小学生が通り魔的に刺殺された事件は記憶に新しい。
逮捕された男は、２２歳の自宅警備員＝ニート（自身は在宅警備員＝家を護っていると言っている）であった。
＜和歌山男児刺殺＞刃物に血液反応 ＤＮＡ型と一致
「和歌山県紀の川市で市立名手小５年、森田都史君（１１）が刺殺された事件において、殺人容疑で逮捕された無職、中村桜洲（おうしゅう）容疑者（２２）の自宅から押収されたナタの一部に血液反応がみられ、森田君のＤＮＡ型と一致したことが１１日、県警への取材で分かった。
県警は、なたが凶器として使われたことを示す重要な物証とみて、追及する。中村容疑者は否認を続けているという。
県警によると、中村容疑者の自室からは、３本のなた（各刃渡り約４０センチ）が押収され、これらは自宅２階の自室にあったプラスチック製衣装ケースの中から発見された。押収時には、いずれのなたからも血痕は見つからず、念入りに洗うなどして証拠隠滅を図ったとみられていた。詳しい鑑定を実施した結果、１本から血液反応を確認した。
中村容疑者宅のげた箱などからは血痕が見つかっており、森田君のＤＮＡ型と一致するものがあったことが既に判明している。
また、なた３本のうち先端がとがった２本は、「く」の字の形状をしていることも分かった。殺傷能力が高く、狩猟や軍隊などでも使われる「ククリナイフ」とみられる。付近のホームセンターなどでは扱っておらず、中村容疑者がネット通販などで購入したとみられ、購入経路を調べている。
事件は５日午後４時１５分ごろ、森田君宅から２軒挟んだ空き地で発生した。森田君は大型の刃物で胸を刺されるなどして死亡し、中村容疑者が７日に逮捕された。」
以上、メディア情報より。
事件発生当時、都史君は午後２時半頃、下校。
一度留守中の自宅に戻った都史君は鍵を開け、荷物を置くとスケートボードを持って家を出た。
犯人はスケートボードをしていた都史君に近寄ると１０回程体中を刺した。
刃物傷の一部は右胸から入った刃物が心臓まで貫通しており、内部で大出血を起こしていた。
また、都史君の頭部には強く叩きつけられた跡が残っており、頭蓋骨が骨折していた。
これはナタか、ククリナイフによる打撃痕であった可能性が高い。
その残虐で執拗な刃物傷から、捜査当時、怨恨であるとほぼ断定されていた。
事件後、防犯カメラや聞き込み、目撃情報等から犯人、中村桜洲が割り出されスピード逮捕となった。
犯人は以前から不審行動を取ることで有名で、被害児童の兄を走って追いかけたり、庭先でゴーグルを装着した状態で刃物や竹刀、木刀を振り回す様子が地元民に度々目撃されていた。
また、草むらの草を鉈で刈る様子が（実際は草を切るのが目的ではなく人を殺す訓練をする様子）目撃されていた。
情報によると、これは昨年の９月から始まっていたと思われるが、この期間、警察による直接的な対応はされてこなかったと思われる（少なくとも事件を止めるための）。
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