シャクロとザクロ(შაქრო და ზაქრო)サカルトヴェロのアニメーション | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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シャクロとザクロ(1973)

შაქრო და ზაქრო

Shaqro da Zaqro

 

【スタッフ】

監督(დამდგმელი რეჟისორი):

ガブリエル・ラヴレラシュヴィリ

გაბრიელ ლავრელაშვილი

Gabriel Lavrelashvili

脚本(სცენარი):

T・ゴツァゼ

თ. გოცაძე

T. Gotsadze

 

【映画スタジオ】(კინოსტუდი)

カルトゥリ(ジョージア)映画

ქართული ფილმის

 

 

トラックの擬人化です。

2台、もとい、2人のトラックのうち、

『シャクロ』の方は、品行方正。

しかし、『ザクロ』の方は、乱暴で大雑把な性格。

 

『シャクロ』が、

女のトラックとイチャイチャしている事に

ムシャクシャでもしたのか、

『ザクロ』がトラック専用の(?)バーに行き、

酒、もとい、オイルを飲んでしまい、

酔って乱暴運転してしまう。

 

そして、周囲の皆に迷惑掛けた末に、

悲惨な最期を遂げてしまう。

 

飲酒運転はいけないよ、

という教訓アニメなんでしょうけど、

当時はアニメは子どもの為のものだという意識が

一般的だったと思うので、

その辺どうだったんでしょうか?

 

子どものうちから大人になった時飲酒運転してはいけないよ、

という事を教えるのが目的なんでしょうね。

って、そこまで細かく考えなくてもいいのですけど。

 

トラックが二本足で立つとか、

何気に凄い設定なんですけど。

結構見ててインパクトを感じました。

 

キモイと言えばキモイんでしょうけど、

キモカワブームの今時ならウケそう?

日本だったら、もっとカッコいいデザインにしていた?

 

日本の、電車とかがロボットになったりする

『勇者シリーズ』を思い出してしまいました。

 

擬人化された信号機が、

如何にも『熊のプー太郎』辺りに出てきそう?

擬人化自家用車が、

デザイン的に『カーズ』の先取りっぽい?

 

乗り物の擬人化と言えば、古くは

『きかんしゃやえもん』

(Yaemon the steam locomotive)

『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』

(Steam locomotive Chūchū the tricker)

『きかんしゃトーマス』

(Thomas and Friends)

など。

 

新しいのでは、

『カーズ』

(Cars)

『ボブとはたらくブーブーズ』

(Bob the Builder)

『ぶぶチャチャ』

(I Love Bubu Chacha)

 

日本では殆ど知られておらず、

恐らく日本に紹介したのは私だけと思われる、

ジャンボジェット機の

『ジンボーとジェット族』

(Jimbo and the Jet Set)

それから、名前を失念しましたが、

黄色いオープンカーが主人公で、

オーバーオールを着て帽子を被った

工員風の少年が乗っていたりする、

80年代頃のアニメもありました(名前が知りたい)。

 

実写では

『ナイトライダー』

(Knight Rider)

がありました。

いやあ、懐かしい!!

 

マイナーなのでは、

『しんぶん赤旗』に連載されていた

『宅配ビンちゃん』

(Bin-chan the delivery car)

もあります(何で知ってるん?)。

サヨクじゃ無いっスよ私。

たまたま知っただけです。

 

そういった、

『擬人化された乗り物アニメ』系列の中の、

隠れた佳作ではないかと思ってます。

特に、OPなどの字幕の出る時の

演出が凝っている所が気に入ってます。

 

ジョージアのアニメは、

そういった所に妙に拘っている所があります。

逆に言うと、そういった所ばかりに凝っても

しょうがないんですけど。

 

只、日本人的観点から言わせて貰えば、

ちょっと残酷的なものを感じました。

 

もし日本人がこのアニメを作っていたら、

『ザクロ』が大破しても、

意識だけあるという設定になっていたと思います。

 

で、通り掛かった『シャクロ』に

「おーい、助けてくれ!!」と、

叫んでいたと思います。

 

或いは、最後のオチで、

『ザクロ』が修理されて元通りになって

「もう飲酒運転はしません」と反省しているとか。

 

日本のアニメは残酷描写が多いとよく批判されていますけど、

それは違うんじゃないか?と思います。

 

外国のアニメでも、

こういった周辺的マイナー系ヨーロッパの短編アニメを見ると、

残酷描写が結構あります。

 

しかも、妙に生々しいので、

見ていて後味が悪いんです。

 

中国の『黒猫警長』(黑猫警长)も、

子どもに見せていいのかよ!!?な内容。

 

しかし、日本のアニメの残酷描写は、

オブラートに包まれているというか、

残酷的な場面を見た時の胸糞悪さや後味の悪さを余り感じない。

まあ、感じ方は人それぞれですけど。

 

そして何より、日本人の犯罪発生率の低さ。

残酷描写を見たからといって、

真似しようなんて、

一般的には思わないっしょ?

逆に「嫌だ!!」と思うと思います。

しかも、外国の方が、犯罪発生率高いじゃないですか?

世界で最も危険な国はどこかがわかるランキング - GIGAZINE

日本国内に於ける犯罪発生率も、外人によるものが高いですし。

http://hw001.gate01.com/iica/iicasub3-6.html

犯罪を犯すヤツは、

こういうのを見なくても、

別の切っ掛けで犯罪を犯すと思います。

 

因みに、最近は物騒になってきたと言いますけど、実は、

日本の犯罪発生率は減ってきていると言われています。

日本の犯罪率は昔より実は減っているみたいですね。 - Yahoo!知恵袋

なぜ日本の犯罪発生率は高いのですか? - Yahoo!知恵袋

またまたいつもの様に、

話が脱線した所で、

お開きにします。

 

【修正:追記:2009.10.4】

 

【追記:2009.11.29】

『黄色いオープンカーが主人公のアニメ』

のタイトルがやっと判明しました。

『へーい!ブンブー』です。

 

【追記:2023/8/19】

グルジア → サカルトヴェロ or ジョージア

削除されたYouTube貼り直し。

画像15枚追加。