMが入線してきました。
富山駅前止まりなので、一度大学前方面ホームで乗客を降ろしてから、
方向転換しポイントを渡って反対側のホームで乗客を乗せるシステム。
因みに系統は3系統まであり、富山駅前を中心にそれぞれ、
・1系統:富山駅前~南富山駅前
・2系統:大学前~富山駅前~南富山駅前
・3系統:環状線(富山駅前→丸の内→荒町→富山駅前の一方向運転)
の区間の運転になっています。
というわけで、車両の入れ換えを南富山駅前方面ホームで待ちます。
入線すると3連接の内の真ん中の車両にある乗車口から乗りこみます。
運賃は下車時に一律料金の200円を支払う仕組みになっているようです。
乗った後は席に座り窓下のスペースに荷物を置いて発車を待つだけ。
ここからは小雨の降る富山市の町並みを見ていきます。
そういえば運転台は分かりやすいシンプルなつくりになっています。
ワンハンドル式のマスコンとディレクションスイッチにドア開閉スイッチ、
ボタンの数も少なく仕組みも簡素で運転のしやすさも向上していますね。
さて、富山駅前を発車すると富山駅前のビル群の間を走っていきます。
何せ過密ダイヤのため反対側ホームに入線しすぐの発車でした。
乗客は自分たち4人とその他に2人の計6人と少なめです。
駅前を横切る通りを進み交差点を曲がるとまもなく地鉄ビル前電停で、
ちょうど富山駅前の高層ビル群の中心部を通っていきます。
・・・かと思いきや、いきなり地鉄ビル前電停に停まりかけて再加速。
実は、市電はバスと同じシステムで降りるときにボタンを押します。
つまり、次停車のボタンが押されずさらに電停に人がいない場合には、
一度止まりかけてそれでも乗降がないと判断して再加速するわけです。
そんなビル群の中を信号待ちで止まりながらとことこ進んでいきます。
そんなビル群は環状線との分岐点である西町電停まで続きます。
西町電停からは2・3階建ての住宅や商店などが見えてきます。
大きな道路の交通量も閑散としてきて人も点々としてきました。
やがて富山地鉄上滝線の線路が見えてくると、南富山駅前に到着です。
西町電停からここまでずっと住宅地の中を走っていました。
市電はその住宅街からの輸送に一躍買っているようですね。
さて、地鉄上滝線の南富山駅に隣接する南富山駅前電停に到着です。
乗り場の目の前にはタクシーロータリーが広がり、駅前には商店街も。
そして乗り場からは南富山駅の駅舎にダイレクトに行くことができます。
ここからは同じSANTRAMではなく、その次の電車で戻ることにしました。
とりあえず、折り返し待機をするSANTRAMを撮影します。
ドア上側面のロゴ。SANTRAMの文字に編成番号が書いてあります。
色は白を基調として黄色・青・黄緑の帯のデザインです。
「toyama ちてつ」のロゴマーク。側面に小さく書いてありました。
側面LED表示。3色LEDで、南富山駅前行きを表示していました。
因みに、南富山駅前からさらに線路は上滝線の方まで伸びています。
実はここから先には車両基地があり、そのための回送線。
普段は遮断機が降りていますが、車両の出入庫時に使用します。
この日は8000系のトップナンバー車が手前に止まっていました。
おそらく夕方のラッシュの時間までここで休んでいるんでしょうね。
7000系
SANTRAMが発車してしばらくすると、昔ながらの車両:7000系が入線。
屋根のクーラーを囲むように広告が並び、さらに車体にも貼られていて、
この見た目が昔ながらの雰囲気を醸し出しているのかもしれませんね。
富山駅へはこの7000系に乗って行くことにしました。
乗客の降車が終わるとドアが開き、車両中央のドアから乗り込みます。
やっぱりさっきの超低床車両と違うのは床が高いこと。
入り口から急な段差があり登るのにちょいと一苦労です^^;
座席は場所によっては柔らかいを通り越して陥没しているところも・・・
さらに内装からも車両の老朽化がところどころ感じられます。
電車は発車し、再び富山市を今度は中心部へ向かって進みます。
住宅地だけの車窓から段々とビルが混ざり始め最終的にはビル群に。
2系統だったので地鉄ビル前を発車してから次停車のボタンを押します。
押したときのチン♪という音がレトロ感があっていいですね。
かくして富山駅前電停に到着し、市電線の往復旅はこれで終わりです。
新旧2車両を乗り比べてみて、やはり感じたことは「乗りやすさ」。
超低床なおかげでスッと簡単に乗り降りすることができます。
さらにサービスの充実化・車内の清潔さも大きなポイントです。
車内にある次駅表示の液晶画面で放送が聞こえなくても次駅が分かり、
さらに富山の情報を同時に発信でき生活情報の発信源にもなれます。
手軽に利用できるユニトラムは"次世代の富山市"に対応し貢献した、
いわば『地方都市の起爆剤』とも言えよう重要な存在ですね。
続きは次回、富山駅からいよいよ3日目もラストです!
最近の画像つき記事
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#509 北陸雪風情…
02月02日
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#508 北陸雪風情…
01月21日
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#507 北陸雪風情…
01月19日

































































































