オリジナルの絵とか、漫画とか、音楽とか、珍しいものなど《妄想印象派》

脳内にて、東京藝術(芸術)病院 多摩美術病院 武蔵野美術病院 女子美術病院に勤務


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以前、アルバニアのクラシック音楽事情を少し紹介しましたが、

今回は具体的にアルバニアの国民楽派的な管弦楽曲のCD

というものを紹介します。


私は『狂詩曲フェチ』なので、

念のため『Albanian Rhapsody』(アルバニア狂詩曲)って無いだろうか?

と思って検索してみたところ、何と存在してました。

しかも、CDにもなっている!!


アネスティ・ノヴァ

Anesti Nova(1935-)

イスタンブール生まれのアルバニア人移民の子として生まれる。

その後、アメリカへ移住。


CDの解説書を翻訳するのが面倒なので、経歴の詳細は省きます。

CDにはジェイムズ・ノヴァ(James Nova)と出ていますが、

アネスティの息子さんで、トロンボーン奏者として活躍しているようです。

で、収録曲なんですが、

全て、トロンボーン独奏と管弦楽の為の曲なんですね。

息子のために作曲したんでしょうか?


アネスティ・ノヴァの作風ですが、

思いっきりロマン派をベースにした国民楽派

という極めて分かりやすいものです。

19世紀後半的です。

かなり民族的要素がコテコテに描かれているので、

国民楽派好きは大いに注目すべきですね。




悲しみの円舞曲(2001年)

(Valse Triste)

アルバニアの民族的雰囲気の旋律で、

悲しげに歌い上げられるエレジー。

個人的な感想ですが、

如何にも『ドラゴンクエスト』の交響組曲の中にさりげなく

差し挟んでも違和感を感じないと思いました。

如何にも、悲しみの場面で使えそうではあります。

ルーマニアで言うところのポルムベスクの『望郷のバラード』に、

立ち位置的に似ているというか。

テンポの遅い曲というのは、往々にして退屈なのが多いですが、

この曲は魅力的旋律に溢れており、

聴いていて全く退屈さを感じませんでした。


トロンボーン協奏曲『アルバニア民俗旋律による』

(Concerto for trombone and orchestra on Albanian Folk Melodies)

第1楽章は、前述の『悲しみの円舞曲』の様に、

哀愁が漂っています。

ゆったりした感じで、映画音楽っぽいです。

最後はトロンボーンのカデンツァ(独奏)で締めくくられます。

CDでは、このカデンツァのトラックが、

第1楽章の他の部分と分けられています。

第2楽章は、打って変わって明るいメロディとなります。

希望に溢れているような感じ。

アルバニアの清々しい高原をイメージしているようです。

第3楽章は、堂々とした雄大な雰囲気の序奏で始まります。

どうしても『ドラクエ』をイメージしてしまうメロディです。

その後、1:24から、

極めて特徴的印象的な4拍子の舞曲風旋律が現われます。

恐らく、典型的なアルバニアの旋律の一つと思われます

(はっきりとは分からないので、断言はしませんが、

どこかで聴いた様なメロディです)。

このメロディの後も、

別の種類の舞曲風旋律が幾つか現われるのですが、

皆特徴的旋律というか、どこかで聴いた様なメロディで、

中々聴き応えあり!!

終盤に差し掛かるに従って、華やかさが増していきます。

でも、ちょっと「いきなりかなあ」という感じで終わる所が

あと一歩といった感じ。


瞑想

(Maditation)

トロンボーン独奏と管弦楽に、ハープまで動員されています。

珍しい編成だと思いますが、聴いていて全く違和感ありません。

題名どおりのうっとりする感じの優しい曲。

この手の曲は、往々にして退屈だったりするんですけど、

これはそう思いません。

無名の曲にしておくのは大変勿体無いと思います。


アルバニア狂詩曲

(Rapsodi Sqiptare, Albanian Rhapsody)

出だしがちょっと、

『悲しみの円舞曲』『トロンボーン協奏曲』の第1楽章っぽい。

ハープが用いられ、幻想的雰囲気が上手く醸し出されています。

ハープとフルートの絡みがアンデス民謡っぽい?

勿論、トロンボーン独奏も活躍します。

その後、ハバネラのテンポによる

中東っぽいメロディやほのぼのしたメロディ、

雄大さに溢れたメロディ、ジョルジェ・エネスクの有名な

『ルーマニア狂詩曲第1番』(1901)を彷彿とさせるメロディ、

映画やRPGのシリアスな場面のBGMの様なメロディ、

陽気な舞曲風メロディなど、

バラエティに富み且つ魅力的な旋律がこれでもか!!

と立ち現われ、聴き応え充分!!

後半は、テンポ早めの華やかで技巧的な、

エネスクの『ルーマニア狂詩曲第1番』

を思わせる陽気なメロディが支配的で、終盤に近づくにつれて、

その華やかさが増していきます。

そして最後に、大団円を迎える様な感じで締めくくられます。


DCD 426


アルバニア狂詩曲(ALBANIAN RHAPSODY)

トロンボーン:ジェイムズ・ノヴァ(James Nova)

演奏:ブルガリア交響楽団(Symphonika Bulgarika)

(Български симфоничен оркестър)

指揮:ヴァレリー・ヴァチェフ(Валери Вачев, Valery Vachev)

【DCD 426】2005

Summit Records




CD購入はこちら↓

Amazon

Amazon.co.jp : Albanian Rhapsody

HMV

HMV | Albanian Rhapsody: James Nova




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